区に緊急申し入れ
新制度になり、保育園に入れない児童、見通しが見えないとパートをやめる母親…足立では深刻な事態がすすみ、待機児童数は、全国ワースト8位になった昨年よりも多いといわれています。
同時に、安倍内閣の「新制度」に変わったことにより、保育ママさんも認可園と同列扱いして、区が入所調整をおこなったため、「定員3人が埋まらない」「アルバイトに行きたくても、制限されている」「生活できない」保育ママさんが続出しています。
私は、自らの子育てや保育士だった経験からも、こんな事態はほうっておけないと、申入れ文書を作成し、区議団として緊急に子ども家庭部長に申し入れをおこないました。
申入れ文全文をUPしますね。
保育に関する緊急要望
足立区長 近藤やよい様
2015年4月6日 日本共産党足立区議団
「子ども子育て支援新制度」に移行して初めての年度がスタートしました。
足立区では、4315名が4月1日の保育所入所を申込み、第一次ではその47%(2022名)が入所できませんでした。二次募集後も、25%に当たる1086人が入所できていません。このままでは全国ワースト8位だった昨年よりも待機児童が増えてしまいます。「新制度」において、「長時間保育の必要性あり」と認定されているにもかかわらず入所できない事態は、あってはならないことです。
その一方で、「新制度」によって、認可保育園・小規模保育室・保育ママを並列し同時に入所調整を行う中、区が養成・増員をしてきた保育ママについては、未だに入所児童がゼロというところも数多くいるというミスマッチが起きています。
日本共産党は「保護者の願い・ニーズはより良い保育環境を整えた認可保育園にある。認可保育園整備を基本に、待機児童対策をすすめるべき」「認証保育所などや保育ママについては、認可保育園を補完する役割が重要であり、別の枠組みで支援を強める必要がある」と繰り返し指摘してきました。
しかし区は、認可保育園の計画的な増設を長年拒否し続けてきた中で、現在の事態となりました。
「子どもが来ない」と休業・廃業をする保育ママが出てきてるのに、必要な対策を講じることなしに、4月からまた新規保育ママの募集も行うとしています。これでは矛盾は広がるばかりです。
保護者のニーズや願いを真摯に受け止め、認可保育園の増設を基本とする方向に切り替えるとともに、今いる保育ママへの対応・支援策を強められるよう、緊急に求めるものです。
【要望事項】
1、入所定員に満たない現在の保育ママ等について、所得補償を行うこと。
入所調整を区が行っていながら、入所者が一人もいないのでは、保育ママとして存続できません。より良い環境をと自宅の改修まで行っている保育ママも多くおり、「今までなら自分の努力で乳幼児に入ってもらっていたのに、それができないなら、区で責任を持って何とかしてほしい」の声が多く寄せられています。
2、保育ママに少しでも早く預けたい・預かってもらう必要がある児童については、柔軟に対応すること。
区が入所調整を行うため、次の入所は5月1日からと、機械的に決められており、以前のように「必要だからすぐに預ける」ことができません。個別に保育ママに相談のあったケースについては、「顔の見える関係」で、ただちに入所できるようにするなど、柔軟に対応してください。
3、根本的には、保護者のニーズを的確にとらえて、待機児童対策は認可保育園増設中心に、区の方向を改めること。
同時に、保育ママ・認証保育所など、今まで培ってきた保育資源を失うことのないよう十分に配慮してください。
以上
新制度になり、保育園に入れない児童、見通しが見えないとパートをやめる母親…足立では深刻な事態がすすみ、待機児童数は、全国ワースト8位になった昨年よりも多いといわれています。
同時に、安倍内閣の「新制度」に変わったことにより、保育ママさんも認可園と同列扱いして、区が入所調整をおこなったため、「定員3人が埋まらない」「アルバイトに行きたくても、制限されている」「生活できない」保育ママさんが続出しています。
私は、自らの子育てや保育士だった経験からも、こんな事態はほうっておけないと、申入れ文書を作成し、区議団として緊急に子ども家庭部長に申し入れをおこないました。
申入れ文全文をUPしますね。
保育に関する緊急要望
足立区長 近藤やよい様
2015年4月6日 日本共産党足立区議団
「子ども子育て支援新制度」に移行して初めての年度がスタートしました。
足立区では、4315名が4月1日の保育所入所を申込み、第一次ではその47%(2022名)が入所できませんでした。二次募集後も、25%に当たる1086人が入所できていません。このままでは全国ワースト8位だった昨年よりも待機児童が増えてしまいます。「新制度」において、「長時間保育の必要性あり」と認定されているにもかかわらず入所できない事態は、あってはならないことです。
その一方で、「新制度」によって、認可保育園・小規模保育室・保育ママを並列し同時に入所調整を行う中、区が養成・増員をしてきた保育ママについては、未だに入所児童がゼロというところも数多くいるというミスマッチが起きています。
日本共産党は「保護者の願い・ニーズはより良い保育環境を整えた認可保育園にある。認可保育園整備を基本に、待機児童対策をすすめるべき」「認証保育所などや保育ママについては、認可保育園を補完する役割が重要であり、別の枠組みで支援を強める必要がある」と繰り返し指摘してきました。
しかし区は、認可保育園の計画的な増設を長年拒否し続けてきた中で、現在の事態となりました。
「子どもが来ない」と休業・廃業をする保育ママが出てきてるのに、必要な対策を講じることなしに、4月からまた新規保育ママの募集も行うとしています。これでは矛盾は広がるばかりです。
保護者のニーズや願いを真摯に受け止め、認可保育園の増設を基本とする方向に切り替えるとともに、今いる保育ママへの対応・支援策を強められるよう、緊急に求めるものです。
【要望事項】
1、入所定員に満たない現在の保育ママ等について、所得補償を行うこと。
入所調整を区が行っていながら、入所者が一人もいないのでは、保育ママとして存続できません。より良い環境をと自宅の改修まで行っている保育ママも多くおり、「今までなら自分の努力で乳幼児に入ってもらっていたのに、それができないなら、区で責任を持って何とかしてほしい」の声が多く寄せられています。
2、保育ママに少しでも早く預けたい・預かってもらう必要がある児童については、柔軟に対応すること。
区が入所調整を行うため、次の入所は5月1日からと、機械的に決められており、以前のように「必要だからすぐに預ける」ことができません。個別に保育ママに相談のあったケースについては、「顔の見える関係」で、ただちに入所できるようにするなど、柔軟に対応してください。
3、根本的には、保護者のニーズを的確にとらえて、待機児童対策は認可保育園増設中心に、区の方向を改めること。
同時に、保育ママ・認証保育所など、今まで培ってきた保育資源を失うことのないよう十分に配慮してください。
以上