HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

アンズ

2013-03-27 | 春 赤・桃色系

ウメが咲き始め少しずつ寒さが緩む頃になると
いつもだけれど、アンズの花を探している。
県立公園ではなくなった明石西公園、
隣接するがんセンターの付帯公園になって一年が経つ。
懸念されていた通り、花壇の手入れは殆どなされなくなったけれど
樹木は何とか伐採されずに育っている。
ウメもしっかりと花を咲かせているから、一本だけ植えられていたアンズも…
そう思っているのだけれど、旧事務棟の解体工事で立ち入り禁止。
道路側に伸びていた枝は払われていて少し樹も弱っている。

今年は無理かな…と思っていたら
山陽電車・林崎松江海岸駅の南、道路際の民家に一本。
しばらくはここのアンズを撮っているだろう。




 



 


重弁が多いのか、そう思っていたけれど一重のアンズの方が多い…そうだ。
果樹としてはやはり一重の方が良いのだろうか。
(2013.03.11 林崎町)



梅よりも青空が似合う気がする。

咲き進むと白さが増すけれど、やはりほんのり杏色。
萼片の反り返りが目立つ。
(2013.03.15 北王子町)

反り返った萼片がアンズの特徴…、そう思い込んでいた。
だから全ての萼片が反り返る…と言うことになっていた。
確かに多くはその様だけれど、全部…ではなかった。
木を見て、森を見ず…、だった。

改めて花弁の落ちた樹を撮った。
 
アンズの樹肌はウメとは違って見える。
本年枝の先端、「萼が全て反り返る」訳ではない。



アンズ(杏子・杏) バラ科サクラ属 Prunus armeniaca
(2013.03.26 林崎町)
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去年のアンズ 玉津のアンズ ブンゴウメ 杏性のウメ



6 コメント

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Unknown (reihana)
2013-03-22 14:29:38
林の子さま こんにちは
昨夜はありがとうございました。
梅ではなくて アンズとの事で改めて見たのですが
どれがアンズなのか 私には 全く分かりませんでした
ヒョットして 八重の花がアンズなのでしょうか?
梅園でも全く名札が出ていないので困りました
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アンズ?? (林の子)
2013-03-22 16:03:03
reihanaさん、こんにちは。
実際に現物を見ないで断定することは出来ないので、アンズに似ているかな??と思える画像があったので書きました。
「豊後系」と区別して呼ばれるウメの一群にはアンズとウメを交配したものも混じるので、「これが絶対にアンズです…」と言いきるのはむずかしいですね。
このページの画像は、実際に樹肌や萼片の様子を確認したものなので「アンズ」として上げました。
ですので、どこかに類似の特徴があるかどうかで判断されるのが良いでしょうね。
植物園や梅林の名札でさえ、間違っているものもあるようですから『これは何々です』と言い切ることは避けた方が無難だと思っています。
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ありがとうございました (とんちゃん)
2013-03-26 14:56:25
結局今年はアンズの花を見ることもなく過ぎていきそうです。
木場公園のアンズの花を楽しみにしていたのですが行かれずじまい
アンズかウメかと調べていたらブンゴウメというのもあるらしいとそのときに知ることになったのですが八重咲きのアンズはまだみたことがないです。
ブンゴウメの場所は分かったので最盛期の花を今度は見てみようと思っています。
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豊後系杏性の梅 (林の子)
2013-03-26 17:31:16
とんちゃん、こんにちは。
梅が終わり、桃が咲き桜も…ですね。
慌ただしい思いをしなくても、次の年でいいや…と思うことで少しのんびり出来ます。
「豊後梅」と総称されているものには一重も八重もあるわけで、杏にもやはり両方があるようです。
萼片の反り返りだけで杏と即断するのも、反り返りが無いからと梅と即断するのもむずかしいです。
ただ、枝が上にどんどん伸びてしまう傾向が杏にはあると思っています。
ひとつ自信を持って言えるものがあれば一番良いことですね。
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アンズでも! (とんちゃん)
2013-03-27 15:31:50
全く想像していなかった萼片ですね。
そうだったのか!!!とアンズに感謝しなくては♪
「木を見て 森を見ず」 教訓はやはり生きていましたね。
アンズの花を見るときには私も心して!という思いにかられました。
ひょっとしたきっかけから見えなかった何かが見えてくるような・・・
これなので益々興味の枠は広がりっぱなしです!
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やはり見ていない… (林の子)
2013-03-27 21:32:38
とんちゃん、こんばんは。
やはり見ていないものがまだまだあるな…と思いました。
多くの情報が溢れているので知ったツモリが幾つも重なってしまうのですね。
やはり自分で確認する事が回り道になったとしても確実だと感じました。
「ちょっと待てよ…」と思い直す事も必要でしょうから、これから先も勉強の続き、ですね。
梅の方も、名前に拘ること無く違いを見つけておかなくてはと思います。
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