日本の「ケータイ」が巻き返しをかけて世界市場に挑もうとしている。
スマートフォン開発に出遅れた日本の携帯電話メーカーは、国内市場で海外勢の攻勢にさらされ、海外展開でも韓国サムスン電子などに大きく後れを取っている。
世界最大の携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス2012」に世界戦略機種を投入、反攻への足掛かりを探るソニーモバイルコミュニケーションズのバート・ノルドベリCEO . . . 本文を読む
ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長は27日、英ロンドンから日本経済新聞社の電話インタビューに応じた。一問一答は以下の通り。
――ソニー・エリクソンを100%子会社に切り替えるメリットは。
ソニー・エリクソンが手掛ける研究開発や、マーケティング活動、販売活動などを(ソニー本体の)消費者向けビジネスと統合することで新たな好機が生まれる。
今回の子会社化で「4スクリーン(4つの画 . . . 本文を読む
英ソニー・エリクソンのバート・ノルドベリ社長兼最高経営責任者(CEO)は、日本経済新聞の電話取材に応じた。
それによると、「カメラモジュールなど日本からの部品が不足している」と述べ、東日本大震災の影響でスマートフォンの生産に影響が出ていることを明らかにした。
3月発売の新機種「エクスペリア・アーク」が人気となっている日本市場には優先して投入する。
●4-6月の出荷に支障
同 . . . 本文を読む
ソニーは、NTTドコモの携帯電話回線を搭載したゲーム機を年内に投入する。
ゲームを操作しやすい携帯電話の開発も同時に進める。スマートフォンがゲーム機の市場を侵食しているため、携帯電話とゲームの両方の特徴を備えた端末で対抗する。
ゲーム機で世界3強の一角を占めるソニーが携帯電話を意識した戦略を強めることで、携帯電話とゲーム機の融合が加速しそうだ。
●世界初の3G導入
ドコモの . . . 本文を読む
英ソニー・エリクソンのバート・ノルドベリ社長は19日、日本経済新聞の取材に応じた。
取材の中で、インターネットを通じて、映画、音楽などのコンテンツをやりとりするソニーの新サービスと、スマートフォンで連携していく考えを示した。
主な一間一答は以下の通り。
――米グーグルのオープン型OS「アンドロイド」を搭載したスマートフォン「エクスペリア」が好調だ。
世界各国で発売したが、特 . . . 本文を読む
英ソニー・エリクソンは2010年1―3月期の営業損益が2000万ユーロ(約25億円)と8四半期ぶりに黒字化した。09年10-12月期は、1億8100万ユーロ(約227億円)の赤字だった。
人員削減などの構造改革効果が出始めたほか、製品群を中高級機種中心に変えた戦略も奏功した。構造改革で赤字という出血は止めたが、今後の反転攻勢に向けて新たな成長戦略が重要になる。
●スマートフォンが牽 . . . 本文を読む
ソニー・エリクソンは、ウォークマン携帯の新機種「Spiro」を台湾の華冠通信に生産委託した。ソニー・エリクソンは2010年度に華冠へ3機種以上をODMで委託する計画。
Spiroは今年の7―9月期に発売、スライド型で音楽再生機能を重視したモデル。今のところ日本への投入予定はないとみられる。
●中級機種の販売強化
ソニー・エリクソンはコストカのある中級機種の販売強化が課題。今後は . . . 本文を読む
英ソニー・エリクソンは、スマートフォンのグローバルモデルでNTTドコモ向けの製品供給を再開する。
個別市場対応から世界共通モデルへと開発方針を変えており、ドコモ向けスマートフォンはその大きな成果。米グーグルによるオープンなソフト基盤の普及なども追い風となり、国内外の垣根はなくなりつつある。
海外進出を目指す国内メーカーにとって、内向きの開発体制を変えるきっかけになりそう。
●取 . . . 本文を読む
欧州の携帯電話機大手の業績悪化が長引いている。
ソニー・エリクソンが16日発表した2009年4-6月期決算は、最終損益が2億1300万ユーロ(約280億円)の赤字(前年同期は600万ユーロの黒字)だった。
最終赤字は、4四半期連続。
●価格下落止まる
携帯電話機最大手のノキアは最終黒字を確保したものの、前年同期比66%の大幅な減益となった。
ソニー・エリクソンの売上高は . . . 本文を読む
携帯電話機で世界大手の英ソニー・エリクソンが、通期決算で5年ぶりとなる最終赤字に転落した。
このほど発表した2008年12月決算の最終損益は、7300万ユーロ(約90億円)の赤字となった。同社は市場シェアの確保よりも損益を重視する方向に転換し、業績を立て直す方針を打ち出した。
だが、世界の携帯電話市場の縮小は加速しており、早期の業績改善は簡単ではなさそう。
●シェア拡大凍結
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ソニー・エリクソンはドコモ向け新機種の供給を中止し、ドコモ主導の次世代技術の開発連合から離脱する。
今秋冬モデル以降、ドコモはソニー・エリクソン端末の販売を取りやめる。同社は、ドコモ向け生産から撤退、成長余地の大きい新興国など海外市場に経営資源を集中させる。
日本法人のソニー・エリクソンモバイルは、夏モデルで2機種を投入したのを最後に、ドコモヘの供給を中止する。
同社の07年度 . . . 本文を読む
英ソニー・エリクソンの小宮山英樹社長は日本経済新聞記者と会見し、「主力である欧州市場と成長する新興市場のてこ入れが急務」と語り、販売網の整備などを積極的に進める意向を示した。
一方、日本市場はNTTドコモ向けについて、「来年から発売する製品の開発を休むことになる」と述べた。
成長が続く携帯電話機の世界市場だが、同社の業は急ブレーキがかかっており、強化地域を明確にして世界戦略を再構築 . . . 本文を読む
ソニー・エリクソンが、NTTドコモ向けの携帯電話端末の商品化計画の見直しを進めている。
端末の開発費が増大する中で蒲ドコモに製品を納入する各社は携帯電話基盤(プラットフォーム)の共通化に取り組み、その成果が出始めた矢先の出来事。
詳細は明らかにしていないが、開発や生産体制の縮小などを検討すると見られる。
●国内市場魅力薄れる
ドコモ向け端末を製造するソニー・エリクソン、シャ . . . 本文を読む
昨年11月に就任した携帯電話機大手の英ソニー・エリクソンの小宮山英樹社長が、日本経済新聞の取材に応じ、「2011年をめどに、世界のトップスリーを目指す」と語った。
2007年の世界シェアは9.2%で4位。米国のほか、インド、中国などで生産・販売網を整備して、世界シェアを15%程度に伸ばす考え。
●米で販売を拡大
小宮山社長は、特にシェアが2%に留まる米国での販売拡大が大きな課題 . . . 本文を読む