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るろうに剣心

2012年08月23日 | Weblog
実写版るろうに剣心を先行上映で観てきました(ネタバレあり)

るろうに剣心といえば、1990年代後半を代表する剣客マンガです。当時、幕末をモチーフにしたマンガは一切当たらないといわれていたそうですが、ドラゴンボール終了からワンピースやナルト開始まで、ジャンプの看板をしっかりと背負っていました。中でも人誅編に挟まれた「追憶編」の完成度は秀逸で、当時は高校生でしたが、これほどジャンプを待つ1週間を長く感じたのはドラゴンボールのフリーザ戦以来でしたね。もし許されるのなら、OVAの追憶編や星霜編のような、少々暗く影を落とした雰囲気でもう一度全編を連載して欲しいとさえ思っています。

今回の映画は、その追憶編のエピソードもちゃんと含み、幕末の動乱期の雰囲気を感じさせる演出が多く見られたので、自分のイメージする「リメイク版」に近い形での構成であり、なかなか良かったです。剣心がチャラ男だったり、何故か途中刀を捨てて徒手空拳のような戦い方をしている所は少々引っかかりましたが、ストーリーのアレンジについては監督の味がしっかりと出ていたと思います。出会いから恵編までのエッセンスをつないでまとめた感じで、斉藤は出てきましたが蒼紫を省いて、ラスボスに黒笠を持ってきた所に、キャラ人気に便乗せずストーリーを組み立てようとした意図を感じました。剣心の赤い羽織のエピソードや、黒笠の持つ抜刀斎の刀の「呪い」のような描写は、原作を超えたすばらしい演出でした。欲を言えば、展開がやや強引だったので、主人公を含めた役者さんたちがもう少し心情面をしっかり演じられるようになると良いと思います。香川さん演じる武田観柳は最高でしたけどね(笑)

続編の話はないようですが、もしできれば「京都編」「人誅編」で3部作としてほしいです。
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