KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

マラソンを愛する皆様、こんにちは。
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トリノ五輪について、ちょっと一言 vol.2

2006年02月20日 | その他のスポーツ
アトランタ五輪の前にBSチューナー内臓テレビとビデオを購入して以来、五輪やサッカーの国際試合はほとんどNHKのBSで見ていた。
数日前、たまたま民放のトリノ五輪中継を見て、TBS以外の局もほとんど「世界陸上」の手法で番組を作っているのに、今頃になって気づいた。

トリノ五輪開幕から10日を過ぎて、いまだ日本メダル無し!!

誰がこのような結果を予想したか、と言うよりも、
「男子だけでメダル5個」
などという、「Number」誌の予想は一体何だったのだろう?
「日本はせいぜい銅メダル2個」
という予想をしたアメリカの「スポーツ・イラストレイテッド」誌というのは、この雑誌の創刊時のお手本だったはずだが。

期待外れと批判の槍玉に上がっている、スノーボードのハーフパイプだが、前回、僕が書いたことはあながち間違いではなかったようだ。それだころか、スポーツ紙の伝えるところでは、コーチ陣がライバルの実力を過小評価していたのだとか。

マラソンに置きかえると、強化部長がロンドン・マラソンやシカゴ・マラソンを見ていなかった、あるいは見ていても、ポーラ・ラドクリフを見くびっていたようなものか。
エドモントンの「世界陸上」で、男性キャスターが、マラソンの優勝候補だった当時の世界記録保持者、カリド・ハヌーシを
「彼はローカルなレースしか走ってませんからね。」
と紹介していたのに、失笑させられたが、現場の人間がその程度の認識だったということなのか。(ハヌーシは結局リタイアしたが。)

去年の「世界陸上」の日本の女子マラソン
代表を「史上最強」だの「メダル独占」などと煽ったテレビ局も似たようなものだが、五輪じゃないから、そんなに話題にもならなかったようだ。

マラソンを少しでも知っている方なら、2年前のアテネ五輪のコースがいかに厳しいもので、8月のアテネがいかに暑いものかは分かっていたと思う。少なくとも、北海道や長野とトリノとの気候やコースとの違いを知る人よりは多いと思う。アテネ五輪のマラソンの結果を予想するのに、
「ここで自己ベストを出せたら、金メダル。」
などと公言する人はいなかったと思う。もしいたら、笑い者だ。

「4回転ジャンプが決まれば、金メダル確実。」
それって、アテネやアトランタの「過酷なコース」で、代表選手に自己記録の更新を期待するようなものじゃないのだろうか?

スノーボードのハーフ・パイプに、愛媛県の高校生が代表の有力候補だったのを、ご存知だろうか?地元のメディアでは昨年末からしばしば取上げられていた。故障のため、最終選考となる大会に欠場したため、代表の座を逃してしまった。松山市の中心部から車で30分ほどの重信町(現在は合併して東温市)に、一年中スノーボードが楽しめる屋内施設があるのだ。

http://a-x.jp/

国内最大のハーフパイプが設置され、ナショナルチームの強化合宿にも利用されている。地元からも、選手が育っていて、ワールドカップに参戦したり、国内の大会で今回の代表選手に勝っている選手も愛媛にいる。

「ダメな日本選手」の代表扱いされるばかりか、スポーツ紙のベテラン記者にも
「中高年には共感しにくい種目」
「なんで五輪の正式種目になったのか」
とまでこきおろされている有様だが、もしも、愛媛から五輪代表になっていたとしたら・・・。

言うまでも無く、愛媛県から過去に冬季五輪の代表になった選手はいない。四国でスキーができることさえ知らない人も多いのではないか?
(僕の知人で、名古屋以北に住む人は、ほとんど、知らなかったようだった。)

この競技のイメージも少しは変わっていたと思う。中高年層にも支持されたのではあるまいか?それこそ、離島や過疎の村の高校が甲子園に初出場した時のように。

今日の地元のラジオでの人気パーソナリティの
言葉、
「なんだか、フィギアスケートが夏の五輪でのマラソンみたいになってきましたねえ。」



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