Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

良いことがありました。

2014-04-30 11:19:03 | 剣道のこと

  昨日京都であった昇段審査会で友人の長野君が見事六段に合格しました。

彼は普段からよく稽古をしている仲間で、僕もお昼前から会場に出向き色々アドバイスなどしながら最後まで立ち合いました。

実技審査はとても良い出来で、見ていた僕も9割方大丈夫と思っていましたがやはり見事合格で、その後の剣道形の審査もほぼ完璧にこなし見事な出来でした。本当に良かったです。

  僕は彼を剣道に誘った張本人ですし、彼も剣道を再開し六段に挑戦しだして今年で4年目になりました。多忙な開業医という仕事柄なかなか時間も取れなかったでしょうがよくここまで頑張ったものです。

彼は大学では医学系ながらも剣道を続けていましたが、やはり卒業後はなかなかそうもいかず、地元で開業するまで剣道の再開などするすべもありませんでしたが4年前に本格的に再開し今回念願の六段昇段となった訳です。

合格率は今回は比較的高かった・・・全体的に良かったのでしょう・・といっても20%程度ですが・・・。

  彼は年齢は僕より二歳若い56歳ですが、仕事柄もまた体力的にもそんなに激しい稽古はできなかったのでとにかく効率よく本筋的な稽古を心がけるよう云ってきました。賢い彼はそれを守り、決して回り道することなく正当な剣道を貫いてきたのが今回の結果に繫がったと思います。

とても喜んでいました。そして後のメールで「これで剣道を更に楽しんでやれます」と言っていました。その通りだと思います。

六段は誰もが認める高段者です。彼にとっては本職の医業をやり抜くその傍らに新たな人生の財産が生まれたように思えます。

六段になったから急に・・・と云う訳でもありませんが、これが一つの大きな区切りであることは間違いありません。

そのことで彼のこれからの人生を更に豊かなものにする為の別世界が生まれたと云うことははっきり言えます。

  まずは良かった良かった・・・で、明日はいよいよ自分の審査なのですが・・・なんかこう・・身が引き締まってきたような感がしています。

 

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でっかくなっちゃった・・・・・コク・・。

2014-04-29 09:34:28 | 随想・・・。

  先日から京都に来ています。毎年ゴールデンウィーク中のこの季節はこっちにいます。

年に一度の剣道の大イベント「全日本剣道演武大会(通称、京都大会)」が開催されるからです。同時に八段審査会(六、七段も同様)も行われるのでここのところは早めにこっちにきて調整しています。

今はとても良い季節で、どこもかしこも桜の後の新緑の爽やかさと云ったらそれはもう見事です。

それとハナミズキやツツジも今が盛りで満開ですね。以前から思っていたのですがこの京都ではハナミズキをよく見かけます。街路樹や一般家庭のシンボルツリーなどに多く植えられているみたいで、白や淡いピンクの花が回りの新緑と相まってそれもまた美しいものです。

京都の街は街路樹一つとってもかなり手入れが行き届いていてこの木々の豊かさがまた別の魅力と云えます。ずっと前から感じていました・・・・。家の近くでも、自分のところのものだけでなく周辺の植え込みや木々の落ち葉などの掃除・・・これをご近所の老婦人が毎日欠かさずやっていてくれたりするわけです。そういう住民文化のようなものがしっかりと根付いているようで、この京都という都市の持つある一面を感じさせられます。

  今日は生憎の雨で僕の自転車も駐車場の片隅で眠っています。先日整備をしたばかりなので調子良いです・・・で、ついつい乗りすぎて足腰が少し疲れてしまいました。

さて、愛犬コクとコナのことなのですが・・・・いやー大きくなってきました。

  コナはしなやかで伸びやかな体躯構成で見ていても本当にきれいな犬です。暴れ回るので毛は余りきれいとは云えませんが・・・。

それよりコク・・・でっかくなってきました。4月19日で二匹ともちょうど5ヶ月齢になりました。その1週間ほど前に狂犬病のワクチン接種の為かかりつけの動物病院に行った際に体重を量りましたがコクは14.8kgありました。コナは13.3kg位でちょうど1.5kg程コクが重かったです。見た目はほとんど変わらないように見えるのですが・・・触ったら判るのですが骨量がまったく違うようです。

ですから今は優に15kgは超えているはずです。贅肉はほとんどありません・・・毎日家の前の段々畑で飛び跳ねて遊んでいるせいです。

写真いきます・・・・。コクとその奥が那智(尾鷲)・・ほとんど大きさが変わりません。

 左からコクの自然な立ち姿、それと出窓に居座り外を窺う那智・・・・なぜかここが好きみたい・・・(京都)

しなやかなコナ・・(尾鷲)

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居住まいを正す・・ということ。

2014-04-23 17:34:54 | 随想・・・。

   居住まいを正す・・・辞書によると、これは座っている時の姿や態度を改めるということらしいのですが、普段それに限らずこの「居住まいをただす・・・」という場面に遭遇することが多々あります。

先日、朝の散歩の途中で顔だけはよく見知った(市役所の職員だと思います・・・)ある人に出会いました。その人は作業服姿でポケットに手を突っ込んでいましたが、僕が「おはようっす!」て声をかけたら、こっちを向いてポケットからすかさず手を出しペコリと頭を下げ挨拶を返してくれました。

僕はこの時この一瞬のその人の態度がとても気持ちの良いものでえらく感心してしまい、本当にたったの一瞬のことなのにです・・・それが数日たってもその時のイメージがありありと浮かび「あれって・・・ああいう態度って・・どう言うふうに表現すればいいのかなぁ・・」と思いにふけりましたが、すかさず「居住まいを正す・・・」と云うことかなぁ・・と考えた訳です。

決して大袈裟な態度ではありません・・・ふっとした瞬間です・・・にもかかわらず相手に相当な好印象を与える・・これって人と人とのコミュニケーション・・のようなものの極意かもなぁ・・・と思いだした訳です。

さりげなくそういう態度を取れる・・・人格・・これって美徳ですよね・・・。前にも書きましたが・・・・。

僕は最近よくそういうことを意識するようになってきました。挨拶するのは昔からまったく苦にもならずどっちかと云えば積極的な方だと思います。

自分は「人好き・・・」だと思います。しかし、人によっては、まったく相手の顔を見るのも話すのも損する・・みたいな態度の輩もいる訳でそういう人に出会うとこっちは意味不明・・・ただただ戸惑ってしまいその場の始末に困ることがあります。

  剣道の世界においては挨拶は当然ながら整然としたものでなくてはならない場合が多いです。しかし、よく見知った親しい間柄同士での稽古後の挨拶や別れ際のちょっとした声かけ的な場面では知らず知らず相手に失礼をしたかなぁということもあるもので、それは、今やっていること・・・例えば袴や稽古着をたたんでいたりしたとき・・・その手を止めず、相手に顔をもまともに向けず(自分は滅多にそんなことはしないですが・・・・)についぞんざいな態度に終始してしまうことがあるわけです・・・僕とてです・・・。

そんなことを思い普段の自分の態度について少し考えさせられたような気がしました。

そういったさりげない態度ひとつとってもあらゆる場面でやっぱりきちんとした「身ごなし・・・」のようなものができると云うことはそれは素晴らしいことだと思います。

居住まい・・・・身ごなし・・・・・よい姿勢・・それに明確な口調・・・などなど、これらは人が人生を豊かにする生きていくの上でとても大切な要素といえると思います。

そんなことをほんの一瞬の出来事で考えさせられました。

 

 

 

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道路の改悪・・。

2014-04-20 09:32:44 | 随想・・・。

  昨年から今年にかけて国道42号線の尾鷲警察署前からイオンあたりまでがきれい?に改修されました。

この区間は「すき家」あたりから警察前にかけてかなりの下り区間でその下りのほぼ終点にある信号で事故が多発しています。

僕は工事中そこを何度も通りかかりましたが、これは当然ながらこの坂道で車がスピードを余り出せないようにする為の工夫(例えば道に少なからずの段差・・・塗装?のようなもので、車がスピードを出しにくくするもの・・・)をこらす工事も含まれているのだろうと思っていました。

  僕はほぼ毎日のように那智の散歩の為、自転車でこの信号を渡るのですが、熊野側から来る車は乗用車はもちろんでっかいトラックやダンプのような大型車が坂の下の信号が青の時など坂道の勢いをかってもの凄いスピードでやって来ます。

それを目の当たりにしていつも腹立たしくイライラしていましたが、この工事で道に段差のようなものを施せばかなりそれは軽減されるだろうとと喜んでいました。

 ところがです工事が終わってみたら何のことはない道の横の歩道と側溝がきれいに整備され同じくも本線の舗装もリニューアルされ、右折表示が路面の色を変え明確に描かれ、要するにきれいになっただけなのです。

あーーあ、これがお役所仕事の典型なんだなぁとつくづく思い知らされました。

「事故が多いから改修するんじゃないのかい?」と言いたくなります。

   以前ここの近辺で交通調査があった時、たまたま調査員に聞き取りをされ、その時もこの坂道は車がスピードを出し過ぎるのですごい危険であることを伝えました。他にも同じようなことを数件言われたようなことをこの調査員は言っていました。当然聞かれた方は同じようなことを言うはずです。

そんな調査、何にも反映されていないんですね。事故多発でここで一体何人が死亡したことか。

行政の怠慢とわざるを得ません「もっと、どんどんスピード出してくださいよ・・」と言わんばかりの改修なんですから、もうまったく何を考えているのか判りませんね。

通る車は路面もきれいできっと今まで以上に走りやすく益々調子に乗って飛ばして来ていますよ、そのスピードがすべての事故の原因であるという認識ゼロですね。

アホくさくてどうしようもありません。こんなのを改悪というのですね。

これは今はただの愚痴ですが、いつか何らかの形でまた回りまわってどこかの誰かにツケがが廻ってくることでしょうねきっと・・。

僕はそれが事故の被害者でないことだけを祈るばかりです。

 

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僕らを取巻く社会の変貌について・・・。

2014-04-19 09:19:58 | 随想・・・。

  この東紀州地域も念願の高速道路が全線開通し、本当に尾鷲から県内はもとより各地への所要時間が10年ほど前の約半分になりました。

この前、伊勢西ICに17:28分に入って尾鷲北ICを出たら18:18でした・・所要時間50分と云うことです・・・・。僕は決してぶっ飛ばしたりはしません、普通の運転で対面式の道路では100km以上は出せません、2車線の通常の道路でもせいぜい120kmが精一杯で下りなどで稀に130km位出てしまっていることはありますがそれも滅多にありません。

そんな高速道路では通常のスピードでこんなものな訳です・・・驚きました。

更に先日は芸濃ICに17:20に入り尾鷲北IC出たのが18:20ちょうどでした。もちろん休憩無しで・・・1時間で来ました。

僕は、津市やその周辺での所用が翌日にも続く時などは今まではよく京都に帰っていましたが、現状では尾鷲までの距離と時間ははちょうど同じくらいになってしまいました。一昔前では考えられません・・・まったく今は昔の感がしてなりません。

  ただそんな便利さを実感しつ、どう考えても何かこの便利さの影でだまくらかされているような疑念がわいてくることがあります。

それは異様にに高く感じる高速料金・・・それと滅茶苦茶な燃料費の高騰です。

このガソリン価格の値上がり度合いは酷いものですが、マスコミは一向に取り上げようとしません。高速料金の値上がりもサービス低下も同じです。

何か別の目に見えない圧力のようなものを感じてなりません。利便さにごまかされ、どこかですり替えられているような気がしてなりません。

ハイオク・・170円以上するんですよ、4,5年前130円台位だったと記憶していますが(調べていません・・・定かではありません・・)いずれにせよ毎年・・いやもっと短いスパンでどんどん高騰しています・・・何がアベノミクスじゃ!・・・・と言いたくなるわけです。円安を助長しておいてこの始末なのですら・・・まったくアホか!と思ってしまいます。

僕は基本的にガソリンが上がってもふーーん・・・と云う程度なのですが・・それは入れる量のことしか考えていないのでそれに見合った距離が少なくなるだけのことなのでガソリン単価そのものにそんなにこだわったことはありません・・ホント・・・・。

ただ、こんな日常に現れる一場面において、何か深く静かに我々に負担を与えているこの国の政治スタイルのようなものを勘ぐってしまう訳です。

当然ながらどこかに利権が存在し、既得権が存在しそれが政治に圧力をかけ、回りまわって我々に負担が分散される・・・まぁ、こんな構図・・・別段今始まったことでもないのでしょうが・・・。

  我々を取り巻く世界は、この判りやすい高速道路の話だけではありません、インターネット社会の膨張と進化・・・による究極の利便性などということも含め、それらに象徴されべく世の中は大きくグローバルに変化してきています。間違いなく・・・・しかしながら往古から変わらぬものの存在・・・・抽象的ですが・・・これらは深く根強く根幹にはびこっている・・・こんな原理のようなものは普遍なのだなぁなどと言うことも同時に思ってしまう訳です。空恐ろしさを感じることさえあります。

  根源的なところでもっと変貌していくのが本来の進歩・・・だと思うし、それにもっとおもしろいのに・・・・。

などとついつい、あまりの目前の現実の変貌の中でそんなことを妄想してしまう訳です・・・・

戯言ですがね・・・。

 

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