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気まぐれ

気まぐれ電車旅が相方には新鮮らしい。
相方が構想する旅は、事前情報収集と計画性が重要で、
電車時間や行程時間なども数案が検討され、
不足のトラブルなどにも対応できるように考えられている。

そんなのとは裏腹に、去年僕が思いつきで言ってみたのが、
「駅に行ってみてさ、路線図を適当に指さしてそこに行ってみるとか?」
あまりの無計画性に怒られるのかと思いきや・・・
「そんなの私だったら絶対に考えられないっ!」と言いつつニヤッ。

で、即実行に移し、駅の路線図(運賃図)を眺めて、
そこそこの距離で読めないような地名で・・・
僕が指さした地名を見て、
「越河(こすごう)って・・・普通は降りないなぁ」

「じゃあ!そこに行こう!」
無計画なだけでは旅は始まらないのである。
駅に行けば電車が都合良く走っている訳ではないのだ。

「ん~でも、そこに止まる電車は・・・○時だけど」
現在時刻から2、3時間あとの出発のようだ。
「じゃ、じゃあ、その近くの大きめの駅に行って・・・」
「そうか!そこで散策して時間になったら行く!?」
「そういうこと!」

大きめの街で散策した後、予定の駅へ向かう。
行き当たりばったりで指さした駅は・・・無人駅だった。
小さな民家が並ぶ道を少し歩くと田んぼが広がっている。
その田んぼの向こうを国道が走っていて、
流れるように車が通過している。

そんな何もないような場所で、田んぼの畦道を歩き、
小川の脇に茂った草むらでアマガエルをたくさん観察した。
のどかな田んぼも気持ちさえあれば充分楽しめた。

そんな突発気まぐれ電車旅を去年、何度かやってみた。
今年は・・・この暑さで、なかなか出掛ける意欲が湧かない。
ダラダラと家で一日を過ごしてしまう事も多かった。

昨日、気まぐれ人間の僕がまた突発的に電車旅を告げる。
時計の針は12時をまわるあたり。
相方が目的駅の電車時刻を調べると2時40分頃発だった。
そんな時刻に電車に乗って・・・なんてのは普通にはありえない。
2時40分発っていえば、もう3時である。
そこから1時間弱電車に乗って、なんだらかんだらしてたら4時。
普通は諦める時間帯でおかしくない。

はぁ?という顔をしつつも、こんな発想も相方には浮かばないらしく、
「私には絶対思いつかないわぁ~」と言いつつニヤッ。

結局、限られた時間での散策になったが、
そういう割り切りをすることで、楽しみ場を限定凝縮し、
なんとなく気持ち的には結構遊んだような感覚があった。

そういう気まぐれ旅が面白いのか、
正味2時間弱の散策と電車往復時間だけだったのに、
一日明けての今日も満足感に満ちてニコニコしている。

たまにはね、深く考えずに行動するのも良いのかもしれない。
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突発ちょい電車旅

今日も相変わらずの暑い日だ。
特別予定もなく、午前中は扇風機の風に当たりながら、
真夏の動物園の猛獣のようにグダッと寝そべっていた。

時計の針が12時を指す頃、
「今日はどこかに出掛けるの?」と相方が聞いてきた。
「ん?いや・・・特に・・・」
視線はTVに向けられているものの番組自体に関心はない。
「予定がないなら私はアッチに行って書道の練習しようかな?」
アッチというのは事務所の事である。

それでいいんじゃない?と言おうと思ったが、
ここ最近、旅行チラシや散策ガイド本などを
頻繁に眺めている相方を見ているので、
本当は山に行きたいけど、僕が腰が痛いなんて言ってるから、
気を使って出掛けたいと言わないのだろう。

あんまり距離を歩かず、腰に負担を掛けずに何処か・・・
そんな風に考えると、すぐにあそこの景色が浮かんできた。
あそこなら何度も行ってるし、楽な散策になりそうだ。

「じゃあ・・・オクニッカワに行こうか?」
唐突な僕の提案に相方は目を丸くする。
「オクニッカワって・・・今から?」壁の時計に目を向ける。
「電車で約40分、川に浸かったり散策して1、2時間」
「と言っても電車あるかな~?」時刻表を取りだし頁をめくる。

「今からだと・・・2時40分発とかしかないよ~」
「今は夕方も明るいし、7時頃に帰ってくれば充分遊べる」
「じゃあ行ってみる~?」そんな口調とは裏腹に相方は嬉しそうだ。

電車に乗っている時間が移動と思えば面白みも半減だけど、
電車に乗って景色を眺めるのも旅時間と思えば、
ガタンゴトンの音もなかなかのBGMになるものだ。


この時間帯に、この駅で降りる人など・・・と思ったけど、
僕らの他に3名が降りた。2名はカップルである。
軽装だが、軽装でも充分な場所でもある。


舗道を歩きながら山並みを眺めて歩く。
太陽が一番高い時間帯でもあり、暑い空気が身体を包み込む。
「山は涼しいかと思ったけど、ここは暑いわねぇ~」
「ほら、もう少しで木陰に入るから」
木陰に入ると幾分気温が下がったように感じた。


緩い坂道を下っていくと川が見えてきた。
写真には写っていないが親子が川遊びをしていた。


吊り橋を渡って向こうへ・・・と行ってみると、
熟年夫婦が怖々と向こうに渡っていき、
その娘?2人が後を追うように渡っていった。
やっと渡れると思いきや、渡りきった所で立ち止まっていて、
しばらく待っていると、渡ったときと同じように
怖々ユラユラ戻ってきた。その間、橋の手前で待つ、待つ。

「ゆ、揺らすんじゃねぇ!」「貴方が揺らしてるんでしょ?」
「揺らすってのはこうやるんだ」ユラユラ
「止めてよね、ただでさえこの橋、ミシミシ言ってるんだから」
そんな夫婦の聞きたくもないブツブツを聞いて待つ。
熟年夫婦が渡り終えると子供がユラユラ戻ってきた。
渡り終えたところで「無事に渡れて神様に感謝します!」と言っていた。

そんなに怖いのかなぁ~?と、ようやく渡ってみたが、
特別何かが怖いわけでもなく、ミシミシ言うけど普通の吊り橋だった。
あの親子?には是非、徳島のかずら橋を渡ってほしいなぁ。


吊り橋の左手側、川の深みの所では家族連れが川泳ぎを楽しんでいた。
家のエアコンで涼むより数倍、心と身体に元気がみなぎる気がします。


川沿いの細い遊歩道を歩いていくと、
エメラルド色した深みが見えてきた。
河原に降りられる場所を探し、水を求めて降りていく。


手頃な大きさの石が散らばっていて、腰掛けるには丁度良い。
カメラを構えて数枚撮った後、裾を捲り上げ、裸足になった。
小石が足裏を圧して、イタキモチイイ感じで水に浸かる。
「ひやぁ~冷たいっ!気持ちいい~!」
何度かこの場所を訪れているが、僕は初水浸かりである。
(面倒なので海も川も、あまり入りたがらない)


バシャバシャと歩き回り、足裏が痛い~と笑い、
腰掛け岩を見つけて辿り着くとのんびり足水状態で休憩。
首に巻いていたタオルの片方を水に浸し、
顔に浸けるとヒンヤリサッパリで気持ちいい。


目の前には、どうやったらこんなモノが、
こんな状態で流れ着くのだろうというコンクリートの塊。
その下で川魚がヒュヒュッと泳いでいた。


サッパリ休憩を終え、靴を履いて・・・
バシャバシャ川遊びの次はパシャパシャ写真遊び。
手持ちで低速シャッターなんて撮ったけど、ほぼ全滅だった。
やはり三脚がないと難しいね。


ん?と河原の石に違和感を覚えると、こんなモノが・・・
う~む・・・と色んな感情が湧いたが書くのはやめよう。
こんなのが何個かあった。


もうちょっとだけ奥に行ってみる?
遊歩道に戻って少し奥に行くと、また河原に降りられる場所があった。


水も緑もキレイな場所だ。
ただ今日は遅い出発だったし、腰痛も少しあるので、
あんまり奥まで行かずに森林浴&水遊びを楽しんだ。

遊歩道を戻っていくと、先ほど僕らが浸った場所で、
親子連れが川泳ぎを楽しんでいた。
川の水は冷たいけれど、入っているうちに慣れるのかな?
奥でニカニカと笑い楽しむ水の郷・オクニッカワ・・・なんてね。


撮られてた返しの図

吊り橋の下では若いカップルが水を掛け合いはしゃいでた。
浅瀬に寝るように並んで浸り、緑を見ながら会話する。
こういうデートは、なんつ~か・・・素敵だよなぁ。


さて帰るか・・・濡れたタオルをぐるぐる回しながら、
道路脇の植物を眺めながら駅に戻る。


正味2時間も滞在していないのに、
陽が傾いたホームに立ち、ガスる山並みを眺め、
電車に揺られて街へ戻ると、なんだか一日を満喫した錯覚になる。

駅ビルの地下食品街に用事があると寄り、
ついでにお腹も空いたような気がするとぶらぶら。
「蕎麦は昨日食べたからなぁ・・・」
「ん?何か食べて行くの?」
「ん?腹ヘッタから何か食べたいなぁ~と・・・」
「蕎麦ぐらいなら入るけど・・・」


という感じで二日連チャンで蕎麦食。
初めてゲソ天そばを注文してみた。天ざるも良いもんだな。

駅を出ると空は真っ暗になっていた。
夜空を眺めて駅を出るのは旅を満喫した時ばかり。
やっぱり一日満喫♪と錯覚してしまうのであった。
「突発的に出掛けたけど、まあまあ良かったでしょ?」
「あんな時間に出掛けても充分楽しめたね」
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すぐそば

ちょこっと買い物をしに行きたいけど、
暑くて出掛ける気力が湧き上がらないと相方が言っているので、
一緒に付き合うよ!バイクでピュッと行ってピュッと帰ってこようか?

で、そのついでで・・・最近、蕎麦食べていないので・・・
そんな感じで午後に街へ行ってきた。


相方は冷やし鳥そば


僕は大板そば

山形そばとのぼりを掲げてるけど、
そんなに期待せずに入ってみた。
出来てそんなに月日が経っていないのか店内はキレイだ。
夜は居酒屋になるらしいが、店内はゆったりと広くて心地よい。

先に運ばれてきたのは相方が注文した方。
一口食べさせてもらうと鳥のダシに深みがあって旨い。
少し間があって板そばも運ばれてきた。

風味もあるし、コシもある。
街中でも充分に山形蕎麦を堪能できるお店だ。
欲を言ったらキリが無いけど、
何かしらのインパクトというか、
この店はこんな蕎麦という特徴が無い感じもするが、
相方曰く「また来てもいい店」だそうだ。

さて、生活用品やら化粧品やら・・・
そういう細々とした買い物に付き合うのは面倒だろうからと、
僕は本屋に行って時間潰しをして待った。


本当は今日、月山の麓にある自然ナントカに行こうか?
なんて話が数日前に上がっていたのだが、
どうも僕の腰の具合が思わしくなくて延期になった。
森に行きたい欲が湧いていて、少し残念そうな相方だったが、
こんなに暑い日は、遠出しなくて正解だったかも?

そう行ってもらえると僕も少し気が楽になる。
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タネヌコキ

マンション裏を東西に走っている緑の小径。
休日の夜23時過ぎ頃だろうか・・・
家に戻る前にコンビニへ寄っていこうと思い、
道を曲がって歩いて行くと、その緑の小径から、
体長50センチぐらいの小動物が歩いてきて、
4、5m前を悠々と通過して道路を渡り、
緑の小径の脇の茂みへ入っていった。

外灯の灯りが薄っらと道路を照らすぐらいの明るさだし、
きっと見間違えだとは思うんだけど・・・・
その小動物を見た時に、パッと思ったのがタヌキだった。
「あっタヌキ!・・・んえぁっ?タヌキィ?こんな所に?」
そんな感じで正しく確かめようと歩を緩めず前に進む。

小動物はそんな僕など眼中に無いといった感じで、
口に白っぽい何かを咥えたまま、尻尾をやや真っ直ぐ伸ばし、
悠々とスタスタ歩いていく。

短い時間の中、暗がりの中、
口は・・・白いナニカで見えないけど、前に出てる気がする。
尻尾は・・・そこそこ長く、猫などのよりは太くフサフサ感がある。
毛色は・・・まぁ、そういう系のなんというのか茶褐色?茶灰色?
ケモノ的な色合いだ。しかし外灯の薄灯りの中での識別である。

そうだ証拠写真を・・・と顔をソチラに置いたまま、
バッグに手を伸ばし、ファスナーを引いた所で、
「ああ、今持ってるのはEPだ。フラッシュが無いし、
電源入れて使うまでのタイムラグを考えたら間に合わない・・・」

小動物はそのまま小径の茂みに行き、
寺を囲む塀と茂みの間の柵のような所に飛び乗り、
そのまま樹の茂みの中へ消えてしまった。

きっと見間違いで、野良猫か何かだと思う。
そう理性的に考えようと思っているけれど、
野良猫にしては、ひとまわり以上大きいような気がするし、
尻尾のフサフサ感もなんか違和感があった・・・。
ちゃんと見ていないけど口も前に出ていたような・・・

いかん、いかん、そうだそうだ、きっと見間違えだよ。

実家の畑がナニモノカに荒らされるなんて話を聞いてるから、
きっとそういう見え方を無意識的にしたんだよ。うん。

とはいえ、少し気になって、それから数日は
夜中にそちらを意識して歩いてみたり、
茂みの中に視線を向けてみたりしていた。
そんな風にしていたら一昨日かな?
緑の小径が一気に草刈りされてしまって
草が生い茂る場所がほぼ無くなってしまった。

野良猫なのか別の生き物なのかは分からないけど、
この一帯は寺も多く、敷地が広くて緑も豊富にあったりする。
墓もあるし、お供え物などもあるのかな?
上手に暮らせば・・・なんて勝手に思ったりしている。
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タンタタン

「牛たん、いつ食べに行くの~?」と相方。
誕生日祝いでタンを食べに行くのが毎年の習慣になっていて、
去年も2日遅れで食べに行きました。

「明日?明後日?来週~?」・・・そうかスッカリ忘れてた。
明日は一般的には給料日だから混みそうだし、
週末はトーゼンだし、給料日翌日だって混みそうだ。
と、なると今日しかない?なんて話になり、
仕事を少し早めに切り上げて徒歩10分弱のタン店へ。


とりあえずお飲み物は・・・で、またビアを頼み、
やはり今年はビア率が・・・と思いつつプハッ
考えようによっては特別な日だけ酒を飲むのも悪くない?
この理論だと晩酌派は毎日が美し時間を楽しんでる訳だな。


ドォ~ンと1.5人盛。美味しい笑顔が広がります。


店内に団体客がゾロゾロと入ってきて、
カンパーイ♪と賑やかになった頃、
うう~満腹だぁ~とお腹を押さえながら帰宅しました。

2人で麺類以外を食べるのって新鮮~!
そして少し懺悔~!たまには麺以外も食べましょうね。
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点と線と気疲れと

去年の夏はじめぐらいに、昔会社の取引先から、
ちょっとした趣味のお手伝いという依頼があった。
それがキッカケになったのか、お盆開けに連絡があり、
いろいろ相談したいことがあるんだけど・・・ということで、
関わっているカメラマンと一緒に打合せに行ってきた。

去年、会った時の事をブログに軽く書いていて、
6年ぶりに会ったと書いてあったけど、
正しくは10年ぶりぐらいかもしれない・・・。
月日は意外に早いものです。

とりあえず話の内容はまだ未確定部分が多いけど、
どうも前会社の応対が悪すぎるというか、
上がっていなければならないものが上がっていないとか、
その話をしたいのに何回電話しても留守で連絡もよこさないとか、
失敗ばかりしてるのに謝りもしないとか・・・
まぁ~あんまり書いても面白くない事ばかりで・・・
なんだかなぁ~?シッカリしろよな~!という感じです。

そんなこんなで僕に・・・なんて話なんだけど、
その辺はまずはシッカリけじめをつけてからにして下さい。
なんて感じで、あまり尻ぬぐい的な事はしたくないのですがねぇ。

打合せ終わりで去年、ちょっと作ったものの話を出してみたら、
じゃあ、ちょっとガレージ見ていく?是非是非♪となり、
なんだかジョージさんみたいなガレージを拝見してきました。










こういう人がいるんだなぁ~って感じ・・・。
アパート一棟ぐらいのガレージに大型バイク5台。
2000ccとかのバイクもあったなぁ~。
スノーモービルとかもあったし、
革製品(革ジャン、バッグ、ブーツ、ジャケット)が
売り物のようにたくさん並んであった。
釣り竿も数え切れないほどあったなぁ~。


比較的最近買ったやつとか言っていたバイク。
ここぞとばかりに次々と跨ってきました。

あれっ?今日は何をしに来たのかな?って感じに時間が流れ、
ああ、こんな時間だ!それではまた~と帰ってきました。

趣味的な方でお手伝いするのはいいけど、
前会社と揉めてる中には首を突っ込みたくないのも本音。
買ってきて急ぎの物件を終わらせると、
精神的に疲れたのかソファにバタンでZZZ・・・でした。
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Hot Birthday

ああ、また年代がひとつ上になってしまった。
自分の誕生日は「知らない、ああ、そうだっけ?」と嘘ぶく相方が、
しつこいぐらいに「おめでとう」と前の日からニタ顔をしている。

実家から送られてきた大量の枝豆を茹でて(大鍋に満杯の量)
枝豆にはビールという誰が決めたのか分からない定番をやろうと、
コンビニついでにビールを買おうと思ったけれど・・・
お盆に何本か飲んだし、もうビールはなぁ~と見ていたら、
そうそうノンアルコールビールっつ~のがあるじゃないか!?


きっとビア愛好者には「?」と思われてそうな味だけど、
あまり酒を飲まない僕にはビア風な飲み物として楽しめた。
アルコールを摂取した時のウォウという感じが無いのがいい。
とはいえ、定期的に飲もうとも思わないけど・・・

さて、40年目の誕生日は暑い日だった。
相方の実家へ遊びに行くのが延期になっていて、
誕生日に行くのは・・・なんて遠慮している相方に、
「去年も誕生日に用事があったじゃないか!」と言うと、
じゃあ行こう!と言うことになった。

最初はバイクで・・・と思っていたけど、
暑すぎる日にバイクで1時間の距離は苦痛でしかない。
ここは冷房の効いてる電車で向かうのが正解である。


千葉に住んでいる相方の姉が帰省していて、
お盆前から今月末近くまで3週間近く実家に滞在してる。
仕事のある旦那さんはお盆中に数日来て、すぐ帰ったとか・・・
あっちに比べればコチラも避暑地になんだろうね。

3歳児の娘に僕が何でも絵を描いてくれるんだよと、
いつの間にやら子供に絵を描いてあげることになっていて、
生まれて初めてアンパンマンの絵を描いた。
(初めて・・・と書いたが実は前の日に少し練習した〈照〉)

義父が僕の誕生日を口実としてビールを出してきた。
(頻繁な飲酒は医者に止められている)
義父さんに付き合ってビールを1本飲んだ。
今年はビール率が例年より少し高いかもしれない。
調子に乗って義父さんが3本目のビールを冷蔵庫に取りに行くと、
義母さんの厳しい言葉がチラッと義父さんを突き刺し、
子犬のように義父さんは縮こまっていた。

僕の実家へ帰省したときの写真をフォトビューワーから
TVに繋げて観賞し、後は子供中心に会話が進んでいた。
親戚の子供たちもそうだけど、最近の子供はおとなしい子が多いのかな?
あ、去年会った片方の友人の子供達は賑やかだったか・・・
まぁ、おっちゃんとしては怖がられなくてホッとした。

向こうの一家は僕のことをジャックさんと呼ぶのだが、
3歳児にも「ジャックしゃん」と呼ばれ、
「おじちゃん」よりはマシかな?なんて心でニンマリしてた。

1回くらいしか会ったことはないけど、
義弟のところは子供が3人いて、男の子は双子の幼稚園児。
お盆中に遊びに来ていたらしく、彼らの最近の流行りは
「サザエさんごっこ」らしい。

双子の片方がカツオくんで、もう片方がナカジマくん役。
そして義父さんに波平役になってもらって、
「バッカモーンッ!」と怒鳴ってもらう遊びらしい。
義父さんは波平口調を一生懸命勉強させられたようだ。
サザエさんは僕らが小さい頃から放送されていたけど、
そういう遊びを聞いたのは初めてだ。一回見てみたい気がする。
ちなみに波平の勉強をしている義父さんの名前はカツオである(笑)

義姉の娘がお昼寝をしに別の部屋に行き、
僕も部屋の隅っこで昼寝をした。
途中、目が覚めたが、相方が楽しそうに母親とお盆話をしているので、
そのまま目を瞑って昼寝の続きをしていた。
数時間後、子供が昼寝から起きてきて少し賑やかになり、
そろそろ帰るか?と夕方、相方の実家を後にした。

夕闇に包まれた夜空を、コウモリが飛び交っていた。
涼しい風が身体を通り抜け、今日は暑かったなぁ~なんて
しみじみと電車に乗り込み駅に着いたら、街はモワッと暑かった。

ちょっと自然があると朝晩の気温が低くなって快適になるのに、
街中はモワッとした熱気が漂っていてウンザリしてしまう。
地元の朝晩は快適だったなぁ~と、まだまだ暑い夏を想う・・・。
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旅と叔父さん

毎年、盆と正月に母方の親戚が一堂に会す。
いろんな話が交わされる中、毎回のように同じ話が挙がる。

毎年、夏休みを利用して北海道ツーリングをする従兄と弟。
今は違うが、数年前まで同じ会社に居て、
従兄が毎年行っていた夏・北海道バイクツーリングに、
弟が後から参加するようになった。総勢10名以上のメンバーだ。
その後、従兄は転職し、弟は後を引き継ぐように、
そのツーリングに毎年参加していた。

今年は一番仲の良い人が不参加だったとか、
別の理由があるとかで今回は参加しなかったらしいが、
当たり前のように親戚の集まりで、その話が挙がった。

北海道というキーワードと、バイクというキーワード。
そして旅というニュアンス。
これに母親の弟・・・叔父さんが毎度ながら反応する。

「お前らは北海道に行って景色を見てこないのか?」
「ん?走りながら見てるよ」
「時速100km/h以上で景色なんか見えるか」
「道の駅で休憩した時にゆっくり見てる」
「道の駅で見るのは物産品とかだろう」
「ん、まぁ・・・でも走るのが楽しいから」

飽きもせず毎回そんな感じの同じ話になる。
若い頃、職を辞め、退職金と失業保険のお金を持ち、
単身、北海道をナナハンで放浪した叔父さん。
東西南北自在に走り回り、旅先で色んな人と出会い、
お金が無くなると住み込みのバイトをしたりして、
男女年齢関係なく語り合い、行動を共にし、青春を謳歌した。

もともと母方の兄妹は全員がアウトドア派の連中で、
海も山も、どちらも楽しめる人ばかりである。
叔父さんはそれに輪をかけたような無骨野郎という感じで、
独りで山奥へ入ったり、海へ潜ったり、野人のような人である。
夜空の星を眺めながら大地に寝るのが良いなんて普通に喋る。

元は高級料亭の板前という職人気質なのか、
少しばかり頑固で、少しばかり自慢人である。
だから北海道の道を高速で走り抜けて楽しむ従兄や弟に、
あそこが良いよ!ここに行ったらあれをしたほうがいいよ!と、
過去の自分体験を元にアレコレと口を出してしまうのだ。

仲間達で旅をしたら、なかなか個々が自由に行動できない。
そんな事は聞かなくても分かるのに、
「なぁ~んだよ、せっかく北海道にバイクで行ってるのに」
なんて毎度口を尖らせて言ってくる。

すると従兄も弟も最初は反論するけれど、やがて面倒くさくなり
「叔父さんはフリーターだったから出来たんだ、俺らは会社員だ」
そんな風に言い放って話はフェードアウトする。毎回。

そんな叔父さんの旅話を面白がって片耳立てている人が居る。
そう、察しの通り・・・我が相方なのである。

ここ数年、毎度のやりとりの中、
面白がって聞いている相方に叔父さんの話を流すようにしてみた。
すると今まで従兄や弟に煙たがられていた自慢話が、
「ああ、そこ知ってます」とか、
「ああ、そこは行ってないですが知ってます。キレイな場所ですよね」
なんて相方が叔父さん話を吸収しはじめた。

席取りの関係もあって、人を挟むような感じで話すので、
あんまり話が長続きしないのだが、今年の夏もまた同じ話になった。

「北海道のあそこに行った事ある?」
「ああ、そこは行ったことあります」
「じゃあ、あそこは見た?」
「ああ、そこは見ていませんが、あそこには行きました」
ああ、いつものやつが始まったか・・・と流し耳にしている従兄が、
次々と叔父さんの過去放浪絶景場所の話に頷く相方を見て、
驚いた感じで口をあけていた。

「なんが番号合ってるんでねぇ~が?」
番号が合うというのは相性が良いという事である。
「なんだかんだで全国あちこち独り旅してるから知ってるみたい」
そういうと従兄は、じゃあココに行ったことあるのか?みたいに
「滋賀県の○○に行ったことある?」と横やりを入れてきた。
「ああ、○○には行ってませんが××は見てきました」
「んうぉ~」と深く頷く従兄。
「あの坂のこうなってる所とかなっ!」
「あ、はい、あの○○がある所ですよね」

「おめぇ、そのうち北海道さ連れて行ってもらえばいいべ」
叔父さんが僕に話を振ってきた。
「あ、去年連れて行ってもらったよ」
十勝平野を山頂から眺め、自転車で山を下って来た話をすると、
叔父さんが「むぅ~」と深く頷いた。

相方が1人旅をしていた頃に出会った人と、
今も交流があったり、年賀状交換してる話をすると、
「それが旅なんだ、そういうのが旅。こいつらのは旅行」
相変わらず従兄と弟には厳しい。

相方が言うには「従兄さんや弟さんのも旅、叔父さんのも旅」
上だとか下だとか、良いとか悪いとかは関係なくて、
自分が楽しめてれば方法が何でもそれは個人の自由。
いろんな楽しみがあるから旅は面白い。・・・なんだそうだ。

叔父さんが今年着てきたTシャツは名物ユースのもの。
完全に相方と話をするために着用して来たのだろう。
「○○に行ったことある?」名物ユースの話を振ってきた。
「あ、はい、そのTシャツ見たことありますよ」
話が噛み合って叔父さんの酔った表情も嬉しそうな感じだ。
「東北で俺が一番の景色だと思うのは××だなぁ~知ってる?」
「あ、ええ行ったことは無いですが、キレイな場所なのは知ってます」
「じゃあ今度こいつを連れて行って!」と僕を指さす。


僕や弟が幼い頃、夏休みに映画に連れて行ってくれた叔父さん。
弟に海の面白さをいろいろ伝授した叔父さん。
来年の夏は、その弟子を連れて海に遊びに行きたい。
その場で獲って、その場で食べる。その場で調理する。
そういう面白さは相方も僕も経験がない。(僕は少しあるけど)
楽しいの波長が合うと、違う視野が見えてくる。

もう少し長く地元に滞在できたなら、
叔父さんに色々教えて貰えそうなんだけどなぁ~。
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ぶらり沼ぶらりラー

あっという間にお盆休みも終わりなのだ。
夕方の電車で帰る前に何処かに出かけるか?と言われても、
窓の外の空はどんよりとした曇り空。
「天気が良ければ、秋に行ったあの沼に行きたかったけど・・・」
そう呟くと、あそこだったら近いから行くだけ行ってみようか?
なんて話になり、唐突に出発することになった。


隠れスポット的な場所であるが、
秋は紅葉が美しく、数組がカメラ抱えて訪れていた。
しかし夏は・・・駐まっている車はいなかった。

それでも、場所に行けば居るだろうと思っていたけど、
やはり夏の緑景色は人気がないのか誰も居なかった。
僕的には、こういう緑景色も満足なのである。


水草の緑に苔の緑、包み込む緑に、流れる緑・・・


無心になってカメラを構えてしまう。


そんな所を撮られてた の図


確かに紅葉時期の方が彩りは豊かなのは間違いない。
水上の草が流れが早い部分はしっとりしているのに対し、
流れが緩やかな部分は乾いて白っぽくなっていた。


ここが一番キレイだな・・・再び戻ってきてパシャ。


空は曇天なのに、気温はそこそこ高いのか、
この一帯を写真撮りながら歩き回っていたら、
一気に汗だくになってしまった。
車に戻っても、だるさが抜けずにぐったりしてしまった。
やはり暑すぎる夏は、あんまり動き回らない方がいい。

家に戻り、せっかく獲ってきたんだから食べていって・・・と、
先日畑から獲ってきた7.5kgのスイカが出てきた。
包丁を入れ、半分に割ってみると・・・


黄色いスイカだった。
「あれっ?赤いスイカを植えたのに・・・」
実って見なければ分からない部分もありそうです。

味は残念ながら淡泊な感じ。
水分は多いけど甘みが足りない気がします。
前に小さいスイカが送られてきましたが、
あちらの方が甘みが多かった気がします。

昨日、まぐろ丼を食べてから全く食欲が湧きませんでしたが、
まぁ水みたいなものだから~とスイカは食べられました。
全く、お腹が空かないままに帰る時間が近づいてきました。

帰る前にあのラーメン食って帰りたい。
そう言っていたので、みんな僕の動向を伺うようにしています。
「せっかくだし、ラーメンだったら入るかも?行くか!」

帰りの荷物をまとめ車に積み込み、
家から近くの分店のほうに行ってみました。


おおぅ~見た目は本店と変わりないね。
気になる、お味の方は・・・?


うひょ~ウメェ~!!!やっぱコレだよな。
店内の熱気に少しばかり参りましたが、
一口すすったら、そんなことはふっとびました。
やっぱ、このラーは旨すぎるなぁ。
近県各県のラーを食べたけど、
純粋ラー(醤油・塩・味噌)じゃないオリジナルラーの中では、
このラーが一番のような気がする。

カップラーで似たようなのがあるけど、あれは全く違うからね。
ラー好きな人には一回食べて欲しいラーですよ。

満腹感を引きずっていた僕は普通盛りを頼みましたが、
あまりの旨さに軽く完食し、相方の方をジッと見つめ、
「多かったら食うから!」と訴えてしまいました。
「じゃあ後、食べていいよ!」
相方の残した3分の1ぐらいを一気にすすりこみ、
汗だくで表に出ると、暑かった外気も涼しく感じられました。

自然が良いと、食べ物も旨くなる。
食べ物が旨いと、ちょっぴり素直になる。

暑い夏も終われば、あっという間に思うのだろうなぁ。
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半島と満飯(下)

いつも山ばかりなので、海に行ったというのが新鮮なのか、
相方もだいぶ楽しんでいた様子。
それは母親も同じで、父がいない分、満喫度が違うのか、
「アレと一緒にどこかに行けば、すぐに帰るって言うからや~」
来年の夏はちゃんと道具持ってきて、弟に潜らせるべ!・・・だそうです。

さてさて時刻は3時近くになりました。
さすがにお腹も空いていて、あそこの店がちょうどいいかも?
そう、僕らが行こうとしていた店は大盛り具合が異常な事で有名な店です。

駐車場からちょうど1台の車が出て行き、
店の前に並んでいた列も見えませんでした。
よぉ~し!と店にはいると店内は満席になっていました。
駐車場に駐まっている車のナンバーはほとんど県外ナンバーです。

僕と母親が、まぐろ丼(小)を注文し、
相方が、うに丼。弟は三天丼&ラー。
最初に運ばれてきたのは・・・うに丼3,000円


ありえない量です(爆)
瓶ウニをそのまま乗せたような感じです。
ウニ好きな相方ものけ反っていました。

そして次に運ばれてきたのは・・・


これで(小)ですからね。1,500円
お盆期間中で混むからなのか(大)と(中)はお休みでした。
(小)と(ミニ)が注文できました。

器は茶碗ぐらいの大きさです。


とりあえず、盛っている状態では食べられないので、
取り皿に移していきます。移った量を見て・・・あんぐり。

味は旨いです。その辺の刺身より断然旨いです。
し、しかし・・・食べていると徐々に飽きてきます。
食感に変化が無いのと、ご飯との量バランスが悪いので、
ご飯ちょっとに一切なんて食べ進めるので・・・・
そうやって食べていても量が減った感じがなくて、
後半戦は食事が戦いに変わります。
自信たっぷりにお腹を空かせた僕は数きれ残してギブでした。

あまりの苦戦に弟の食べたものの写真を撮り忘れました。
ラーは普通盛りですが、天丼が大盛りです。
弟も何十年ぶりかに腹一杯になったと言ってました。

通常は丼もの1つ注文して、あとはライスを注文するのが
慣れている人たちの食べ方だそうです。
味は凄く旨いけれど・・・大量に食べ過ぎるので、
もうコリゴリだぁ~となってしまいました。
僕は今年はもうマグロは食べなくていいですっ!

ウェップ~~~と言いながら車に乗り込み、
市内をドライブしていると、
「あ、あそこのクジャクの子供見る?」なんて言われ、


小さい頃、よく来ていた公園へ。


この写真は少し前に弟が撮ったもの。
この日も子供クジャクがいましたが、
上手に撮れなかったので乗せません。
子供孔雀の頭に早くもトサカ?が出来ていました。


公園内をウエップと言いながら散歩。
小さい頃は鹿とか狸とか動物園的な感じでしたが、
今はクジャク、ニワトリの各種、ナントカハト、サルだけに。

昔はこういう池とかに亀がたくさん泳いでいたのになぁ~
「釣ったザリガニは責任を持って持ち帰ってください」
なんて看板が立っていました。
この公園を奥に進んでいくと、ここにも海水浴場があります。


さて、どこに行く?あっちに買い物に行ってみようか?
「行くべ~!行くべ~!」と声を上げるのは母親。

この後、モール系のショッピングエリアに行ったりして、
家に戻ったのは19時半すぎ。一番満足していたのは母親かな?

TVを見ながらのんびりしていると、
貝に混じっていたとこんなものがテーブルの上に・・・


ああ、キミたちも収穫されていたのかぁ~ごめんごめん。
なんて思いながら写真を撮っていると、
茹でられた貝の中にヤドカリが赤くなって混じっていた。

「あららヤドカリも食べるんだが?」
「ん?ヤドカリも食べられるんだよ~」
そう言って母親はパリパリッとヤドカリを食べた。
それを見て相方もザルに手を伸ばし赤くなっているヤドカリを摘み、
パクッと口に放り込んでいた。「ん~と、かっぱえびせんの味!」

ふと、テーブルの上を見るとヤドカリの姿が無い。
きっとあいつらも、かっぱえびせん味になるのだろう・・・。

<おわり>
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