カエルに似ている…

主にアート作品のあれこれと虹の橋を渡ったE&F Bulldogのおでじとモンちまの事。

「だから~、歴女じゃないから」連呼の旅~松代~

2010年02月15日 | フレブル日記
2月15日
色々とあった先週から今週…。
もう、頭がヘロヘロです。
しかし、こういう時のブルドッグは日常を思い出させてくれるので助かる~~
先月から溜まっていた記事を上げます。


1月28日
天然系の友人Oさんと東京駅で待ち合わせる。
二人とも、新幹線のホームで山登りの老人達に軽く囲まれながら乗り込む。
1時間45分で長野駅へ到着す。



「牛に引かれて善光寺参り」の善光寺があるのもココに到着して初めて知った。
そして、「善光寺参りキティちゃん」が
この町がいかに観光のテコ入れに力を注いだのかを教えてくれる。



長野県は四方を山に囲まれた天然の要塞…。
様々な歴史や伝説に彩られた土地。
歴女がうろつく町でもある松代。しかし、我々は歴史とは無縁の旅人。


そう、TVでUFOの特番をやっていたのを見て世界最大最古のピラミッド皆神山!というフレーズをOさんにまことしやかに話したところ、二人でピラミッドを観に行こう熱が最高潮に高まり寒い1月末にのこのこやって来たのである。

先ずは、松代駅へGO!とばかりに松代駅へと降り立つ。



「汽車ポッポ」の作曲をした草川信さんは松代の出身だったようです。駅の前に譜面付きの石碑が建っていました。
可愛い曲ですおね~~

ホテルに荷物を置いてからタクシーで皆神山へ行く!
夏場には松代駅で自転車の貸し出しをやっているのだが雪を頂くこの町では冬場の自転車は意味をなさない。そりゃそうだろうと、Oさんと納得する。
タクシーは皆神山をすごい角度で急カーブを蛇行しながら登ってゆく…
そこで、この旅始まって直ぐの「で、…お客さん達は歴女なんですか?」と聞かれる。
「違います!」とOさんとハモりながら否定する。
考えてみれば、私達を乗せたこのタクシーは
既に世界最大にして最古のピラミッドの上を?表面?を走っていると言う事か?
何だか、ワクワクする!
そして、暫くして到着する。皆神神社~っ!


そのシックで荘厳な佇まいはピラミッドの守り神のようでもあり
今、この上空をアダムスキー型の母船が浮いていてもかぶだよしは驚かなかったろう。
UFOを度々目撃しているOさんと違い私は瀬戸内海上空を飛んでいる変な物体は撮影した事があるが
一度も見た事が無いので期待しながら上空を見上げる。
この旅で見れるのか?







参道脇にある池。
ここの池は天然記念物の黒山椒魚が生息している。なんて神秘的な池なのだろう!
毎年桜の時期には、産卵に集まったカエル達が組んず解れつの蛙合戦を繰り広げると言う…。
その光景を見るだけの為にまた来たっていいと思った。

タクシーの運転手さんがたまたまその日の朝に皆神神社の神主さんを入院していた病院から
この神社まで送り届けたそうで、神主と仲良くなったから話をできるように…と、
わざわざ神主のおじいちゃんを連れて来てくれた。なんて優しいのだろうと二人で感動する。
皆神神社の成り立ちと、ピラミッドにまつわる由来、御祀りしている神様の御名などをプリントした紙を頂いた。

登記簿上の名称は
熊野出速雄神社(くまのいづはやおじんじゃ)
御祀りする神々は
出速雄命(いづはやおのみこと)
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
速玉男命(はやたまおのみこと)
豫母都事解男命(よもつことさかのうのみこと)
舒明天皇(じょめいてんのう)
古人大兄皇子(ふるひとおおえのおうじ)

なんだか、日本書紀に出て来る神様の名前がいっぱいあってスゴい。
大化の改新重要メンバーも居る。
中世以降、修験道がさかんだったらしく、信濃全域の山伏を取り仕切っていたようだ。
聞いた事無いが総本山?だったらしい。(頂いたプリントに記載)
明治になり、神仏分離令・(神仏判然令)により山伏は還俗した。

皆神山中腹にある古墳。プリントには南大平古墳と記してあるその古墳は
傾斜地に横穴式石室を持つ積石塚古墳(つみいしづかこふん)で、玄室もある…。
やはり、ピラミッドじゃん!これ!
ここは、岩戸神社として天照大神を祀っている。
そして!ピラミッドの入り口ではないか?とされてはいるが、その奥は謎とされている。
実際、天岩戸伝説って各地に有って、色んな岩戸が幾つもあったのだろうか?
松代のもっと日本海よりの位置には戸隠山があり、
天照大神が御隠れになった天の岩戸を天手力雄命(たじからをのみこと)が岩戸を「デュラララ!!」の静雄みたいに投げ飛ばした場所とされている。戸隠神社の奥社本殿は戸隠山自体をご本尊として崇め祀っている。
この、長野という土地は、四方を山々に囲まれその上空に龍神様のような龍の形を象った雲がとぐろを巻いている。大体が、とぐろを巻く蛇、若しくは龍神のとぐろ中心付近にはお宝が有ると相場は決まっている。その「お宝」とは、果たして人間が理解出来るものなのか?目に見えるものなのか?太古の昔から人々が祀り尊ぶものの原形とは?それは…「光」であると常々思っている。天照大神=光だとすれば何だか納得がいく。
そして、「アーク」という言葉が浮かんで来る。
そんな事をつらつらと考えながらOさんとタクシーに乗りホテルへ…。
帰りにチラと岩戸神社を見遣るが、寒過ぎとタクシーの半端じゃない揺れの所為で気分が悪くなり
今回は岩戸神社は見送った。
タクシーの運転手さんがまた「ホントにお二人は歴女じゃないんですよね?」
との再度の問いかけに二人して
「いいえ!違います!」と、強い口調で再否定したのだった。

次回は、象山記念館と象山壕、六文銭の真田宝物館、昭和40年に起こった世界的にも有名な原因不明の群発地震の震源地などを独自のちょっと変わった視点からご紹介します。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
歴女? (バラード)
2010-02-16 03:34:07
「歴女」の意味がわからなくて検索しました
私から見ればかぶだよしさんは十分「歴女」に見えるんですけど~。
続きを楽しみにしています。

最初の写真、とても幻想的ですね。
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バラードさん (かぶだよし)
2010-02-17 10:15:07
歴女とは…どうやら、歴史にチョー詳しいだけじゃなくて。真田幸村大好きな歴女達がこの街の「松代藩真田十万石まつり」で、戦国武将のコスプレできめて結集する…とにかくスゴいらしいでゅす。真田家?代目当主は今は横浜にお住まいらしく、そのお祭りの為に松代に帰郷するらしいでゅす。(象山記念館近くの喫茶店で仕入れ情報)
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熊野・・・ (まーみ)
2010-02-18 01:21:12
時空を超えた、古代の神秘の旅でゅすか♪
古墳上に神々が降臨。
すごいパワースポットでゅす。

世界遺産になった熊野古道。
友人とお手軽な熊野古道観光しかしなかったのですが、1時間ばかり語り部の老人の話を聞きながらの山道歩きは、時折いにしえに飛んでいました。
熊野速玉大社の系列の神社が全国にあることを参詣の時に知りました。
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Unknown (すずあき)
2010-02-18 06:49:59
松代の旅、続きが楽しみです。
イザナギ、イザナミは国つくり伝説ですおね。

かぶたよしさんのUHOの写真、覚えていますよ。あの飛行物体は謎ですね。
お友達はUHOを目撃しているのですか。すごい。
誰でもしょっちゅう空を見上げていると見られるといいますが、私は目撃したという話が多い能登半島に3年間も住んでいながら、一度も見た事がなかった。


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まーみさん (かぶだよし)
2010-02-20 11:43:31
よくは分かりませんが、パワースポットですおね?ここ!何とも言えぬ楽しい処でした。(笑)
かぶだよしも、是非!熊野古道行ってみたいものでゅす。まーみさんは世界遺産の近所でうらやますぃ~~っ!
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すずあきさん (かぶだよし)
2010-02-20 11:48:26
そうなんでゅす!国造りの神々!
UFOの世界から一気に神話の世界へワープしました。(笑)
しかも、戸隠の山(岩戸を投げた山)が皆神山から近いのは…まさか!とか、色々と楽しい想像ができました。
しかし、私もこの旅でようやくUFO目撃者と…思っていたのですが、全然でした!ガックしです。
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かんなぎ (noel)
2010-02-28 02:21:35
失われたアークを求めて、探検したいですねえ。
写真を見ていると、自分がそこにいるような、静かな気分になってきます。
ありがたいことです。

「かんなぎ」という言葉が頭に浮かんできたのは、神道に詳しいからではなく、オタクだからです。
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noelさん (かぶだよし)
2010-03-15 02:59:52
「かんながら…」なら知っている言葉ですよ~。
かんなぎは…アニメですね?
色んなTVチャンネルをモンちま用に点けっぱなしでいるので、どこかで観ているかも!
このところは、カブトボーグでウケまくりです。
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