Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

初参りの一日。

2017-11-05 20:39:53 | 随想・・・。

  今日は素晴らしい晴天で、息子夫婦の長男の初参りの日には持ってこいの日でした。

上賀茂神社は彼らが結婚式を挙げた場所でもあり、ここで初参りするのは自然の流れですんなりと決まりました。

連休で日柄も良いと云うことで結婚式のカップルが多かったですね。

後は七五三参り、初参りは案外少なかったですが、とにかく混雑していました。

それはそうだと思います。

  京都最古と云われる上賀茂神社はその由緒だけでなく、あの場所独特の開放感のようなもの・・それはそこにいるだけで気持ちが和らぐというか、とにかく心地良いんですよね。

  まぁ、とにかくやれやれひとつのメインイベントが終わりました。良かったです。

この時間この瞬間は、まるで光彩のように過ぎ去って行くのですね。

孫の着物は僕が初参りに着せてもらったものです。息子もこれを着ました。

60年以上前の縁のある着物なんですよね、今更ながらに時の移ろい感じられずにはいられません。

この着物、よく見れば少し染みなどもあるのですが、きれいな色合いの僕の深層にある原風景のひとつの思い出の着物です。

あーあ、時の流れの速さというか時間が推移して行く空しさというか、そんなセンチメンタルな思いが妙に蠢いた一日でしたね。

 それは孫は可愛いし、家族と過ごす素晴らしい時間も堪能しましたが、この心の裏側にある何とも云えぬ切なさのようなもの・・・決して悪い意味ではないのですがね・・。

昔、何歳頃だったかなぁ・・いつものように息子の顔を見つめていた時、その瞳の中に映る自分の姿が、歴史の流れの只中にぽつねんと佇んでいるようで何となく漠然とした無常感・・・それと同じようなもの久々に感じました。

自分ではうーん、何かなぁこの感情って・・みたいと思うのですが、多分誰もがそうなのでしょうね。

  まぁそれにしても良い一日でした。それは否めませんがね。

記念写真も撮りました。

息子達がどこにしようかと悩んでいた時、思い出した風呂仲間の安田さん、彼は写真館を経営しています。

早速連絡をして段取りを決め、お参り後に彼のスタジオにお邪魔して沢山撮ってもらいました。

  安田さんは僕のスーツ姿を見て「いつも裸のオカダさんしか知らないからなぁ(そういえばそうです・・)」などいって冷やかし「カッコいいなぁ」などと言いながら肩をぽんぽん叩いて喜んでくれていました(^_^;)

  夜は皆で北大路の鳥割烹「鳥匠」で食事したのですが、当の主役は気を利かせてかスヤスヤと僕らの横で眠っていました。

多分この子、将来もさほど周りに迷惑をかけるようなことはないと思いましたね、まぁそんなもんです・・・。

と云うとでやっぱり「一期一会」の心境ですかね・・・。

とにかく気持ちの良い、いい一日でした。

 ありがとう、失礼します。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする