二年前までここにはニシキソウが出て来た。
その姿は今年もなく、アレチニシキソウが広がっている。
(2017.09.10 林崎町)
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アレチニシキソウ、ハイニシキソウ、コニシキソウ。
いずれか決める確実な画像も記述もわかりにくくなってきた。
決定的な違いが少しずつ重なり合っているように感じる。
次々と撮り集めてみると、余計に疑問符の付くものが増え続ける。
一時期、苦労して撮り続けたイソギク、ハナイソギクの細かな区別と似たような状況だ。
その先例からするとギブアップ…も近いのかも知れない。
まぁ、徹底してやったところで所詮は雑草…の結論に至る。
▲ 茎の赤味がかなり強い。
▲ 腺体は赤、付属体は薄桃、果実全体に伏した毛、葉にも茎にも同じように伏した毛。
これはアレチニシキソウになるのだけれど、別の場所で撮ったものとは葉の様子が違う。
(2017.08.03 大道町)
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アレチニシキソウ、
かつてはEuphorbia chamaesyce subsp. massiliensis とされていたけれど
現在は学名不詳との記述がある。
ハイニシキソウ、
杯状花序の腺体は赤色、付属体は淡紅色、茎もかなり赤味がかっている。
果実の稜部分にのみ毛が生える。
▲ 上に書いた区別点からは、アレチニシキソウになる。
▲ 幾つかは早くも果実が立ち上がり始めている。
受粉したものは杯状花序の外に飛び出し、熟して種子をばらまく前に立ち上がる。▼
(2017.07.28 林崎町)
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▲ 左下は既に種子をこぼした花、中央の花序にはおしべの葯が黒くなっているのが見える花も2個咲いている。
▲ 果実はまだ黄緑だが肥大している。
▲ 杯状花序の腺体は赤、その周囲にある付属体は薄桃色。
アレチニシキソウ(荒れ地錦草)トウダイグサ科アレチニシキソウ属
Chamaesyce subsp. aff. prostrata(= Euphorbia chamaesyce ssp. massiliensis)
ハイニシキソウ(這い錦草) Chamaesyce prostrata(=Euphorbia prostrata)
(2017.07.25 船上)
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ニシキソウ4種 アレチニシキソウ
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