パナソニックが2012年度内をめどに、携帯電話など通信・システム関連部門で人員の約1割に当たる1000人規模の削減を検討していることが29日、明らかになった。
携帯電話は国内生産から全面撤退する方針を固めており、人員のスリム化を同時に進め、海外勢との競争に勝ち残れる体制とする。
●海外に全面移管
主な対象は、携帯電話子会社のパナソニックモバイルコミュニケーションズ(横浜市)と、 . . . 本文を読む
中国でインターネットサービス大手と電機大手が組み、スマートフォンの新製品を投入する動きが相次いでいる。
百度(北京市)は、四川長虹電器(四川省)と提携。奇虎360科技(北京市)は、華為技術(ファーウェイ/広東省)などに自社ソフトを提供する。
低価格の端末や独自のサービスで利用者を呼び込み、韓国サムスン電子など海外勢に対抗する。
●若者らの囲い込み
検索サービスで中国最大手の . . . 本文を読む
NECカシオモバイルコミュニケーションズは、中南米のスマートフォン市場に参入する。
6月にメキシコで販売を婚め、順次ブラジルなど販売地域を広げる。海外出荷比率を2011年度の3割から13年度に5割に引き上げる。米アップルなどの攻勢で国内で苦雌するなか、海外に活路を求める。
●数万台販売目指す
NECブランドで展開する「MEDIAS(メディアス)」シリーズのスマートフォンを販売す . . . 本文を読む
NTTドコモは16日、夏商戦向けのスマートフォン16機種を発表した。
スマートフォン向けテレビ放送やアニメ配信で課金収入を拡大する。KDDI(au)も、定額で映画などが見放題になるサービスを開始。独自コンテンツで稼ぐ戦略だが、提供するのは米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」対応端末のみ。
米アップル「iPhone」の土俵外での戦いになる。
●一定需要見込む
ドコ . . . 本文を読む
「誰もが自分の後任には好調な企業を渡したいものだ。私もそうしたかった」。5月3日、ノキアがフィンランドの首都ヘルシンキで開いた株主総会で、退任するヨルマ・オリラ会長は悔しさをにじませた。
オリラ氏は経営難に陥った1992年にノキアの最高経営責任者(CEO)に就任。紙や電線など周辺事業を整理し、世界最大の携帯メーカーに変身させた。
そのノキアは今、再び危機的な状況に逆戻りしている。
. . . 本文を読む
フィンランドの携帯電話大手ノキアの凋落が止まらない。
今年1-3月には、14年守った携帯販売世界首位の座を韓国サムスン電子に明け渡した。震源地は世界最大市場の中国だ。かつてノキアが4割のシェアを握った「金城湯池」は今や、サムスンや中国勢が席巻する。
スマートフォンへの対応で後手に回ったノキアは、復活できるのか。
●負のスパイラル
「ノキアは全く売れないよ」。中国のシリコンバ . . . 本文を読む
国内携帯電話市場の勢力図に変化が起きている。
MM総研が9日にまとめた2011年度の携帯電話メーカーの国内出荷台数によると、10年度まで6年連続で首位だったシャープが3位に後退。富士通と米アップルが1、2位に躍り出た。
いずれもスマートフォンの販売増が要因で、スマートフォンのブランド力に勝るメーカーがシェア上位に躍り出る結果となった。
●スマートフォンに舵
富士通の出荷台数 . . . 本文を読む
NTTドコモが独自のアプリや携帯電話端末の値下げで反転攻勢をかける。
KDDI(au)やソフトバンクが扱う米アップルのスマートフォン「iPhone」に顧客を奪われ、ドコモの回線乗り換え(MNP)は大幅な転出超が続く。
価格戦略を駆使するほか、翻訳アプリなど新サービスを次々追加し、回復につなげる。
●顧客流出を半減
ドコモは、5月にメールの文面を自動的に翻訳するアプリの提供 . . . 本文を読む
日本の携帯電話端末メーカーが岐路に立たされている。
スマートフォンの普及に伴って海外勢が台頭し他社端末との差別化が求められるようになった。国内各社は海外市場に活路を求め、そのための武器として高齢者や女性を狙った機種やアプリの展開を強化する。
スマートフォンに本腰を入れ始めて間もない会社が主導権を取れる市場は残っているのか試される。
●半分は海外製
「我々は死の寸前。携帯電話 . . . 本文を読む