工芸家を夢見る   千夢の世界

仲間で造るアトリエ模様(一歩)

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●小林千夢の陶芸作品はオーベルジュ セゾンドはるなで展示しています。
●小林千夢の陶芸作品は陶螢庵 みとら窯のホームページでも紹介されています。
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猫の縁(えにし)から、前置きが長い!

2012-11-30 22:25:50 | 工芸作品
みなさ~ん、こんにちはー お留守番の昼猫で~す。

今日から10日間くらいで、浅田宗一郎さんが書かれた短編小説(えにし)を毎日15行程度を

書き込んで行こうと思います。

千夢は本はあまり読みません、ところが月刊誌のPHPと言う本だけは毎月、隅々まで時間をかけて

欠かさず読んでいます。

でも読み終わった本は人に貸したり上げたりすることはできません。

いえいえ、ケチな訳ではないんです、本がぐちゃぐちゃになって読めなくなってしまうのです。

いえいえ、涙に濡れてではありません。

じつは、本や新聞を読む時間、そして場所に問題があるのです。

一日のお勤めが終わり家に帰って夕食を済ますとお風呂に入ります。

身体を洗い、ひげを剃ると、たっぷりの湯船に浸かり読書の時間になります。



大体100ページちょっとの月刊誌ですが隅々まで全て読みます。

ところが、7~8分読み始めると居眠りが出てしまい本を持ったまま、溺れてしまうのです。

本はビチョビチョになり、よく洗濯竿に干されています。

乾かしては読み、またお湯につかりと、読み終わったときは品の良い小さな薄い月刊誌は

倍の厚さになってしまいます。

ですから、もう人前に出すことはできなくなってしまいます。

ところが、浅田さんの「えにし」のページに入ると一気に読み終わったそうです。

お湯に溺れる事もなかったのに本はっぐちょぐちょは・・・なぜ、ウルルンだったのでは・・?

またまた、前置きが長くなってしまいました。

明日からちゃんと書き込みしますのでご期待くださいませ。ではこのへんで・・つづく・・

黒助に呼ばれて

2012-11-29 18:37:29 | 工芸作品
みなさ~ん、こんにちはー お留守番の昼猫で~す。

いよいよ今年も残すところ、一ヶ月となりましたねぇー。

千夢は工房の改修作業に追われながら、干し柿つくりや野菜の収穫と

大忙しで走り回っています。


また、庭の植木の剪定やら「落葉かき」に汗を流しています。


梅ノ木の剪定をする前に、黒助のお墓に手を合わせると「初七日」に飾ってあげた

コスモスがいまだに元気に咲いていているので驚いていました。


連日のように霜が降りているのにコスモスは強いなーと感心していました。

そうそう、かつて、黒助は縁あって千夢の家に拾われてきました。

おかげで黒助は一命を取り留めました、でも千夢は「本当は、助けてもらったのは俺だよ」

と黒助のお墓に向かって言っていました。

黒助には手数も、お金も掛かったようですが、計り知れないほどの楽しさや

幸福感をもらったと感謝していました。

そんな思いに慕っている時に『縁(えにし)』と言う題名の小説を手にしたそうです。

作者は浅田 宗一郎さんです

読まれた方も居られると思いますが、数ページの小説なので明日から書き込みます。

とても、心温まる書き綴りなので是非呼んでくださいませ。と申していました。

では今日はこの辺で・・・つづく・・・

命を吹き込む  パートⅢ

2012-11-27 18:43:13 | 工芸作品
みなさ~ん、こんにちはー お留守番の昼猫で~す。

千夢の周りは本当に目まぐるしく、すったもんだと忙しく時が過ぎて行きます。

奇人、変人と色々なおっさん達が代わる代わる手伝いに来て、もう半年が

過ぎようとしています。

そんな中で、工房の改修作業は一歩一歩とゆっくり着実に進んでいます。

大きくなり過ぎたクヌ木が切り倒されて、道路わきに横たわっていました。

そして、朽ち果てようとしている巨木を見た千夢は、友達に頼んで工房に

運んでもらいました。

今では、その巨木は工房の二階を支える力持ちとして命を吹き返し頼りにされています。

何時の日かカブト虫やリス、そしてフクロウなどを作って巨木で遊ばせて

あげようと千夢は構想を描いています。

でも、当~分、当~分、先の話になると思います。

今は作品を作る余裕などまったくありません、雪が降る前に外壁も張らなければ

なりません、本人も焦っています。

また先日、キャタピラの下敷きになりかけていた 汚い古時計が縁あって

工房にやってきました。

千夢に油を差してもらい息を吹き返し、すっかり元気になって汚い顔のまま

チックタック、チックタック・ボーン・ボーンと元気に頑張っています。

お昼だよー、3時のお茶だよーと大声で皆に知らせてくれ、

すっかり工房の一員になっています。

遊びに来る友人達もも、巨木や古時計を見て「凄ーい、珍しー」などと

新しいものになびいています。

ちょっと前までは「うわ~可愛い~触っていい?」と人気を独り占めにしていた

私(昼猫)ですが、今では二階の片隅でロバの話を聞きながら丸くなって寝ています。


まぁー、私も千夢に命を吹き込まれた一員なので我が儘はいえません。


ではこの辺で・・・


鉄は熱いうちに叩け

2012-11-26 18:07:14 | 工芸作品
みなさ~ん、こんにちはー お留守番の昼猫で~す。

千夢は鹿島製鐵所を見学すると、さっそく鉄に芽生えてしまいました。

蒔きストーブの灰かきや、スッコップを買う予定でしたが自分で作ると言って

さっそく、廃材を切り刻んで作業が始まりました。


スレートを止める古材のCチャンネルを切断して、サンダーで削り何とか

スコップの先端部分が格好になってきました。


鉄筋棒を酸素溶接機であぶり、真っ赤になったところをハンマーで叩き

柄の部分が完成。


曲げ加工がしてあるので、とても握りやすくなっています。

鉄は熱いうちに叩けと言いますが、熱して赤めれば鉄は自由自在に

形が変えられるので鉄は面白いと誇らしげな顔していました。

引っ掻き棒はもちろんの事、格納盾も作ったので整頓が楽になりました。

ちょっとおしゃれにジャスミンの木をイメージしたようです。


今は忙しいので、塗装は後ですると言っていましたが、おそらくしないと思います。

本当は忙しくて作っている暇は無いんですけどねぇー、気晴らしでしょうか

寒くなりました、蒔きストーブが大活躍をしています。

ではこの辺で・・・つづく・・・


鹿島製鉄所を見学する

2012-11-24 17:14:30 | 工芸作品
みなさ~ん、こんにちはー お留守番の昼猫で~す。

千夢は出かけていたので、昼猫もこれをいい事にずる休みをして眠り続けていました。

それを知った千夢は頭から湯気を出して怒っちゃいました。

そんな訳で始末書をかかされました、誠にすみません以後気をつけます。

えっつ、千夢は何処に出かけたって? ハイハイお答えいたします。

柄にも無く、茨城県の鹿島製鐵所の工場見学をしてきたそうです。


いやー大きな工場でびっくりしたと田舎者の千夢は驚いて帰ってきました。

会社の敷地面積は鹿島市の9分の1もあるそうです。

千夢工房の1万倍はあるかと思います、まったく根拠はありません。

鉄鉱石を溶かし鉄の誕生から製品になるまでの工程が見られ大満足だったそうです。



機械は威勢よく動いていましたが、作業員の姿がほとんど見当たらずコンピューター制御で無人化されて

いるのも驚きだったと言っていました。

もちろん暑いし危険な作業のようですから当然でしょうが、とにかく、「日本の技術は凄い!!」の一言に尽きるそうです



次々に大きな鉄板になってコンベアーを流れてきます。

真っ赤な板が通り過ぎて行くたびに顔に熱風が注いだそうです。

真夏は工場内の温度は50度くらいになるようです。

寒い時期の工場見学だったから助かったと言っていました。

溶鉱炉を見学した記念に香炉を頂いて大喜び。


工房に帰ってくるや、さっそく香炉でお香を焚いていました、工房内に

良い香りが漂っています。

ではこの辺で・・そうそう、工場内はもちろん撮影禁止です。

写真は会社案内のパンフレットから写しました。