吉田沙保里の擁護をする訳ではないのですが、敗戦後、自分のことばかり泣きながら喋る無様・・・?な様子に云々という意見もあるようなので、後のことに少し触れたいと思いました。
彼女は200何連勝・・とかしていてとにかく負けたことが無いんですよね。
僕的にはここが重要なポイントで、彼女は負けた時の自分のことなど何も判らなくて、想像もできなくて、ましてや相手のこと思いやること云々なども含め、まったくどうしていいかも判らなかったンじゃないのかなぁ、と感じたのです。
何せ負けたことないのですから・・・いつも勝者だったんですよね。
後日落ち着いた彼女は、インタビューでぽつねんと「はじめて負けた人の気持ちが判りました」・・・こんなこと言っていました。
その時僕は正直「ほっと」した気持ちになりましたね。
今後仮に指導者として再スタートするにしても間違いなく負けて良かったと僕的には思うのです。
もしかしてあくまでも最後まで運強く、一番最高の経験したのは彼女かも知れませんね。
やっぱり彼女最強かも・・・・。
今まで書こう書こうと思いつつそのままにしていたら榎本さんがブログでその事に触れていたのでちょうど良い機会と思いました。
話、全然変わるのですが前回「ターザン」の映画を観たこと書きました。
その中で忘れられないセリフがあります。自分の母親とも云える・・というか実際に母と思っていた雌の類人猿がある部族の若者に殺されてしまいます。それに怒り狂ったターザンがその若者を追い詰めて殺し復讐します。
その若者は部族の酋長の息子でした。その後、その酋長は自分たちの土地のエメラルドを求める白人と取引をします。エメラルドを採掘させる代わりにロンドンで貴族として生活している元のターザンをここにおびき出せ、と云う訳です。
息子を殺された強烈な復讐心でターザンを殺すつもりでした。
最終的な曲面で二人は対峙し戦います、そしてついにターザンが酋長の喉元にナイフを突きつけた時、酋長が言います「猿を殺しただけじゃないか・・・」と、しかしターザンは「母親だ・・」と言います。酋長は「息子はまだ子供だった・・なのにお前は・・」とつぶやき「お前には誇りと云うものがないのか・・」と言います。
その時ターザンはつぶやくのです「誇りなど知らなかった」と・・・・。
結局二人はそこで和解するのですが、これを書いていて何故かその場面のことがふと思い浮かびました。