こじつけと言われても仕方がないのですが、どうもその「心構え」が似通っているように思うのです。
<できごとの 1>
夏山登山で最悪の遭難事故となった「大雪連峰トムラウシ遭難事故」から、7月16日でまる一年になりました。
ここへ来て、生存者を伴っての警察の実地検証や「中高年登山者」への警告・啓蒙が喧しく言われています。
遭難の原因として、① 日程に縛られた強行軍 ② 参加者の力量差 ③ ガイドの判断ミス ④ なによりも本州の高山と比べ「標高はさほどでも無い北の国の山々」を軽く見て、その気象変化の恐ろしさへの知識が無かった・・・などなどが挙げられます。
<できごとの 2>
一週間前の11日、参議院議員選挙が実施されました。
大方の予想通り与党が大敗を喫し、ねじれ現象による政局の混乱がもたらす国民への悪影響が心配されます。
結果を選択したのは国民そのものですから、悪影響は甘受しなければならないのかもしれません。
それにしても今回の選挙戦に望んだ与党の「心構え」が、前記の「夏山遭難事故」と似通っていることに気付きます。
① 普天間基地問題でみずから日程を設けそれに縛られた。首相交代からの日程の余裕がなく施政方針も煉られず、有権者に浸透しなかった。
② 首相をはじめ幹部の力量不足から、党内のまとまりが無く、てんでんバラバラの発言に終始した。
③ 首相の判断ミスで「消費税」をとつぜん持ち出したことが決定的であった。
④ 一番の敗因はやっぱり「浮動層」という大方の有権者の風を読むことができなかったところにあります。
近年の選挙は、もはや「組織票」に頼る時代ではありません。一見無責任風に装うっている「浮動層」ですが、自分達に直結する問題については実にシビアに看ているのです。
「浮動層」が引き起こす「気象変化」を軽く見てはならなかったのです。
さて、「中高年の登山熱」はあいかわらずホットで、大雪山山系はきょうも多くの登山ツアーの群れで賑わっています。
それでも日程に余裕を持つとか、防寒着をよけいに持参するとかの若干の対策が講じられているようです。
ですが一方の政界与党は、いまだ対策を講じる元気も失せて、仲間内で「鉄砲の打ち合い」にエネルギーを費やしているありさまです。
ねじれ現象を作った「浮動層」は、これから当分の間「イラつき」の思いを強いられることを覚悟せねばなりません。
photo by karusan from OCNフォトフレンド
<静寂の然別湖>
<できごとの 1>
夏山登山で最悪の遭難事故となった「大雪連峰トムラウシ遭難事故」から、7月16日でまる一年になりました。
ここへ来て、生存者を伴っての警察の実地検証や「中高年登山者」への警告・啓蒙が喧しく言われています。
遭難の原因として、① 日程に縛られた強行軍 ② 参加者の力量差 ③ ガイドの判断ミス ④ なによりも本州の高山と比べ「標高はさほどでも無い北の国の山々」を軽く見て、その気象変化の恐ろしさへの知識が無かった・・・などなどが挙げられます。
<できごとの 2>
一週間前の11日、参議院議員選挙が実施されました。
大方の予想通り与党が大敗を喫し、ねじれ現象による政局の混乱がもたらす国民への悪影響が心配されます。
結果を選択したのは国民そのものですから、悪影響は甘受しなければならないのかもしれません。
それにしても今回の選挙戦に望んだ与党の「心構え」が、前記の「夏山遭難事故」と似通っていることに気付きます。
① 普天間基地問題でみずから日程を設けそれに縛られた。首相交代からの日程の余裕がなく施政方針も煉られず、有権者に浸透しなかった。
② 首相をはじめ幹部の力量不足から、党内のまとまりが無く、てんでんバラバラの発言に終始した。
③ 首相の判断ミスで「消費税」をとつぜん持ち出したことが決定的であった。
④ 一番の敗因はやっぱり「浮動層」という大方の有権者の風を読むことができなかったところにあります。
近年の選挙は、もはや「組織票」に頼る時代ではありません。一見無責任風に装うっている「浮動層」ですが、自分達に直結する問題については実にシビアに看ているのです。
「浮動層」が引き起こす「気象変化」を軽く見てはならなかったのです。
さて、「中高年の登山熱」はあいかわらずホットで、大雪山山系はきょうも多くの登山ツアーの群れで賑わっています。
それでも日程に余裕を持つとか、防寒着をよけいに持参するとかの若干の対策が講じられているようです。
ですが一方の政界与党は、いまだ対策を講じる元気も失せて、仲間内で「鉄砲の打ち合い」にエネルギーを費やしているありさまです。
ねじれ現象を作った「浮動層」は、これから当分の間「イラつき」の思いを強いられることを覚悟せねばなりません。
photo by karusan from OCNフォトフレンド
<静寂の然別湖>