一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

里山再生、養老孟司先生の基調講演を聞く。

2014-10-18 06:30:46 | 日記

昨晩は、平泉町役場に出かけて

「世界遺産平泉から始める、里山を、地域みんなで再生してゆく「森林プロジェクト」

のシンポジウムに参加してきました。

基調講演は、養老孟司先生(東大名誉教授)、竹内典之先生(京大名誉教授)

そして、パネリストには、多田孝文(大正大学前学長)山田 雪(大工棟梁)などの

豪華メンバーが顔を揃える素晴らしいシンポジウムでした。

養老先生が、専門の解剖学や昆虫についての話ではなく、経済について話を

されましたが、専門外の経済に興味を持ち今それを勉強しているという話から始まり、

今、お金が世界中にあふれその価値が失われている時、新たな価値観を求めている。

グローバリゼーション経済とローカル経済の対比の話など、とても興味深いものでした。

最近、私は「里山」という言葉に非常に関心が高く、かつて子供の頃の山を

もう一度見直す時期に来ていると感じています。

かつて、山の木は大変な財産であり、その価値は永遠に続くものと思われていた時代も

ありましたが、今は、その価値はほとんど失われ、途方の衰退の一因になっています。

9月の一関市議会での大きな話題が、一関市の森林資源を今後どのように活かして

いくかという事でした。一関地域では、戦後植林された木は、伐期を迎えていますが、

その活用方法が無いため、林業の再生は進みません。林業を生業としている人々は

皆無の状態です。

日本は、エネルギーを始めとして、多くの資源を外国からの輸入に頼っています。

経済第一主義の考え方、「グローバル企業」中心の経済最長がこのような状態を

作ってきたのかもしれません。あらためて、立ち止まって、周辺を見回し、

農業、林業の大切で貴重な資源を「地産地消」していく事を考えていきたいと思っています。

もう一度、この一関市の素晴らしい産業を見直し、官民一体となって経済が地域で

回る仕組みづくりを作っていきたいと思います。

経済は、グローバル企業が作り上げているのでは無く、私たちが日々使うローカル

経済が重要である事を認識した夜でした。

今日から、一関市は「産業まつり」がスタートします。

ブログを書いていたら、窓の外に美しい気球がたくさん舞い上がっています。

素晴らしい、一日がスタートします。

 

 

 

 

 


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