公正証書遺言の文案及び証人を依頼されました。趣旨をまとめ,必要にして十分な表現をするように心がけました。
また,受遺者が先に亡くなったときに備え,補充文言も入れました。
公正証書の作成費用は受遺者毎に計算するので,受遺者が複数になると費用が嵩みます。
今回,遺言者が歩行できないため,入所施設の遺言者の部屋に出張してもらうことにしました。
遺言者は耳が遠いので,公証人もやさしく大きな声で必要事項の確認をされていました。
遺言手続が終わった後,「これで思い残すことはない。すぐ死んでも良いなぁ。」といっていたものが,家族の声援を受けて「あと5年は生きようと思う。」という言葉が出たとき,人の心情は他者の行為により,微妙に揺れ動くものなのだと思いました。
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