クックの日記

犬の私が、パーキンソン病歴19年のご主人様と奥様の日常を書きとめました。そして奥様も・・・

ロールキャベツ

2012-11-28 19:03:08 | 管理人の挨拶
奥様は突然‘手づくりロールキャベツ’が食べたくなった。
スーパーの野菜売り場でキャベツが安く売り出されていたからか。

何年振りだろうか。玉ねぎ(日光浴した)をみじん切り。病気する前のようなスピードは出ないが、小学生の家庭科の実習くらいの速さはあったと思う。1個を切り終わると疲れて横になる。しばらくしてフライパンで炒める。休憩。ひき肉と合わせてもみこむ。疲れて休憩。キャベツの葉を一枚一枚破けないようにはがすのも時間がかかる。さっと湯がいてひき肉の具を包んでお鍋に並べて・・・・休憩しながらなんとか煮込む段階まで出来た。
時間はかかるがお料理できたじゃない! 自分をほめていた。形が悪いのは気にしない、気にしない。

寝不足

2012-11-26 10:52:59 | 管理人の挨拶
奥様は朝いつもより早く6時前に目が覚める。しばらく布団の中でごろごろしていたが6時半過ぎに着替え。いつもは起きてから1時間ぐらいは薬を飲まなくても不自由なく動けるのにどうもスムーズに身体が動かない。頭も重い。どんよりとしたお天気のせいだけではないようだ。

神経伝達に必要なドパーミン、パーキンソン病患者に不足しているドパーミンという物質は夜寝ている間に作られると聞く。寝不足は薬の効きも悪くするという。

ここ1週間ほど、ちょっとした心労でか、緊張することが多かった。外出も。そのためか、昨日は 夕方6時ごろからテレビをつけたままでごろごろ横になり眠ってしまった。時々起きるがやる気が出なくてまたごろ寝。10時前にやっと起きだして夕食とお風呂。着替えて寝たのは12時をかなり過ぎていた。細切れ睡眠! ドパーミンを製造貯蓄する暇がなかったみたい。

「規則正しい生活」 の大切さを再認識する・・・・・と言ってもできない時はできないよね。聖人君子じゃないもの。

勤労感謝の日

2012-11-23 20:39:53 | 管理人の挨拶
勤労の感謝の日、奥様は旦那様のいる施設へ。

最近飲み込みが悪く、食事の摂取量も少なくなっていると報告を受けているので、コンビニで「なめらかプリン」を1つ購入して持参。

ベットの頭の部分を上げて、少しずつ、少しずつ、お店でもらった平べったい小さなプラスチィックのスプーンに乗せて旦那様の口に運ぶ。ゴクンと飲み込んだのを見届けて次のスプーンを運ぶ。普通の大人なら2~3分で食べてしまう量を1時間以上かけて・・・・。途中でいい加減いやになるほど遅々とした動き。介助も疲れるものと改めて知る。
カップ1つの量を食べさせるのにも大変なのに、食事介助はもっと大変だろうと想像できる。

施設の介護スタッフに感謝! 勤労感謝の日に思った。

患者会神奈川支部交流会

2012-11-18 20:35:33 | 管理人の挨拶
奥様は昨日、‘患者会神奈川支部交流会’へお出かけ。

昨日は、主宰者 Tさん の大学時代の先輩で、元音楽教諭 千葉佑(たすく)先生がいらしてくださる。定年退職後今は全国各地の学校などへの「音楽の出前授業」をされている。

紅葉、たき火、赤とんぼ、ふるさと など誰でも知っている歌を、時々手遊びや歌遊び、楽しいお話を入れながらたくさん歌う。
先生の親しみやすい話し方と、響きとボリュームのある歌声に酔わされて、みんなどんどん大きな声が出てきた感じ。大声を出して気持ちよかったとか胸が痛くなったなどの感想も。

雨が降る中、参加して良かったんだって。
 

訪問調査

2012-11-13 19:44:07 | 管理人の挨拶
先日介護認定の不服申し立てをしていたので、再び奥様の現状を知るための訪問調査員の Tさん(女性)が来られる。
いつもの通り 靴下は履けるか、足の爪は切れるか、食べ物がつかえるかなどなどなどたくさんの調査項目を質問され、40分ほどで終わり。
帰られる時玄関で 「出たら施錠してくださいね」 と言いながらドアを閉めて30秒ぐらいしてあわてて戻ってこられる。そして 「車を運転されるんですか?」 と最後の質問。玄関を出たところで駐車場に止められている車に気がついた様子。
奥様は 近場だけだけど、薬が効いている時に運転していること、バスを利用する時より疲れないこと、車の運転はちょっとした緊張が薬の効きを良くしてくれるので調子いいこと、とっさの判断が少し鈍くなっているので広い道、歩道がある道、よく知っている道しか走らないことなどを説明。

自転車はバランスが取りにくくなり、転んだら骨折の心配があるので乗らないことにしたので、今の奥様の生活には車の運転を止めるのはちょっと考えられない。でもいつかは止めなければね。

事故起こさないでよ!

2012-11-12 19:28:31 | 管理人の挨拶
奥様は明け方夢を見た。

奥様は、朝、一日分の薬3錠をシートから外して小さなピルケースに入れ持ち歩いている。
夢の中(シーンは明け方)で薬箱を見ると1錠残っていた。昨日夕方に飲むのを忘れたみたい。夕方からの行動を思い返すが薬が切れて動作が遅くなり不自由、不愉快になった場面は思い出されない・・・「薬がなくても大丈夫だ!!!」  と喜んだところで目が覚める。

変な夢を見た・・・これが‘正夢’になることが、今の奥様の‘夢’!

玉ねぎ定植

2012-11-10 18:56:43 | 管理人の挨拶
奥様は畑(市民菜園)へ。
2週間ほど前に土を耕し、たい肥、有機石灰などをすきこんでいた場所(90cm×3m)に玉ねぎの苗100本余りを植えつける。1時間半かけて。
仕上げの水やりをしながら 「今年も植えられた!」 と自己満足。

近くの畑を耕していた Oさん(70歳ぐらいの婦人で一人で市民菜園2区画を利用している方)が 「最近何をやるにも疲れやすくなって・・・」 「(畑仕事)いつまでできるかしらね・・・」 と話しかけてくる。奥様は 「それは私の言うセリフでしょう!」と思いながらも 「1年、1年、考えればいいんじゃない・・・」と返事。
 
奥様にとって畑は‘園芸療法’の場であり、不足がちの野菜を手に入れる場でもあるので細々とでも続けていきたいが、いつまで続くことやら。

置かれた場所で咲きなさい

2012-11-06 19:22:45 | 管理人の挨拶
読書の秋なのか、奥様は珍しく本を読んでいた。
友人から借りた本 ノートルダム清心学園理事長・渡辺和子著 「置かれた場所で咲きなさい」

☆どんな所に置かれても花を咲かせる心を持ち続けよう。どうしても咲けない時には根を下へ下へと降ろして根を張るのです。次に咲く花がより大きく、美しいものとなるために。
☆何も出来なくていい。ただ笑顔でいよう。笑顔でいると不思議と何事もうまくいく。ほほえまれた相手も、自分も心豊かになれるから。
☆倒れても立ち上がり、歩き続けることが大切。
☆人間は悩みはつきもの。けれども、神様は試練に耐える力と逃げ道をきっと備えていてくださる。

などなど、宗教心のうすい奥様も心に沁みるお話が続く。

後半 「美しく老いる」 の章で
「歳をとるということは思ったほど易しいことではありません。今まで出来たことができなくなり、できたとしても以前より時間がかかります。・・・・老いるということにおいて、一番大切な仕事は、このように、ふがいなくなった自分を受け入れて、いつくしむことだと気付きました。・・・・してあげていた自分が、してもらう自分になる。謙虚さが必要になりました。老いは悲しいことばかりではありません。・・・・持ち時間も体力も、気力さえも確実に減ってゆくのだとすれば、いきおい何もかもではなく、本当に大切なこと、必要なことを選んでするようになります。かくして、老いは人間をより個性的にするチャンスなのです。」

奥様は「歳をとる」 を 「病気になる」 と置き換えても通じる部分があるようなきがすると感じた。「病気とともに歳をとる」 でも同じかなー?

サツマイモ

2012-11-04 20:08:07 | 管理人の挨拶
近隣の畑ではサツマイモ掘りが盛ん。散歩していると幼稚園児とその親たちの楽しそうな歓声が聞こえてくる。

奥様も庭のウッドデッキの前に作ったちっちゃな畑に一株だけサツマイモを植えていた。これが葉っぱを食べるサツマイモ 「すいおう」。葉や葉柄はくせがなくおいしく食べられ、葉にはビタミンC、E、K、鉄、カルシウム、ポリフェノール、ルテイン、β-カロテン等の成分がたくさん含まれていて栄養満点と説明されていたので植えたもの。

夏の暑い頃からせっせと食べました。湯がくとモロヘイヤに似た食感。ちょっと飽きてきたので食べないでいるとその辺いっぱいに広がり出しました。緑の野菜がない時とても便利。