昨日京都であった昇段審査会で友人の長野君が見事六段に合格しました。
彼は普段からよく稽古をしている仲間で、僕もお昼前から会場に出向き色々アドバイスなどしながら最後まで立ち合いました。
実技審査はとても良い出来で、見ていた僕も9割方大丈夫と思っていましたがやはり見事合格で、その後の剣道形の審査もほぼ完璧にこなし見事な出来でした。本当に良かったです。
僕は彼を剣道に誘った張本人ですし、彼も剣道を再開し六段に挑戦しだして今年で4年目になりました。多忙な開業医という仕事柄なかなか時間も取れなかったでしょうがよくここまで頑張ったものです。
彼は大学では医学系ながらも剣道を続けていましたが、やはり卒業後はなかなかそうもいかず、地元で開業するまで剣道の再開などするすべもありませんでしたが4年前に本格的に再開し今回念願の六段昇段となった訳です。
合格率は今回は比較的高かった・・・全体的に良かったのでしょう・・といっても20%程度ですが・・・。
彼は年齢は僕より二歳若い56歳ですが、仕事柄もまた体力的にもそんなに激しい稽古はできなかったのでとにかく効率よく本筋的な稽古を心がけるよう云ってきました。賢い彼はそれを守り、決して回り道することなく正当な剣道を貫いてきたのが今回の結果に繫がったと思います。
とても喜んでいました。そして後のメールで「これで剣道を更に楽しんでやれます」と言っていました。その通りだと思います。
六段は誰もが認める高段者です。彼にとっては本職の医業をやり抜くその傍らに新たな人生の財産が生まれたように思えます。
六段になったから急に・・・と云う訳でもありませんが、これが一つの大きな区切りであることは間違いありません。
そのことで彼のこれからの人生を更に豊かなものにする為の別世界が生まれたと云うことははっきり言えます。
まずは良かった良かった・・・で、明日はいよいよ自分の審査なのですが・・・なんかこう・・身が引き締まってきたような感がしています。