東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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白鳥4丁目押草団地

尾三消防のはしご車はどこまで届くのか?…ツイッターに寄せられたご意見に答える

2015年11月30日 | 東郷町
 11月29日(日)に春木台小学校で開かれた町総合防災訓練の様子をお伝えするために、いくつかしたツイッターへの投稿の1つhttps://twitter.com/kadohara/status/670961155888693249
で、会場に来ていたはしご車の写真とともに、「梯子車を使った学校屋上からの救出訓練。尾三消防本部管内では東郷消防署、日進消防署、みよし消防署に各1台が配備されています。」と書き込みました。

 すると次のようなご意見が寄せられました。
https://twitter.com/kinokuniyanet/status/671018859827171328「はしご車を見たら、MAX何mで市内でカバーできない高層建築はあるのか?を気にするべきやな。……」

 おっしゃる通りだと思います。会場では次のことを隊員から教えてもらいました。

長さは30mで条件が良ければビルの11階まで届く

 しかし、「カバーできない高層建築はあるのか?」ということは聞いてませんでした。

 そこで尾三消防本部消防課にお伺いし、このことについて質問しました。

 私の電話での問い合わせに対し、さっそく「高層建築物一覧」という資料を作ってくれていました。

 そこで示されたのは、地上階数と高さ。

東郷町…11階(32m)~15階(42m)の6物件

日進市…11階(33m)~20階(59.6m)の27物件

みよし市…11階(31m)~14階(43m)の14物件

 いずれも高層住宅です。

「はしご車が届かない建物はどうするの?」

 実際、子ども向けの防災教室などではこのような質問が出るそうです。これに対する回答は
「はしごが届く階よりも上に救助に向かうときは、ベランダに取り付けられるはしごで外壁を伝って行くか、可能ならば建物内部の階段を上る」でした。

 先ほども「条件が良ければ11階まで届く」と書きましたが、建物周辺の植栽や道路の広さなどによって、建物のすぐ近くまではしご車を寄せられない場合は、低い階までしかはしごを付けることが出来ず、はしごの長さが、そのまま届く階を示すわけではないといういことです。

 活動時の風速なども、はしごを伸ばすさいに考慮されます。

 また、建築の認可のさいには、非常時の避難経路などとともに、建物自体に備わっている消火機能も考慮されるため、必ずしも最上階まではしご車が届くような救助・消火活動までは想定していないとのことです。

 東郷町の近くでは豊田市消防本部などに50mのはしご車が配備されていますが、都市内の高層建築の量や道路などの事情を考慮してはしご車の性能を選ぶのではないかと思われます。

 私がツイッターに書き込んだことへのご意見から、私もおもいがけずはしご車について学ぶ機会を得ることができました。ご意見に感謝します。

 そしてお忙しいところ、私の問い合わせに丁寧に対応してくださった尾三消防本部に改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。
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12月議会 かどはら武志の一般質問(1)

2015年11月28日 | 東郷町議会
 12月議会の一般質問の日程が決まりました。かどはら武志は9日(水)の午前10時からで、30人学級の実現などを訴えます。かどはらの一般質問の内容をご紹介します。
 傍聴にお越しください。

1 教育について
(1) 少人数学級の推進について
① 少人数学級の対象学年の拡大について
 現在、東郷町では小学校1・2年生、中学校1年生で「35人学級」が実施されています。対象学年の拡大を求めます。
② 35人学級をさらに30人学級にする考えについて
 30人学級でよりキメ細やかな学習環境の実現を求めます。

(2) 学校の教員の労働時間について
 学校教員の在校時間の長時間化による過労死などを起こさない対策の必要性について認識を問います。
① 教員の在校時間数を個別に把握し在校時間の長時間化を防ぐなどの対策の実施状況について。
② 部活動の休止などの対応について
 部活動への力の入れすぎが、教員のみならず児童生徒の過労や家族とのつながりの希薄化につながる心配があります。
 豊明市教育委員会は「家庭の日及び冬季における部活動の休止について」(平成26年5月9日)という通知を出しています。

(3) 新しい教育委員会の制度について
① 「教育大綱」策定の進捗状況について
② 町長が議長を務める「総合教育会議」が「教育大綱」を策定するなど、町長の教育への関与が強化されています。教育の中立性を担保するためには町長が教育内容に介入することは慎むべきです。このことについて町長の考えを確認します。
(特定の教科書の採択を主張する市長の考えが反映されるなど、市町村長による教育への介入の実例が全国的に広がっています。)
③ 現在の教育長の任期終了後、教育長と教育委員長を統合し権限を強化した「新教育長」を町長が指名し議会に同意を求めます。議会が採決し過半数で同意すれば、「新教育長」が就任します。
 議会で採決する前に、「新教育長」の候補者の所信を聞く機会を設けてはどうかと提案します。

かどはらの一般質問通告書はこちら⇒ http://www.town.aichi-togo.lg.jp/gikai/shomu/teireikai/documents/270411kadohara.pdf
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全員協議会で議題になったことを話すなと言うのか!?

2015年11月18日 | 東郷町議会
 「豊明市消防本部と尾三消防本部(東郷町、日進市、みよし市)との統合、検討へ」http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/e/37b447c968f4fb281170f5d08785447eに関して、東郷町議会で議員の情報発信を規制しようとする動きがありました。

 18日の全員協議会で、消防の広域化についての説明が当局からなされた後、当局側から「27日に記者発表するので、それまで情報の取り扱いに注意してほしい」との発言がありました。全員協議会という公開された会議(傍聴可能)で、秘密会でもないのに、そこで受けた説明を議員が他言するなというのは、おかしな話です。
 私はただちに、秘密会でもないのにそこで受けた情報の扱いについて当局から言われる必要はない、と述べました。

 すると、当局の言う通り、情報の取り扱いには注意すべきだとの発言が、他の議員から出ました。その理由は、おおまかに言って、他の議会への説明がまだされていない中でこの情報を知った東郷町の議員が「面白半分に」(本当に「面白半分に」と言った! 何が面白半分なのか?)情報発信するのは好ましくない、自分たちへの説明がまだなのになぜ東郷町議会に先に説明したのか、と言われる恐れがある、という趣旨だったと思います。

 公開の会議で議題になった町政情報を他に漏らすな、という意見が出てきたことに驚くとともに、これまで一致して「開かれた議会」とか「住民への説明」などと議論してきたのはいったい何だったんだろうか、と考え込んでしまいます。
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豊明市消防本部と尾三消防本部(東郷町、日進市、みよし市)との統合、検討へ

2015年11月18日 | 東郷町政
 豊明市消防本部と尾三消防本部(東郷町、日進市、みよし市の尾三消防組合)とを統合し、消防本部の管轄の広域化に向けた検討が始まる見込みです。10月28日、豊明市の小浮正典市長が、尾三消防組合管理者の川瀬雅喜氏(東郷町長)に、消防の広域化に向けた検討を申し入れ、11月9日に承諾の返答がされました。
 11月18日の東郷町議会全員協議会で報告されました。

消防の広域化には反対です(日本共産党)
広域化が消防力の低下につながらないよう注視が必要です(日本共産党)
 消防の広域化は、2006年に国が指針を示し、それをもとに県が統合の組み合わせのたたき台を示しました。東郷町も管轄する尾三消防組合の関係では、瀬戸市、尾張旭市、長久手市、日進市、東郷町、みよし市、豊明市を1つの消防本部で管轄する案が示されています。
 しかし、私の一般質問に対し、川瀬町長は、現在の尾三消防組合の範囲が望ましいと答弁しています。一方で、豊明市と長久手市との統合については、先方が希望するなら検討しても良いとの趣旨の答弁もしました。
 国は「スケールメリット」をことさら強調し、広域化を進めようとしてます。しかし、他の行政事務とは異なり、人口が増えたからといって、人口当たりの職員数を減らせるわけではありません。また、実際に消防の広域化を実施した地域では、管轄範囲の広域化により、初めて行く地域に赴任したとき、道路事情や消火栓の位置を把握するときに苦労したという話があります。
 消防力の充実は、現在の消防本部の範囲でそれぞれ努力すべきではないでしょうか。
 消防の広域化が、地域の消防力の低下につながらないよう注視することが必要です。
コメント (1)
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