続けて同じような内容の雑記を書くつもりはさらさら無かったのですが・・・
通常国会での論戦がたけなわです。今国会で突然のように争点化されてきたテーマに「格差社会」が挙げられます。
「勝ち組み、負け組み」の言葉が蔓延し、短期間に600万円を8000億円までにした錬金術の面妖さ、「耐震構造偽装」を見抜けなかった民営化などなど・・・改革自由化の影の部分が炙り出されてきました。
改革を推し進めたい一国の首相は「影の部分」に目をつぶろうとしています。
その進める所の改革が、是とされるか非と烙印を押されるかは、いまの時点での判断は時期尚早というべきでしょう。
ですが、一つ言えることは金融市場の自由化が「金さえあれば・・・」の風潮を拡散したことは否めません。
このことを、予算委員会で指摘された首相は、「人はお金に弱いのは事実」と前置きし「人間に大事なのは『名こそ惜しけれ』だ。名誉を大事にしなさいということだ」と渦中の人を戒めた、、、と新聞記事にありました。
‘03年9月2日に、この雑記で『名こそ惜しけれ』という題で書き残しています。
「疑惑の総合商社」と言われた某議員を意識してのカキコでしたが、某議員一人に限らず政治屋全体に向けて言いたかった思いです。
まさか、その政治屋を代表されるようなお人から『名こそ惜しけれ』の引用を聞くとは思いもよらなかった・・・と言うのが偽りのないところです。
自説を主張することは多いにけっこうなことですが、「靖国参拝を批判するのは中国と韓国だけ、他にそんな国はないでしょう?」との開き直りの答弁には唖然呆然とします。
先の大戦で他国を侵略し多くの人々を殺し、傷つけた・・・その被害がもっとも甚大だったのが中国であり朝鮮半島だったわけですから。
この辺で今日の四字熟語を一語、
『牽強付会(けんきょうふかい)』―出典(朱子全書)
-―自分に都合のいいように、無理にこじつける。強引に自説を通し理屈づけること。
付会は傳会とも書き、こじつける、ばつを合わせる意。《同類語、、、我田引水》――
四点セットの攻勢に苛立ちがつのり、ますます「狙介」な表情になる彼の人・・・一度この四字熟語をじっくりと噛みしめては如何なものかと。。。。。近ごろ思うのです。