亀田司法書士ブログ

越谷市の亀田司法書士事務所のブログです

弁護士からの手紙

2017-04-21 17:58:07 | 遺言・相続

弁護士から手紙が来て,昨夜は心配で寝られなかったと相談がありました。手紙の差出人の弁護士は,相続財産管理人でした。

民法255条に,「共有者の一人が,その持分を放棄したとき,又は死亡して相続人がないときは,その持分は他の共有者に帰属する。」とあります。

今回の件は,相談者の兄弟が亡くなり彼は生涯独身で,法定相続人である兄弟全員が相続放棄をしたため相続人が無い状態になりました。

そこで,前記民法の規定によれば,他の共有者である相談者にその共有持分が移転することになります。その為の登記に協力して欲しいとの内容でした。

その不動産は,現在通路として使用している土地なので,持分移転の登記を受けることに異存無く,貴方にとっては良いことですよと説明しました。

弁護士からの手紙といっても,決して悪いことばかりではありませんね。

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遺言の必要性

2017-04-10 15:46:40 | 遺言・相続

最近,相続する方のご子息からの相続登記の委任を受けることが多い気がします。

これは,80才を超える寿命により,法定相続人である被相続人の子も60才を超える方が多く,中には体調が万全ではない方がいて,その方に代わりインターネット等を駆使できる40代前後の被相続人からみて孫世代の方が,相続手続の相談や依頼をすることが少なくないからだと思われます。

さて,亡くなった方に子供がいない場合,特に戸籍の収集が大変です。なぜなら,亡くなった方のみならずその両親の死亡から出生まで遡った戸籍が必要になるからです。

つまり,子がいない場合兄弟が相続権を持ちますので,兄弟の存在を確認するには,その親の出生までの戸籍が必要になるからです。

今の時代,生涯子供を持たなかった方も少なくありません。自分の死後のことはなかなか考えられないものですが,ふと,財産の行方についてアドバイスを受けておくのも良いでしょう。

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消滅時効に注意

2017-04-07 11:40:14 | 遺言・相続

亡母宛にクレジット代金の請求書が届いたとの相談がありました。未払代金ですが,遅延損害金を含めると100万円を超えるほどの高額になっています。

さて,2回目の請求には,和解提案として40万円の支払をもってその余を放棄するとありました。

亡母の債務ですから,債務があることを知って3か月以内に相続放棄することが先ず考えられます。ところが,亡くなってから7年も経ちます。

クレジットの契約書を見ると,購入時の3か月後の一括払いと記載されています。そうすると,債権が時効消滅している可能性が大です。

亡くなっている母が債務の承認や一部の支払をすることは考えられません。相続放棄が確実ですが,相続放棄は最初から相続人でなかったことになるのですから,後順位の相続人が発生し,その人も放棄をする必要に迫られる可能性が発生します。

債権が時効になっているなら,消滅時効を援用すべきでしょう?

時効になっている債権でも時効を援用されるまで,請求すること自体は法的に何の問題も無いのです。

このようなときに法的判断を誤らないようにする必要があります。


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後見人の仕事の特徴

2017-03-21 16:36:55 | 遺言・相続

後見人の仕事の特徴は,①終了まで期間が長い。②案件による個性が際立ち,パターン化されたものが少ない。③親族との関係性に神経を使う。④終了の際,相続争いに巻き込まれる可能性がある。

ただし,この特徴は,法律職としての経験を積むために有益な場合も多くあります。①②は,仕事のバラエティに富むと考えれば,様々の経験ができることになります。③も良好な関係を築ければ,親族の生活に役立てていると実感できるでしょう。④は,相続争いが生じた場合に,信頼の下にその仲介役を依頼されることもあり得ます。

以上のことを考えると,後見業務は,法律職としての素養を身につけられる貴重な業務と言えます。

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今年の仕事の傾向(3)

2017-02-06 17:55:46 | 遺言・相続

今後日本は,超高齢化社会に突入していくことは明らかです。遺言・相続・後見等高齢者に関わる仕事が増えていくことが予想されます。

そして,インターネット等の利用により情報の取得が容易になったとはいえ,サービス業においては専門化がさらに進み,多様性が増していくように思います。その中で私が手掛けていきたいと思う業務は,相続による資産承継及び高齢者の財産管理業務です。資産承継業務については,現在の親族関係の希薄さゆえの遺産分割協議の困難性から,需要があると思います。

承継内容が確定している遺言が有れば,後は遺言執行業務を残すのみですから,預金の払戻し・不動産の相続登記は,手続の複雑さはあっても実現は保障されます。しかし,遺言がない場合の,特に子がいない方の相続につきましは,日常交流の無い親族との話合いが必要になる場合も少なくありません。

その際,話の切り出し方にとまどい,気をもみ,挙げ句の果て方法を誤れば感情面のもつれにもつながりかねません。 そうした中,誰の肩を持つのでもなく中立的な立場で,法律的な根拠や割合を示した文章を作成し,親族間の合意形成に努める役割を果たすのには,司法書士の立場はとても良いのではないかと思うのです。

昨年は,大きな資産を持つ兄弟間(甥姪間)の協議を手掛け,無事終わらせることができました。当初,困難と思われた事例が,スムースに進行できたことに限りない満足感を覚えました。

近い時期に法務局による法定相続情報証明制度も始まります。相続登記に係わり戸籍の収集を業務としてきた司法書士の活躍の場は広がると思います。司法書士の役割は,円満な相続にあると思います。

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