吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

生き物の種の保存の世界で、賢く生きる人類

2017年01月21日 | Weblog
動物でも植物でも生き物は、外敵から身を守り、生命や種を保存する。もって生まれた生き物は、本能的に命や種属を守るスベを身につけている。人類も同じ。外敵から自分や家族や国を守るために、武装したり銃器を持つ。人口増がもたらす食糧争奪や人口減がもたらす労働不足を回避するために、知恵や技術を工夫する。

命や生存環境が脅かされる不安や疑心に、保身の防衛を準備する。ある種は、他を圧倒する体力やその増強で、ある種は他者の目に触れぬようカラダを小さくする。すべての生き物は生存競争をし、命や種を保存する。カラダの中や種子に毒を持ち、他者に食されたりしたら、その他者が命を失うようにする。触手に毒を持ち、獲物を獲り食すものもいる。

わたくし事に近い植物マメ(豆)の多くも、種子に毒をもつ。成熟したマメ類の種子の多くには、毒がある。マメのほとんどは乾粒そのままでは硬くて食せないが、青豆のうちでも、そのまま食べると”食べられない”。マメ類のなかには、大豆の枝豆やエンドウのさやえんどうのように”生で”食するものがあるが、生そのままでは食べない。茹でたり、煮たりして加熱して食べる。内在する毒を消して食べる。

そのまま食べられたとき、食した者に毒を食させたり、苦味を与えたりするためだ。この”苦味”こそ、毒。食べられないように、苦味や毒成分を種子に内包するマメたちだ。わたしたち人間は、野菜や穀類や豆類を食べるが、多くの場合は茹でたり、煮たり焼いたりして加熱して食べる。加熱が、毒を消すことを知っているからだ。

マメ類の毒の多くは、その成分レクチンによるものだが、レクチンは水に浸したり、加熱したりで消すことができる。青大豆などには、このレクチンのほかに苦味を出すサポニンがある。乾粒になっても、トリプシンインヒビターという毒があるが、これらの毒を消すために、発酵させたり乾粒を水浸したり加熱したりして、無毒化し食品化している。

人を殺傷する武器や戦闘具、戦争に走るミサイル装備や核兵器などは、世の中から一掃してほしい。人類という同族お互いを尊重し、愛と知恵で人類の保存をしてほしい。
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