Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

異次元の強さ・・。

2016-05-19 16:46:02 | 随想・・・。

  白鵬のことです。

この横綱はいつみても他の力士とは気迫がまったく違うようです。

それが数々の大記録を塗り替えている大きな原動力の一つのように思えます。

  勿論、同時に相撲力・・これが断然他を圧倒しているからに他なりませんが・・・他の横綱も含めてです。

先日榎本さんとも話したのですが、解説の舞の海氏などは自分の力量とは次元が違いすぎて白鵬の奥底にある凄み、強さ・・のようなものをまったく理解ができていなくて、それで見えるものも見えなくて、立合に変化がどうのこうのとケチをつけたり、だめ押しを横綱らしくない・・・云々・・などとくさしてみたりと、僕的には「彼はまったくわかっていないなぁ・・」となるわけです。

随分と前、白鵬がまだ関脇ぐらいの時「将来、大横綱の予感しますよね、彼は・・」と、鋭い読みをしていたのにも関わらず、今の白鵬の実力たるや一体どれほどのものなのか、まったく理解できていないようです。

ついでに、その時同じ解説の北の富士氏は舞の海のその言葉に「うーーん」と言ったきり黙ってしまいましたが・・・。

  品位品格も大切な要素であることは、相撲が古来の神事から派生した格技であることからしても、よく判ります。特に、こと横綱ともなれば個人の性格がどうであれ、それは日本社会全体から当然求められることで、そのことは充分理解できるのですが、しかしなんと云ってもまずは「圧倒的な力」これがあってのことで、僕は白鵬が別段特に品格に欠けるなどとは思えません。

白鵬は外国人横綱であることで「何かに怒っているのかも・・・」と、ふと感じることはありますけどね。

それにしても大した横綱ですよ‥まったく。

立合などはその都度彼なりに色々試したりしているだけで、まともに変化した相撲など見たことありませんから・・・。

単なる変化と立合の一瞬の判断による、相手の機先をを制することとはまったく別ですから・・・その辺を見える次元の解説者がいないようですね・・正直。

  日本人ひいきのお茶の間受けすることばかり言っているような、そんな疑念すら湧いてきます。

北の富士氏などはどこかで白鵬の凄みの本質のようなものを感じとっているのかも知れません、あまり彼の相撲の批判的なことは言葉に簡単に出しませんね「うーーん・・」とかが結構多いように思えます。

  さて、正代や御嶽海、遠藤、勢、等々観ていて思うのですが、若手は気迫が・・・・もう一つですねぇ。上っ滑りしてしまうようなパホォーマンス的なそれとは違う・・本質的なもの・・これがあまり感じ取れないのですよね。

幕内にまで上り詰めてきた男達なのですから、本質的に気の弱い人間などであろうはずはないのでしょうが・・・。

どうしてもどこかにこの世界の上下関係の不文律のようなものが見え隠れしてしまいます。

この辺を精神的に打ち破った者がそれなりの地位を確立するのかも・・・などと思ってしまう訳です。

  話は変わりますけど、ただ、言いにくいことですが「持って生まれたもの・・・」体格とかもしくは才能とも優秀な遺伝ともいえる・・・そんなものが努力を凌駕してしまうのかも・・・・と、ふと思う時あります。

稀勢の里は白鵬にどう挑むのか・・・白鵬を凌駕する程の「裂帛の気迫」これしかないように思います。

楽しみです。

 

 

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食べた、飲んだ、話した、歌った・・調子良し。

2016-05-19 10:35:42 | 随想・・・。

 一昨日は久し振りに榎本さんと飲みに出ました。

いっぱい食べて飲んでは沢山話をして、おまけに歌って大発散・・・。

発散といってもそんな溜まったものなど僕的にはほとんどないのですが、外に出る・・というか所謂一般的に社会とか世間とかと云うものとほんの一面ででも関われると云うことの意味が大きいですね。

普通・・?と云うことに何となく安心する・・・というか・・そんなことがふっと脳裏をかすめたりするんですよね。

考えれば僕のようなかなり特殊な自営業の人間はインターネットの普及もあって、ほとんど仕事の関係者とも直接会って話したり、以前みたいにやれ接待だなんだと飲んだりする機会もまずなくなりましたから、たまに外に出て彼のような気の置けない友人と酒を飲み交わすのは精神衛生上大変よろしい訳で、いつも後で「良かったなぁ・・楽しかったなぁ・・」となるのです。

  剣道の友人達とも酒が入ればそれはそれで楽しいのですが・・・もう剣道の話ばかりですね、それが人生のすべてのような・・・そんな内容の会話が多いですね。

ですので僕の剣道以外の別世界の話題にはなかなか引き込めませんし、興味も持たれないようで、そこで僕的には武道・・武術の突っ込んだ話題に持って行きたいのですが、それすらなかなか受け入れられない・・・というか理解されないケースが多いです。

榎本さんはその辺り・・・すなわち剣道的な話題にも興味が充分あるので、剣道は素人でもその突っ込みレベルは半端じゃないですね、逆に僕が「なぁる程・・」みたいな、そんな気持ちになることも多々あるのです。

映画や本の話にも枚挙に暇がありませんし・・・そんな懐かしい映画などの話をしていると、それはある一種の郷愁のような思いとなって何だか豊かな気分になるのですよね・・・ホント。ですからそんな飲み友達がいると云うのはまっこと嬉しいことなのですよ。

で、飲み過ぎる・・・こととなるのですが、最近は僕たちも賢く?なってそうそう遅くまではやらないのですが、その日はすっかり午前様でした。

  女王様・・?のようなママのいる(SMではありません・・・)そのスナックに出向く途中で元同僚のK子と偶然出会い「おぅー!お前もついて来い・・」みたいな・・・やっぱまるで「おっさん」ですね、この乗りは・・・・また彼女ものこのことやって来るんですよねこれがまた・・・。既に酔っ払っている僕たちに「おい、お前だいぶ大きいなったんとちゃうか!」などとストレート攻撃をまともに受けていましたが・・・・まぁ、懐かしい昔話などにも花が咲き、彼女も楽しそうで、相変わらず良く通る声で歌っていましたね、ただ少し音程がなぁ・・・それに後半は「あれ歌えば、これ歌って」とほとんど命令された歌を歌わされている・・・みたいな感がありましたけどね・・・。

と云うことで美味しいものを美味しく戴き、うまい酒をうまく戴く・・・そして楽しく会話する・・そんな幸せな時間を過ごせましいた。

  これもまた「一期一会」の楽しみなんですね、まったく・・・。

人生の目的は何はともあれ「楽しく生きること」これに超したことはありませんから・・・。

過去にどんな選択をしたとしても、また何があろうと、どんな嫌なことがあっても、まぁ今が幸せであれば、それも結局はすべて良かった・・ということですものね。

最近つくずくとそんなこと思ってしまう僕です。

 

 

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おもしろい縄文男・・・。

2016-05-09 17:42:08 | 随想・・・。

  おもしろい・・というか、奇抜というか野生児というか・・・うーーん一括りに言えば「縄文人」のような男です。

たまに行く近所の「すいれん」という料理屋的・・居酒屋があるのですがここのトモヤ君というオーナー、この男がそうなのです。

  先日久し振りに家内と近場で一杯・・・と出かけたのですが、その時「稚鮎の天ぷら」・・・これ僕の好物で今が旬ですね・・をオーダーしたら「オカダさん、すいません今日は無いんですわ・・・水が濁っていて・・・」どうのこうの・・・僕が「えっ・・なにそれ・・?」と聞き返すと、なんと稚鮎は自分で琵琶湖まで足を運んで近くの川で手づかみ漁するとのことでした・・・一瞬唖然としましたが「わかさぎならありますよ・・」というので、じゃ、それ・・と言うことで頼んで出されたワカサギは今卵を持っていて結構大きくて美味しいので「これ美味しいなぁ・・」というと、なんとそれも自分で投網で獲ったものだと言うではありませんか、前々から狩猟採集民的なことは知っていたのですが・・・・びっくりしました・・・。

夜中に公園で置物のゴリラやなんかに投網を投げる練習をしていたら、たまたまそこを通りかかった友人に「お前・・・ちょっとおかしいんとちゃうか・・」と言われたそうです・・・まぁ判りますけど・・・それも・・・。

と云うことでメニューをよくよく見ると、あるはあるは・・これもそうあれもそう・・・僕が「真っ当に仕入れとるもんあるんかい(笑)・・・」と冷やかす始末で、例えばメニューのはしっこに書いてある「月の輪」・・・これクマ肉・・「もみじ」は勿論イノシシ・・・どちらも滋賀の朽木村という山深い所があるのですが、そこの猟師と提携していて獲れたら連絡をもらい、肉をさばきに行くらしいです。皮をはいだ後のクマの写真見ました・・・。

「シカなど、ものの30分位でさばけますよ・・・」ですって・・・。

あげくの果てはすぐ傍の疎水によくいる野生の鴨・・・あれを狙ってるらしいです。「それって犯罪になるんとちがうか・・・・?」と云うと「手づかみならいいんですよ・・猟具を使わずにね・・・」とのことでしたが、ホントかいな・・と思いますね。あの男なら本当にやりかねません・・・・そこが怖いですね(苦笑)

とにかく山菜などは全部自分で採ってきたものだし・・・勿論アマゴやイワナもしかり・・・さすがにお刺身系の魚は市場で仕入れるようですが・・・。

しかし、ここの「豆腐」・・少し固めのもので、少しの塩と生わさびだけで食べるのですが、これが美味しいんです・・・それと「だし巻き」・・これも大根おろしや醤油など一切掛けずに戴くのですが、これも絶品です。

この二品は定番で僕は必ず頼みます。

彼は以前紹介した尾鷲の魚屋からも仕入れます・・・僕が良い物があると連絡をしてあげることもあります。京都は赤身の魚が少ないと嘆いていました。

カツオなどめちゃ喜びますね、以前など「あれ半分自分で食べちゃいました・・・」と言ってました。

と云うことで、まだ若い30代・・・小柄でタフで俊敏そうな、とにかくおもしろい縄文男・・・です。

そんな彼の店も、もうかれこれ開店してから5、6年はたちます・・・これからもまたちょくちょく行ってあげなくちゃな・・・とあらためて思う訳です・・・。

 

 

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立合も終わり・・・・。

2016-05-06 22:04:38 | 剣道のこと

  4日は僕の立合(試合)でした。

ここ最近は、この大会中行われる恒例の朝稽古にも顔を出していません。

以前は常連だったのですがね・・・・。

  ワンコ達の散歩があるのでどうしても時間的に無理があり、あきらめているのですが・・・といってあまりあせったりうしろ髪引かれたりするような感情も今はほとんどありません、これはいいことだと思っています。

  何というか割り切り感というかマイペース感・・・というか、そんな気持ちでいますね、これはそれなりに僕的には「成長の証・・・」とも云えます。「やるときはやる」それで良いと思っています。

「こうしたからこうなってしまった・・・」とか「これをしなかったのでこうなってしまった・・・」とか「こうしたのでこうなった・・・」まぁそれは若干あり得るかもですが・・・いずれにせよこの頃「そんなのは物事の結果とはあまり関係無いんだ・・・・・」と云うことが、僕なりに明確になってきましたね。

  で、試合・・・今年も運良く勝たせてもらえました、胴を打って勝ちました。僕は勝っても引き分けても負けても、あの武徳殿の床の上で相手と立合い、その結果はどうあれ互いに礼を交わし、その舞台から溜まりに引き上げてくる、あの瞬間がとても気持ち良くて剣道をやっている幸せを感じる最も濃い瞬間だと思っています。

勝ち負けに関しては、ここではほとんどが玄人の観戦者ですので、やはり内容重視的な視点が幅を効かせています、小耳に挟む話題もそんな内容ばかりですね・・・・ただ、勝敗をつける以上勝ちは勝ちでそれは否応なく気持ちの良いものです。

  これで5年連続で勝ちを頂いています。正味1分半から2分位の短い試合時間ですから、自分で言うのも何ですが、結構他に例がないようで「先生、負けたり引き分けとか見たことないですよねぇ・・」とか言われ、どこか嬉しいような恥ずかしいような複雑な心境ですね、何故なら「大した立合ができなかったなぁ・・・だめだなぁ・・」というような反省しきりな立合も多々あるわけで、決して手放しでは喜んでいません。

そんなこんなで今年も京都大会(正式には全日本剣道演武大会という)が終わりました。最終の5日は範士八段の最後まで立合を見届けてきました。

その後は、前にも書きましたが老若男女色んな人達が爽やかな笑顔で挨拶を交わし、来年の再会を約し・・・とかしながら三々五々に会場を後にするのですが、その風景を眺めていると、ここに集う人々のそれぞれの人生の機微に触れたようなそんな気がしてくるわけで、とてもいい風景なんですよねこれが・・・・。

  さてと、剣道から離れ2、3日ゆっくりするつもりでいましたが、取引先からの連絡などもあってどうも仕事に追われてきたような状況なので予定を繰り上げて早めに帰るつもりです。

今年も長い剣道絡みの京都の連休でした。

もう何年こんなこと続けているのかなぁ・・・・一体いつまで続くのかなぁ・・・・そんなことがふっと脳裏をかすめます・・・。

一期一会・・・・か。

 

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青葉がまぶしい・・・。

2016-05-03 09:59:03 | 随想・・・。

  八段審査も終わりました。

結果は一次不合格・・・・如何とも一人目が上手くいきませんでした。しっかりした相手で遣りにくかったですね。

僕が上手く使えなかった分相手も僕を打てません・・・・二人目はほぼ思い通りに使えたのでやはり悔やみますね。

僕はA B C D4人一組のDでしたので自分とやるAとCの相手の立合が事前に見ることができるんですよね・・・それで少し考えてしまったかも知れません・・・残念です。

午前中の休憩までの10組結果発表でそれが判ったので、そくさくと帰ってきました。

最近、他の人のこと、一部の極々親しい人以外あまり考えなくなりました。

「人は人・・・自分は自分・・・」こんな当たり前の感情がやっと根付いてきたような気がしています。

それにしても悔しいやら残念やら・・・の感情と同時に何か吹っ切れて解放されたような・・・そんな気持ちでいます。

  家内に「残念・・すまん!」と第一報を入れたら「あっはっは・・・!」と大笑いされてしまいました・・・多分彼女もどことなく心配な気分から解放されたのだろうと思いますが・・・・・まぁ、嫌ごとを言われたり、不機嫌になられたりするよりはよっぽどいいですがね・・・なかにはお金(審査にかかる費用など・・・)のことなどちくちく言われたりして肩身の狭い思いをされている輩も結構いるわけで・・・まぁ、いいか・・・ですね。

  そんなことで明日は楽しみな立合ですが、心地良い緊張感を持って明日は明日と、切り替え、今は輝くばかりの青葉を満喫しながら京都の初夏を楽しんでいます。

それにしても昨日は日中30度を超えていました・・・暑かったです・・真夏日でした。

相変わらず朝は6時頃からワンコ達のの散歩です。

少しの歩きと自転車ですが、先日距離を測ってみたら大体朝だけでも3匹で8kmくらいは走っていました、コクだけで4km走りますからね・・・。

良い運動です・・・まったく・・・。剣道もそうですがお陰で毎日身体の何処かが筋肉痛です(苦笑)

それではまた・・・。

 

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