![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/23/bdb4287aa217095fc71795833564b2b9.jpg)
マキバは、槙葉。
葉がイヌマキに似て細いので、マキバ。
ブラシノキと呼ばれているのは、オーストラリア原産。
日本では比較的育てやすいそうだ。
一度見れば、忘れることのない花姿。
目立つのは雄しべ。
花弁は殆ど目立たず、飛び出した雄しべ、雌しべが印象的だ。
☆
以前、下の樹には「マキバブラシノキ・金鳳樹」の名札があった。
今は外されているし、上の桃色種の方が「マキバブラシノキ」となっている。
どう見ても、同じ「葉」に見える。
花色の違いで名前が違う…と言うことは無いだろう。
幅広の葉を持つと言われる「ブラシノキ」にも赤・白揃っている。
マキバブラシノキ(槙葉ブラシの木) Callistemon rigidus
☆
原産地では30種を越えるそうだし、幾つもの種類が栽培されているけれど、
名前が挙がっているのは、おおむね以下の三種。
マキバブラシノキ(槙葉ブラシノキ) Callistemon rigidus 葉が細い。
キンポウジュ(金宝樹) Callistemon citrinus 別名ハナマキ(花槙)、学名通り、葉に柑橘系の匂い。
ブラシノキ Callistemon speciosus 葉が幅広。
全て「カリステモン」「ブラシノキ」と呼ばれているし、別名にもそう書かれる。
敢えてマキバとついているのは、葉の幅の違いだろう。
「キンポウジュ」「ハナマキ」は同じように「槙の葉」のようだからだろう。
今までは、全てを混在させていたが、いずれこの基準で整理する予定。
(2011.06.11 明石)
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最近、ご近所の方が、ブラシノキをみにったのですが。どんな花なのかしらと思っていたのですが
本当に、コップを洗うブラシのようですね。
赤いブラシと白いブラシは、木の種類が違うのでしょうか?
調べてみると、ブラシノキは、普通、下の写真がのせれていますよね。別名とか、()とか、複雑です。白いブラシは、マキバノブラシノキ・・・複雑です。
ご近所の方は、何色のブラシを見てきたのか不明ですが、たのしそうでした。
学名レベルであれこれ議論しても、この樹はやはり「ブラシノキ」で通りますね。
花色での区別は、白花なんとか、赤花なんとかでおしまいでしょうから。
ただ、桃色なんとかが入ってくるとやはりややこしいので、
敢えて面倒な事にならないように「ブラシノキ」で十分な気がします。
ただ、本来の意味ではかなり幅広のものに対して「ブラシノキ」の名前が充てられているようです。
幾つかの画像をページ内でリンクしましたので、ご参考までに再読頂ければ幸いです。
大船の温室のブラシの木をみてきました。
同じブラシがたくさんあってびっくりしました。
うーん、どうなんでしょうか・・・もう区別がつきませんよね。
詳しいキチンとした個別の名前は、学者先生方のお任せして、もう、みんーーんな、ブラシの木で、いいです。
珍しい植物で、一種類だけだと思っていたら、こんなにたくさんの仲間があるとは、世界は広いですね。
それにしても、一度は、手にとってブラッシングしてみたいです。
面倒な話が多いのは、国産以外に諸外国から様々な園芸種が持ち込まれるから。
持ち込んでそれを育てる方たちがしっかりとして名前を持てば良いのでしょうが、
適当な名前を勝手につけて、どれが正しい…とも議論せずに、
みんな正しい…と通ってしまっているのが現実でしょうか。
金子みすゞの「みんなちがって みんないい」を曲解する人が多い世の中です。