(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

アンフェア

2011年09月22日 | Weblog
アンフェア the answerを観てきました。(ネタバレあり)

夏休みぐらいから再放送が始まっていたので、ビデオに撮って復習していました。もっと前だと思っていたのですが、2006年開始だったのですね。今回も、前作の映画から4年後の設定ということで、リアルタイムで時が流れている模様です。それにしては、山路さんが老けすぎな気が・・・美央ちゃんも、小6か中学生ぐらいのはずなのですが、ストーリー上絡める要素が全くなかったのか、外国に行っている設定が語られたきりでした。

というか、美央ちゃんが一切ストーリーに絡まなかったというのは、この作品の大きなターニングポイントだとさえ感じました。タイトルからしてこれで終了と銘打っていますが、もしこの先続編ということになっても、おそらくもう彼女の登場はないでしょう。母親が人殺しだったり、誘拐されたり、テロリストによって監禁されたり、致死性の病原菌に犯されたり、父親が惨殺されたり、普通の人が一生に一度たりとも遭遇し得ないようなことをこの娘は僅か12年で全て経験していることになるわけです。これ以上続くとロスでまた事件に巻き込まれかねませんしね。

最後のどんでん返しは圧巻でしたが、そこに至るまでの過程が、というか、肝心の黒幕が宣伝されていたほどはっきりしていないところは少々消化不良でしたね。ここまでメインキャストが減ってしまうと新キャラは全員疑ってかかるしかないですし、そういう意味でも続編はもう作れないのかなと思います。あと、前作の映画を観た人は、あの薬莢を持ち去った人物が誰なのかが知りたかったのに、完全無視なのも意表をつかれました。ありえるのは薫ちゃんか山路さんかでしょうけど、皆まで語らずともどこかにヒントぐらい残して欲しかったですね。これだけ膨らんできたシリーズなだけに、映画内での完結した伏線でなく、もっと前作から絡めてストーリー展開を練って欲しかったです。その気があれば検事ぐらいドラマでもチョイ役として出しておくこともできたでしょうにね。まあ、ともあれアクション部分の迫力やサスペンス部分の緊張感はこの作品ならではのよさが生かされており、2時間があっという間でした。エンディングの仕掛けも面白く、間違いなくもう一度見たくなる映画に仕上がっていたと思います。

それにしても、捜査一課課長がどんなに背伸びしてもマルモにしか見えないのには笑えました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 衝突確率 | トップ | 構造図 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事