HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

七年目の早春

2012-03-06 | 【独り言】

四年前の冬だった

何か続けられそうな趣味を…、そう思った時まず浮かんだのが「写真」だった
大昔、高校時代には必死で「全日展/学生の部」を目指したくらいに没頭していたけれど
長い時間それは封印されてしまっていた

ひょんなことからデジカメを手にして、さぁそれじゃぁ何を写すんだ…
そう思った最初に浮かんだのが「花」だった
高校時代にはまだまだ自然が残された場所が普通にあったし
花たちも普通に咲いていたから、いつの間にか花好きになっていた

それが、何十年も経って「写真」と「花」が一つになった
考えてみれば、一番安易な選択だったのだろう
だから当分は、季節の花を追いかけることだけだろうし
ここに登場する花も、ごく当たり前に咲いている花たちばかりだと思う

この画像は、先月訪れた北鎌倉・東慶寺の梅
今まで撮り溜めた画像の一部は、既に別サイトに公開させて頂いているから
似たような形になりそうだけれど

----- 2005.02.04 鎌倉・東慶寺 -----
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四年前の冬だった
大手町で仕事の話をしながらお茶を飲んでいた
一段落していつもの雑談になった時にブログ画像の話になった
せっかく撮り溜めたんだからこちらも使ってよ…ということになって
それまで借りていたOCNとは別に、Gooブログを借りることになった
仕事繋がりとは言っても趣味の世界、申し訳ない気もしたが
撮ってきた花画像を整理する傍ら
名前を調べるための図鑑代わりにネット検索もできるし…
ということで、OCN側をアルバム形式にして
こちらを日々更新用に使うことにした

それから4年が経って、画像はとっくに万を超えてしまった
「はじめの一歩」の前にはじめがあったのだけれど
その後の画像はずいぶん違っている気がする

とまれ、はじめの一歩があったからこその画像だから
これから先も大事に残しておきたい


北鎌倉・東慶寺の石段を上がり、山門を入ってまっすぐ進むとこの像に出会う

上の画像と同じ場所から、散策路をはずして撮った画像

トップと同じ4年前に撮った画像の再掲
突然雨が降ってきたこの日、ここでハム次郎さん、ロシナンテさんと会った
北鎌倉の寺には長年手を入れて貰った樹木が今も何気なく育っている
長年、この雰囲気を大事にし続けている人たちがいる
(2009.02.28)
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そしてまた3年が過ぎた。
何もかもが7年過ぎたということになる。
そして同じ早春。
たぶん、何も変わっていない気がする。
咲いている花も、しっとりと雨に濡れた岩肌の苔も、足下の雑草たちも。
だから時折ふっと、今その場所で同じ花を撮っている…ような錯覚。
繰り返すことで人は記憶をより強する事もあるだろうし
ほんの些細なこと、僅かな時間でも残り続ける記憶もある。
そして、何も変わらない同じ早春に、7年前の画像を見ている。
今年は梅と桜が一緒に咲きそうだ…とあちこちで囁かれる。
7年前の北鎌倉では臘梅と梅が一緒に咲いている。
遅くても早くても、春には春。

今年はまだセツブンソウを撮っていないのが少し心残りだ。
(2012.03.07)
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去年のセツブンソウ 今年の梅・白 薄桃  深紅 別ブログの検索ページ


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2 コメント

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東慶寺の梅 (granma)
2012-03-06 20:11:13
こんばんは。
もうそちらにいらしてから7年になるのですね。
東慶寺には何度も行っているのになぜか
梅の見頃の時には行っていないのです。
偶然のようですが明日は夫と円覚寺から歩き始めて
東慶寺、明月院、浄智寺、海蔵寺、英勝寺
大巧寺と巡る予定です。
今年はお写真のようには咲いていないかも知れないですね。
先ほど、ハム次郎さんのところで節分草を見てきた所です。
青垣のように群生している節分草は東京ではなかなか見られないので
ブログで見せていただくのを楽しみにしています。
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遠い昔… (林の子)
2012-03-06 21:05:09
granmaさん、こんばんは。
7年前の画像を二度使うことは、手抜きかも知れないな…と思いながら、
こちらに戻ってもやはり梅の頃の底冷えの鎌倉をやはり振り返ることが多いです。
青垣のセツブンソウを撮りに出掛ける途中でも、道沿いの田んぼなどに咲く梅を見ると、
静かな境内をふっと懐かしく思い浮かべます。
この画像を撮った日の、時雨に傘を出そうと入り口の軒先借りていた時に出会った
ハム次郎さん、ロシナンテさんと暖をとるために入った「吉野」も覚えています。
そのようにして、止まってしまっている記憶も、時には良いものだなと思えるようになりました。
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