秋立ちぬ

　　やっぱりお天気がおかしくなっている？、
　　6月梅雨らしい梅雨はなく7月とたんに暑くなって
　　8月東京ではずーっと傘を持ち歩く毎日でエアコン不要の日も。
　　そんな中で百花園では秋の気配が漂っています。


　　

　　　　　特に早いという訳ではないけどこれを見るとやっぱり、秋が来るのかぁ。




　　

　　　　　10月ごろになれば紫の濃い花が咲いてくる、「野菊のごとき君なりき」。




　　

　　　　　「吾も亦(また)紅(くれない)なりとひそやかに」　　　高浜虚子




　　

　　　　　気の早いハゼは色づいてきた。




　　

　　　　　トンボのメガネもだんだん水色になってくる。




　　

　　　　　秋の味覚、ミツバアケビ。
　　　　　もうちょっとするとぱっくり割れて美味しそうな姿になるけど
　　　　　果たしてそれまでここにあるのかな。


　　　　　「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」　　　古今集

　　　　　今年はちょっと早いようだけど気がついたら秋がそこまで。
　　　　　暑い暑いと悲鳴を上げていての秋の気配はいいけど
　　　　　この頃のようにジメジメムシムシの中での秋は気分もイマイチ。

　　　　　月末には夏が戻ってくるなんて話もあるけど
　　　　　今さら暑くなられても困る。
　　　　　どうせならさっぱりと爽やかな秋に来てもらいたいものだね。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 8月13日　向島百花園