日本原子力研究開発機構のホームページのトップには、こう書かれています。<o:p></o:p>
―――すぐれた技術 確かな安全 世界に示す新生「もんじゅ」――
茨城県東海村にある、この機構の「加速器実験施設」で、23日<放射性物質漏洩事故>が起こりました。この実験の詳細はよく判りませんので省きます。
この漏洩事故に対して、原子力規制委員会が「放射性物質を扱っている専門家のモラル欠如としか言いようがない!!」と断じています。
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この実験室では、実験装置から警報が出ていたにもかかわらず、研究員は実験を続行し、施設内の放射線量が上昇したため、排気フアンを動かして放射性物質を施設外に漏洩させたのです。
そのフアンには濾器や露紙など、なんの対策も取られていなかったとのことです。(まるで、どこにでもある体育館の熱気逃がしフアンと同じ)<o:p></o:p>
この事故より少し前に「もんじゅ」の設備点検洩れが見つかり、問題になったばかりなのです・・・・・・
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なぜかこの国のプロフェッショナルと称される人々は、素人では考えられないような危うさを持っています。<o:p></o:p>
慣れか、慢心か、過信か?・・・・・<o:p></o:p>
一旦ことが生じた場合にもたらす被害の甚大さに、思いが及ばない「想像力の欠如」が強く感じられるのです。<o:p></o:p>
福島の原発事故にたいする東京電力の対応の稚劣さ、被害を過小視しようとする態度は今回の原子力研究開発機構と同じです。
とくに放射性物質という魔物を扱う原発関連やその他で、ことさら『プロフェッショナルとしての危うさ』を痛切に危惧するこの頃なのです。