ジャングル農園では南瓜の苗を買ったことはない。ＥＭ菌を混ぜた残飯の中から時期が来ると大量に発芽する。トマトの仲間は連作障害をおこすといわれているが、当農園では落ちこぼれの種が発芽し実を結ぶ、コンニャク、サツマイモの皮からも発芽する。おかげで雑草もミミズもモグラも元気いっぱいだ。今日は青大将も顔を出した、食物連鎖が保たれている健全な自然の証だ。強制収容のミツバチも花粉を運び始め、一安心だ。
午後五時ごろ、畑仕事が一段落、帰り支度を始めた、竹やぶの中に人の気配、また竹の子泥棒か!時間帯もと勝手な判断を下してしまった。翌朝、それが猿であったと気付いたときは後の祭り、おかげで、色づき始めたビワとゴールデンウイークのお客様用の、とっておきのグリンピースも全滅。小生も猿と人の気配を判らぬほど老いぼれてしまった。
家内の本年の目標である、薬膳指導員の資格試験の合格通知が届いた。半年もたたずに目標に達成した。小生の目標の本の出版は、題名が決まっただけ、内容の進展なし、これって格差社会?・・・・・努力不足・・・当然の結果・・・。
嬉しい事もあれば、悲しい事もある。十年ほど育てた、ポポーが原因不明で枯れてしまった。果物好きな小生の農園は数十種類の果樹の試験農園だ、三年前の台風では、フェイジョアとヤマモモの木が吹き倒された、天災と失敗は山ほどある、塞翁之馬・・・そう思わなければ・・・
家内は最近、ミツバチハッちゃんと小生を呼ぶ。昨年は六個作った巣箱に一群も入らなかった。今年は、昨年燻製釜を占拠した巣から第一回目の分封し、すでに花粉を着けた働き蜂が出入りを始めていた。先日は想定外の第二回目の分封騒ぎ、格闘の末、意外な結末で納まった。お陰で顔はおたふく・・・・・目標の五群、お泊りのお客さんに、幻の日本蜜蜂の蜜(ダイヤモント蜜)を提供できるのだか・・・欲望はほどほどに・・・・