生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

ヴァイオリン体験教室受講記 その3 チューニング 私が購入した楽器に特有の話しです。

2016-09-20 23:01:57 | 器楽・楽器

 さて、何とか左の肩に楽器を載せ、右手で優しく弓を持ったところで、音を出す前の儀式がありましたね。そうです、チューニング、調音、調律ですね。ヴァイオリンのチューニングはペグ(=糸巻き)の摩擦力で行うわけですが、私が通販で購入した鈴木ヴァイオリンのNo.200eの”e”の文字が意味するところは、楽器が手元に届くまで全く意識しなかったのですが、実は機械式のペグが付いておりました。機械式と言っても弦バスやギターの様なウォームギヤの付いたものでなく、見た目は通常の極々普通のヴァイオリンに付いている摩擦式ペグと殆ど同じです。そうと知らなければ気づく人はいないと思います。

 その中身がどうなっているのかは判りませんが、唯一の相違点はペグの軸の中央部に極々小さな六角穴のネジが付いています。そのネジを回すための六角レンチも付属しておりました。説明書によると六角ネジを緩めて大雑把に摩擦力でチューニングを済ませたら、思いっきり(壊さない程度に)六角ネジを締めるとペグはうんともすんとも動かなくなるそうで、普段はその様に締めた状態で、テールピースのチューニングアジャスターで調音しなさいということです。兎にも角にも初心者にはありがたい仕様の様に思います。

 何れにしても初めてヴァイオリンを購入した身としては、触らぬ神に祟りなしと言うことで、楽器が手元に届いてから取り出して眺めはしたものの全く音を出さずに体験教室に持参しました。で、先生にその様に私の楽器には何やら不思議なメカニズムを内蔵したペグがついているようですと申し上げたところ、先生にしても初めて見たということで、そこはクロサワ楽器の店舗内の教室ですからそのままレッスン室から私の楽器を持ち出して見るからにヴェテランの職人の方に相談すると、他の店員も集まってきて、皆さん(ヴァイオリンとしては)初めてみたと嬉しそうに話しています。ウクレレでは珍しくないようで、早速六角ネジを緩めるとチューニングアジャスターには全く触れずにペグの摩擦力だけでジャストチューニングしてそのまま六角ネジを締め込んで渡して頂きました。

 と言うことで、実は最も自分自身で試し買ったヴァイオリンのチューニング自体は完全に他人任せで次の音出しに進んでしまいました。しかし、最初のレッスンではほとんどの方が先生にチューニングしてもらうものだろうと気を取り直して、次に進んだ次第です。ではまた明日。


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