詳しく調べていた訳ではない。
穂が出た時点の画像と、そこに花が咲いている画像とを見比べると
少しはわかるだろうと、何となく撮っているものが幾つかある。
幾つかが判然としてくると決まってその中に、これは違うだろう…と言うのが混じっている。
正しくこのイヌムギがその一つ。
よく見れば、ネズミムギやホソムギとは違っている。
時間をかけたところで、小花が開いて葯が飛び出しては来ないと思っている。
ところがどうだろう、辛うじて雄しべも雌しべも見えるようだ…。
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(2013.05.02 松江)
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(2013.04.30 林崎町)
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ノゲイヌムギ(芒犬麦)イネ科スズメノチャヒキ属 Bromus sitchensis
黄色い葯がはみ出し、小穂は熟すと紫色になる。
イヌムギ(犬麦) イネ科スズメノチャヒキ属 Bromus catharticus
(2014.04.26 明石川)
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以下の画像は、昨年撮ってホソムギとして掲出していたもの。
全てイヌムギである。
芒が僅かにある程度で、待てど暮らせど(?)小花が開いて、葯がのぞく筈もない。
(2013.04.21 大明石町)
(2013.04.22 立石)
(2013.04.25 大明石町)
ホソムギ
芒がないか、あっても短い…と、ホソムギの特徴として図鑑などには書かれている。
護穎に芒があるネズミムギと区別されるけれど
ホソムギ、ウシノケグサなどと掛け合わせて品種改良されたものが逸出しているし
近縁種との自然交雑も普通だから、決定的な区別は容易でないのだろう。
ホソネズミムギなどの名前も登場している。
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ネズミムギ ホソムギ ホソムギ・ボウムギ・ネズミムギ
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