こんばんは。日本共産党、東郷町議会議員 かどはら武志です。お盆明けの平日のお忙しい中にも関わらず、日本共産党演説会までおこしいただき、ありがとうございます。
24日投票の東郷町議会議員の補欠選挙、いよいよ明日はじまります。
みなさん、ご存じのとおり、今度の町議会補欠選挙は、私の尊敬する先輩、日本共産党の中川雅夫議員が、一昨年10月に在職中に死去したことにより生じた欠員を埋める選挙です。
そして今日までに町長選挙に立候補を予定している議員がお二人とも辞職されました。私たちは中川議員の議席、たとえ定数1の選挙でも、何としても取り戻す決意で戦ってきましたが、定数が3になり、頑張れば頑張るほど、日本共産党の2議席目を取り戻す可能性が、ますます高くなってきました。あと6日間の戦いです。中川議員の遺志を引き継ぐために決意した前田さおりさんを何としても議会に押し上げるために、ご支持をあとひとまわり、ふたまわり広げてくださいますよう、まずもってお願い申し上げます。
日本共産党議員団の値打ち
私はこれまで4期15年半近くにわたり、議員を務めさせていただいていますが、そのほとんどの期間、13年半を、中川議員とともに住民福祉の増進のために活動してきました。
特に忘れられないのは、18歳までの医療費無料化を実現したことです。2人の日本共産党議員が、議会で繰り返し取り上げました。そして住民のみなさんも、暑い日も寒い日も、保育園の入り口に立ち、地域を訪問し、たくさんの署名を集め、町長や議会に届けました。
町長は「東郷町にはお金がないから日進や三好のようにはできない」と、議会でも、住民の皆さんの前でも言ったものでしたが、いまではあの町長も、18歳までの医療費無料化を誇っています。
子ども医療費の無料化は、私が議員になる前から、中川議員と私の前任者の杉山スマ子議員が議会で取り上げ少しずつ前進してきました。他の議員たちや町長のかたくなな姿勢も、みなさんの運動と議会活動が結びついて、変えることができました。
東郷町議会に日本共産党議員が生まれたのは1975年、40年近く前のことです。そして1983年に中川雅夫、杉山スマ子の2人の議員団が確立されてから31年、途中で私に交代しましたが、住民と深く結びついた2人の議員団があってこそ、東郷町の住民福祉が大きく前進してきたと考えていますが、いかがでしょうか?
中川さんが志半ばで倒れてから2年近く、1人議員として活動していますが、複数の日本共産党議員団が必要だと、今、本当に強く思っています。
中川さんの後継者をなんとしても、と活動してきました。幸い、この後、訴えさせていただく前田さおりさんが、中川さんの遺志を継ぎ、私とともに議会で働く決意を固めています。
みなさんのお力添えで、なんとしても、前田さおりさんを明日はじまる補欠選挙で、議会に押し上げていただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
東郷町議会の様子
さてみなさん、今の議会の状況はどうでしょうか。政党の勢力で言えば、日本共産党1議席、公明党1議席、残りは無所属ですが、無所属のほとんどが自民党員です。議会の中では、町長派と反町長派とに分裂し対立しています。しかし、反町長派と言われる人たちも、町長の政治姿勢を問う予算案については、町長派や公明党とともに、賛成しています。
今年度の予算ではどうだったか。消費税増税で大変なのに、学校給食費が1食あたり10円ずつ値上げされました。お一人暮らし高齢者の緊急通報システム、安心して暮らすために必要ですが、いままで無料だったのが、住民税非課税など低所得者を除き、なんといきなり設置費用5万6千円ほどの大幅負担増が強行されました。
高すぎる国保税も、値下げしようとしません。
こうした予算に議会で異を唱えるのは、残念ながら、日本共産党の私1人という状況が続いています。こうした状況を変えるためにも、もう一人、日本共産党議員が必要です。
もちろん、他の議員はみんなダメだ、という態度を日本共産党は取りません。
今年7月に施行された子ども条例、町長が出した原案には、子どもの責務という、およそ子ども権利条約の理念からは考えられない条文が盛り込まれていました。私が議会でこれに異を唱えました。そしたら、他の議員からも、その通りだ、という声が上がりました。そうした議員たちと協力して、子どもの責務を子どもの役割というものに修正することができました。
集団的自衛権に反対する意見書を議会で出そうと、議会で提案しました。これに対し、普段は憲法改正を主張する議員が、「住民に不安があるのはもっともなこと。慎重審議を求める意見書を出そう」と提案し、6月議会で、全員一致で可決されました。
議会の中に、共産党の意見も聞いてみようという雰囲気が出来たのは、亡くなった中川さんのお人柄もありますが、2人の議員団が団結して、住民の声を背景にした道理ある主張をしてきた積み重ねもあると思います。ぜひ、前田さおりさんを議会に押し上げ、日本共産党議員を増やしていただくよう、お願いします。
同時に行われる東郷町長選挙について
さて、町長選挙に少し触れておきたいと思います。
現町長は、国の言いなりになって、住民に負担を押し付け、図書館を民間に任せ、保育園の民営化も進めようするなど、町の責任を投げ捨てる町政を続けています。
早くから立候補を表明し、先日、辞職した男性議員、かれは最近、反町長派として行動してきましたが、4年前の選挙では現町長の当選のために先頭に立って活動していました。今の町政を変えると言っていますが、現町政に対する明確な批判がない限り、町政を変えることができるのかどうか、疑問符が残ります。
お二人とも自民党籍を持ち、行政の外部委託などを推進する立場です。
もうお一方、先日辞職した女性議員は、共産党が紹介する請願などに賛成するなど、同一歩調を取られることもありましたが、記者会見などで現町政を踏襲する姿勢を示しています。
セントラル開発が争点だと言われています。しかしそうでしょうか。セントラル開発は地域の地権者が土地を提供しあって施工する事業です。これが都市計画道路の開通など都市基盤の整備につながるならば、これを支援するのが行政の仕事です。ですから、これは誰が町長であれ、情報公開と住民の納得のもと、過大な計画にならないように進めるべきだというのが日本共産党の考えです。
大型商業施設「ららぽーと」を町が誘致するという誤解が広がっています。この誤解を広げた責任は川瀬町長にあります。決まってもいないことを決まったかのように新聞記者に話し、地権者説明もないのに関連予算を議会に提案したという、なにがなんでも自分の手柄にしたいのか、こうした先走った対応が住民への情報に混乱をもたらしています。こうしたことを一つ一つ丁寧に説明する姿勢が、町長をトップとする行政には必要です。
誰が町長であれ言うべきことはしっかり言う前田さおりさんを議会へ!
誰が町長であれ、みなさんと、力、合わせ町政を動かすのが日本共産党です。その前進が求められる情勢です。そのために、何としても前田、前田さおりさんを議会に押し上げてください。そして前田さおりへのご支持ご支援をあとひとまわり、ふたまわり広げていただきますよう、重ねてお願い申し上げ、私からの訴えとさせていただきます。ありがとうございました。