携帯電話世界大手の好不調が鮮明になっている。
今年1-3月期には韓国サムスン電子の業績をスマートフォンがけん引する一方で、フィンランドのノキアはスマートフォンの不振で最終赤字に転落した。
スマートフォンの競争力は携帯全体のブランドカに直結しており、業界集計では1-3月にノキアが14年守った世界出荷台数首位の座をサムスンに明け渡した。
●新興国でもシェア低下
米調査会社ストラ . . . 本文を読む
富士通が27日発表した平成23年3月期連結決算は、売上高が前期比1.3%減の4兆4675億円、営業利益が20.6%減の1兆530億円で、最終利益は約22.5%減の427億円となった。
欧州の経済不安や円高による輸出の減少に加え、タイ洪水によるカーナビやLSIの売上減が響いた。
減収減益となる中、スマートフォンを中心に携帯電話の売り上げは好調で、当初計画の700万台を大幅に上回る80 . . . 本文を読む
スマートフォンの低価格化が進んでいる。アジアブランドのスマートフォンが量産効果による低価格で日本市場への攻勢を強めているのがその背景。
台湾のHTCは20日、KDDI(au)向けに日本独自のスマートフォンを供給すると発表。華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)などの中国勢もソフトバンクなど国内キャリア(通信会社)への供給を拡大している。
国内市場でスマートフォンメーカーの価格 . . . 本文を読む
フィンランドのノキアの1-3月(第1四半期)決算は、携帯電話事業の落ち込みが響いて、売上げは前年同期比29.3%減の73億5400万ユーロ(3月30日レートで約8068億円)となった。
また、携帯電話事業が営業赤字に陥ったほか、通信機器子会社ノキアシーメンスネットワークス(NSN)の営業損失拡大で、最終損益は9億2900万ユーロ(約1019億円)の赤字を計上。赤字決算はこれで4四半期連 . . . 本文を読む
携帯電話各社がスマートフォンの調達を海外メーカーにシフトし始めている。
従来型携帯電話(フィーチャーフォン)では国内の端末メーカーから仕入れるケースが圧倒的に多かったが、スマホの台頭で状況は一変。NTTドコモやKDDI(au)が昨年度投入した新機種の4割前後を海外メーカーが占めている。
●世界的潮流に出遅れ
日本は独自仕様の端末が主流だったが、世界共通の基本ソフト(OS)を採用 . . . 本文を読む
米国の無線通信業界団体CTIAがまとめた2011年の米の携帯電話産業は、加入者数が同年末で3億3159万で、前年より7%増加した。
データトラフィック量は、スマートフォンなどの増加により8667億メガバイトで同2.2倍。スマートフォンと無線対応のPDA合計では1億1150万台が稼動中で、同43%増加している。
●設備投資増額
データトラフィック量増大に対処するため、携帯電話各社 . . . 本文を読む
韓国のサムスン電子が1-3月(第1四半期)の携帯電話出荷台数でフィンランドのノキアを抜き、初めて世界トップに立つ見通しとなった。ノキアの2位後退は、14年ぶり。
サムスンは1-3月の携帯電話(スマートフォンも含む)出荷台数を明らかにしていないが、米ロイターでは8800万台、米ブルームバーグでは9300万台と推計。
いずれも、ノキアが11日に発表した端末出荷台数見通し8300万台(フ . . . 本文を読む
世界のスマートフォン市場で、ファーウェイ(華為技術)やZTE(中興通訊)など中国メーカーの存在感が増している。
両社とも中国国内のスマートフォン需要の拡大を背景に、アンドロイドOS搭載端末で攻勢をかけており、12年は2社のシェアが合計で15%に達する見通しだ。
●コンシューマ向けで頭角
ファーウェイ、ZTEは、ともに通信機器メーカーとして近年、急成長を遂げてきた企業。
世界の . . . 本文を読む
電気通信事業者協会などが6日まとめた2011年度の携帯電話契約数によると、ソフトバンクモバイルの純増数が354万300件と同社として過去最高を記録し、契約数も前年度比13.9%増の2894万9000件に達した。
この結果、全体の市場シェアは前年度末の21.3%から22.6%に伸長。2位のKDDIとの差を4.7ポイントまで縮めた。
米アップルのスマートフォン「iPhone」やタブレッ . . . 本文を読む
フィンランドのノキアは4月から、中国向けとしては初となるウインドウズ・フォンOS搭載スマートフォン「ルミア800C」を中国電信(チャイナテレコム)を通じて販売すると発表した。
価格は3599元(約4万7千円)。「ルミア」は、スマートフォン市場で苦戦が続くノキアが巻き返しを託す戦略機種。
●新製品展開に意気込み
ルミア800Cは中国のユーザー向けに最適化した製品で、CDMAネット . . . 本文を読む
世界のスマートフォン市場で、ファーウェイ(華為技術)やZTE(中興通訊)など中国メーカーの存在感が増している。
両社とも中国国内のスマートフォン需要の拡大を背景に、アンドロイドOS搭載端末で攻勢を掛けており、12年は2社のシェアが合計で15%に達する見通しだ。
●コンシューマ向けで頭角
ファーウェイ、ZTEは、ともに通信機器メーカーとして近年、急成長を遂げてきた企業。
世界の . . . 本文を読む
スマートフォン向け放送局である「NOTTV(ノッティーヴイー)」が1日に開局した。
月額420円で高画質の番組を楽しめ、ソーシャル(交流型)メディアとの連動機能も備える。運営を担うNTTドコモの子会社、mmbiは2012年度に100万契約を目指すなど強気の目標を設定した。
しかし、携帯端末で視聴できる動画配信サービスは数多い。NOTTVはどう消費者の支持を得るかが問われる。
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パナソニックは、今夏にも携帯電話端末の生産を海外に全面的に移管する。
5割程度を国内生産しているが、2012年度の海外市場再参入に向けて、生産体制を抜本的に見直す必要があると判断した。携帯電話端末生産をすべて海外移管するのは同社が初めて。
スマートフォンの世界需要拡大を受け各社は海外販売の強化に動いており、携帯電話端末生産の海外移管が加速する可能性がある。
●海外工場に移管
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