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本deドミノ

2015年06月04日 | 時事
図書館の「本でドミノ」企画 岐阜市長「問題ない」
予想通り炎上し、ここまでが館長の「計画通り!(ニヤリ)」でしょうな。

この「本deドミノ」は、岐阜市で現在絶賛移転工事中の新図書館「ぎふメディアコスモス」のオープニングイベントとして計画されているもので、市民から古本の寄付を募り、およそ1万冊のドミノを組むというものです。現在の記録が5千冊程度なので、成功すれば文句なくギネス記録ですな。しかし、何やらネット上では「本を粗末にするな」と否定意見が殺到し、炎上状態になっていた模様です。
確かに、自分も計画を知った時は同じような違和感をもちました。当然「公共の物は大切に」と教える立場ですし、教師は自分の所有物をも公共物化せざるを得ないことも多いですから、自腹で買って教室に置いてある本も子ども達が雑に読めばすぐボロボロになってしまうので、日々修復しつつ「この図鑑は2千円もしたのに!」などとみみっちい注意をしています(笑)また読み聞かせに使う絵本などはよく図書館を利用していますけど、こう言う本って意外と高いのですよね・・・ただ、そうして個人的に「本を粗末にするな」と思う気持ちはあっても、わざわざ電話やメールで苦情を言おうとまでは普通思いません。苦情を言うなんて面倒なこと、かなりエネルギーが要りますからね。最近、色々な所で「危険だ」「不謹慎だ」など、モンスターペアレントのような要求が頻発している気がしますけど、我が子とか、市民だとかならまだしも、そうした自分に直接的な関係がない場合でも苦情を言おうとする気持ちってどうなのでしょうか。デモ行進などもそうですけど、何か私生活が上手くいっていないのではないかと勘繰りたくなりますな。

公共物ならいずれ自分が読むこともあるわけですから、新館に並ぶ予定の本をそうした遊びに使うのであればやはり不快ですが、蔵書ではなくわざわざドミノに使う目的で本の寄付を募るわけなので、ゴミになる所を再利用した形であり、趣旨に賛同した人の本しか集まってきません。おそらく、図書館側もこうした苦情が出ることも織り込み済みでこういう募集にしたのでしょう。自分のような考えをもつ人は寄付しなければいいだけですし、本はと同じく中々捨てられませんから、この企画が最後の一押しというか、自分の書庫整理をする良い機会にできる場合もあるでしょう。例えば寄付する本を探すうちに久しぶりに思い出の本と再開したりもするわけで、そういうきっかけを生む意味でも企画した意義はあるわけです。ドミノ動画は新館であらゆる宣伝に使えますしね。是非ピタゴラスイッチのような面白い仕掛けやメッセージ性の強い形にドミノを組み、完成後はでかいモニターで延々と流し続けて欲しいものです。本番だけでなく、この苦情の件も含めてプロジェクトXのようなドキュメンタリーで制作秘話も見たいですな(笑)

まあ自分としては、どうでもいいから早くオープンして欲しいです。分館しかないのは結構不便なので。

<追記>
と言うわけで、12日(日)に無事取り組み成功した模様です。
目標以上の12000冊余が集まり、うち10148冊並べ、2回目で9862冊倒れたとか。
前回記録が5318冊なので、これでギネス内定ですね。
まあ、いずれにせよこれでオープンなので、楽しみです・・・ってまだ1週間待つのヵョ!?

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