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ラストオブ運動会

2006年09月23日 | Weblog
前任校の運動会に行ってきました。

自分は平成14年度より2年、5年、4年と教えてきたため、今年の運動会は教え子のいる最後の機会となります。6年生は最後の華である組体操や、応援団や各運動会係で全校をリードする姿など、見所がたくさんあります。最後の晴れ姿を是非見ようと、寝不足気味の今週でしたが老体(?)にムチをふるい早起きしてでかけました。ちなみに昨年のように黄団に偏って応援するのではなく、6年生全体を応援したい気分だったので服もどっちつかずの白黒に統一することにしました。

差し入れの缶コーヒーを運びつつ玄関まで差し掛かったとき、事務の先生に遭遇しました。
「ああ、先生丁度良かった。」
「お久しぶりです~」
「車貸して。」
・・・何やらカメラの電池がなくなり、緊急に買いに行くことになったにも関わらず職員の車は全部狭いスペースにビッシリ詰め込まれていて使えずにアタフタしていた所に飛び込んだようです。とりあえずコーヒーだけは置かせてもらって「構いませんよ。」と応えました。
「ああ良かった。じゃあこれから行くから職員室にいてください。」

そんなわけで、運動場で開会式の入場行進の曲が鳴り響く中、一人職員室に残って留守番をしていました。トイレを借りに来る人やプログラムが欲しいという人に「自分もトイレに行ってプログラムももらいたいなぁ」と思いつつ応対していました。
待つこと15分、近くのコンビニで売っていたようで思っていたより早く戻ってみえ、ようやく職員室から解放されました。まず校長先生に挨拶に行くとそのまま来賓席に招待され、「自由に動いてよろしい」と不思議な許可をいただきました。まあ昨年は少々動きすぎたかなと反省の気持ちもあったので、今年はしばらくそこで競技を眺め、6年生が団席に多く戻る頃を見計らい出陣。流石に年頃の子ども達の反応は様々でしたが、多くの子達がニコニコ話しかけてきてくれました。また、教えてもいないのに4・5年生も結構寄って来てくれました。その後も極力ウロウロしないよう本部席と児童席を往復する回数を最小限に留め、最後までしっかり応援しました。

片付けも手伝って帰る際、放課後一人でサッカーをしていた教え子に手を振ると、笑顔で大きく手を振り返してくれました。会の途中で話し掛けた時はちょっと嫌そうな感じだったので「嫌われたかな」と少し思いましたが、その様子を見て、「友達の前で嬉しい気持ちを素直に出したくなかっただけだったのかな」と思い直しました。
12歳頃の子ども達の心は非常に複雑ですね。ふと、自分のクラスの事を考えると、ある時「この子は今何を考えているのだろう」「どんな世界に見えているのだろう」と思うことがありますが、それは何も障害があるからというわけではなく、誰にとっても当たり前な疑問なのかもしれません。人は他人の気持ちを全て推し量ることはできませんから、自らの限られた世界の中で理解しようと努力することが必要です。どの年代の誰であっても、何らかの気持ちを共有できる部分をもつ、世界の広い人間になりたいものです。

さて、日焼けの言い訳を考えるか・・・
(昨年と同じオチヵョ)
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