東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ウメモドキの赤い実

2017-08-31 | 風景
  公園にも秋の気配が漂い
  木の実が目立つようになってきた。
  ウメモドキも赤くなってきたが
  今年はちょっと実の数が少ないようにみられる。


  

     ウメモドキ(梅擬)

  ウメモドキって漢字で書くとこんな字を書くんだ、
  ◯◯もどき」ってよく使うけど「擬」なんだね。




  

     これって実は美しいことで有名だけど花をは見たことがない。
     というわけで調べてみたら百花園で撮った写真があった、
     5月ごろ咲くらしいけどその頃は他の花が忙しいもんね。




  

     この実には発芽抑制物質が含まれていて、
     小鳥のお腹を通過しないと発芽しないしくみになっている。
     小鳥を使ってタネを遠くの方に運んでもらう、
     このテの種子は結構あるよね。




  

     葉とか枝ぶり、そして実の付き方もウメに似ているというのでウメモドキ。
     雌雄異株で雌株だけ実をつけるけど
     花粉は風媒体なので雌株だけ植えても大抵の場合実をつけるようだ。

     実がとてもきれいなので生け花に。
     そしてドライフラワーのリースなどの飾りにも使われる、
     真っ赤な実が鮮やかに彩るでしょうね。

     日本の固有種、
     英名は「ジャパニーズ・ウィンター・ベリー」と。

                                              8月24日 向島百花園
          


     雨に明け雨に暮れた東京の8月。

  

     8月に入ってから21日間雨を記録したけどこれは記録上のこと
     日中ザーザー降る雨はほとんど無かった。
     その後もそこそこ降ってはいたけどまあご愛嬌みたいな雨、
     しかし今日は朝からしっかりと雨らしい雨が降っている。

     すっかり涼しくなって最高気温は24.2℃、だけどこれは0時1分に出たもの
     以降下がり続け14時前に20.0℃、夜に向けてまだ下がるでしょう。

     これは台風の影響によるもので
     来週からはまた30℃前後の暑さになるという。
     明日から9月、9月のお天気はどうなるのだろうなぁ。

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秋海棠、ベゴニアに似て

2017-08-30 | 季節の花
  シュウカイドウが見られるようになった、
  漢字で書く「秋海棠」はいかにも秋を感じさせる。
  気がつくと周りには秋の花が見られるようになってきた、
  秋はそこまで来ているのかもしれない。


  

     昨日は風鈴、今日は秋を感じさせる花シュウカイドウ。
     ベゴニアに似てるけど花の枝が長い、
     地植えならいいけどこのごろ鉢植えしか見られなくなった。




  

     それほどきれいな花とは言い難いが
     秋海棠という名前のせいなのか私は好きな花。




  

     アップにしてもそうきれいになるわけでもないけど。
     これは雌花なのだろうか、シベが丸くなく開いている。




  

     シュウカイドウ(秋海棠)  シュウカイドウ科シュウカイドウ属、またはベゴニア属。

     4枚の花弁みたいに見えるけど、左右の小さな2枚が花弁で、
     上下の大きな花弁のように見える2枚は萼。
     雌雄異花同株で、雄花は正面に向いて開き、
     中央に黄色く球状に集まった雄蘂が目立つ。

     中国原産。
     中国名が「秋海棠」でその音読みで「シュウカイドウ」、
     いかにも"秋到来"という感じの名前ですね。


     「秋海棠 西瓜の色に咲きにけり」    芭蕉


                                              8月24日 向島百花園
          

  
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フウリンブッソウゲ咲いたよ

2017-08-29 | 季節の花
  なかなか行けない農業公園
  しばらくぶりに行ったらフウリンブッソウゲが咲いていた。
  やっぱり夏の花だね
  暑い所の花だろうけど見た目は涼しい花。


  

     花ってのはいろいろな形があって面白いけど
     ここまで風鈴に似てると笑っちゃう。




          

          ハイビスカスの仲間ってことはシベを見れば分かる、
          しかし、まるでシャンデリアみたい。




  

     温室で咲いている、
     野生の花もこんなジャングルで咲いているのかな。
     アフリカ・インド洋の島々が原産地とか。




  

     フウリンブッソウゲ (風鈴仏桑花)  アオイ科フヨウ属

     英語名では「ジャパニーズ・ランタン」と、風鈴じゃなくランタン
     英語圏には風鈴は無いだろうからね。
     ちなみに無理して英語ではと思って調べてみたら 「A wind chime」、
     “wind”(風)+“chime”(鐘の音・チャイム)あたりで話は伝わるようだ。

     昔の沖縄では垣根として各地に植えられていたららしい、
     路地植えで育つのは沖縄くらいで
     ほとんどの地域では温室で見られるだけかな。




          

          この温室にはココヤシがある、
          けど、十年一日の如しでずーっと見てるけど成長してるのかな。

          フウリンブッソウゲと共に異国情緒が楽しめる、
          ヤシの実なんてめったに見られないから、
          しかも芽を出している丸裸のヤシなんか珍品だね。


                                          8月18日 都市農業公園・温室
          

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昆虫採集に行こう

2017-08-28 | 風景
  久しぶりの農業公園です。
  毎日の雷雨注意報、真っ黒な雲、
  時おり落ちてくる雨粒、怖くて出かけられませんでした。
  今月は2回しか行けなかった、終わってしまった夏休み。


          

          コキアちゃんが待っていてくれた、
          頬を染めたコキアちゃんもいいけど私はこの初々しいのが好きだな。




  

     人面果?

     ラクウショウ(落羽松)、水辺が好きな杉の仲間、和名は「沼杉」
     メタセコイアとそっくりでちょっと見分けがつかないことも。
     その実がこれ、人間の顔に似たのがあって見ながら歩くと結構楽しめる。




  

     声はすれども姿は見えぬ、ほんにお前は屁のような、、、。 m(_ _)m

     原典は「声はすれども姿は見えぬ 君は深山(みやま)のきりぎりす」、
     この江戸初期の歌は男の訪れを待つ女性のやるせない気持ちを表したものだそうだけどイミシンね。
     のちに講談とか落語によって「屁」にされちゃった。




  

     ご存知、イナゴ。
     はっきり言います キリッ、子供のころはよく食べてました。
     今ごろになると無尽蔵と言えるくらい発生する、
     捕まえてきたら一日くらいおいて腹の中をきれいにしてから一列に竹串に刺す、
     七輪で焼いて醤油をかけてもぐもぐ、食べるものが無かったから美味しかった。^^;




  

     ショウリョウバッタと思う。

     漱石の「坊ちゃん」から、、、

     「なんでバッタなんか、おれの床の中へ入れた」
     「バッタた何ぞな」と真先の一人がいった。やに落ち付いて居やがる。此学校ぢゃ校長ばかりぢゃない、
      生徒迄曲りくねった言葉を使ふんだらう。
     「バッタを知らないのか、知らなけりゃ見せてやらう」
     ・・・中略・・・
     「そりゃ、イナゴぞな、もし」と生意気におれを遣(や)り込めた。
     「篦棒(べらぼう)め、イナゴもバッタも同じもんだ。第一先生を捕まへてなもした何だ。
     菜飯(なめし)は田楽(でんがく)の時より外に食ふもんぢゃない」
     とあべこべに遣り込めてやったら「なもしと菜飯とは違ふぞな、もし」と云った。
     いつ迄行ってもなもしを使ふ奴だ。




  

     呉越同舟
     赤とんぼ(正確にはショウジョウトンボ)とシオカラトンボは「呉」「越」ではないけどね。




  

     連結飛行
     これで結構なスピードで飛ぶのだからトンボってすごいね。




  

     何が捕れたかな、
     オトーサンはスマホに夢中、
     オカーサンはさすがに子供たちのお相手を。

     この時期になると、というかもう時期的にちょっと遅いけど、
     生き物採集の子供たちの姿が増えます。
     もちろん禁止されてるわけではなく
     公園側でもお手伝いなんかしたりもしています。

     東京でもこんな光景は限られたごく一部の公園などだけ、
     私の頭の中にもいろいろな思い出が残っているけど
     いまの子供たちにもこんな思い出を残してあげたいものです。

                                             8月19日 都市農業公園
          


     今夜は旧暦の七夕さまです。

  

     普通3回のチャンスがあるのだけど、
     7月7日、月遅れの8月7日、旧暦の今日、、、
     今年は3回とも曇り空で見られなかった。

     前に撮ったのを引っ張り出して七夕さまに思いを馳せましょう。

     左上のベガが織姫、右のアルタイルが彦星ですね、
     この二つと白鳥座のデネブを直線で結んだのを夏の大三角形と呼びます。

     普通なら今ごろの時期は空はきれいに晴れるはずなんだけど
     今年は未だにはっきりしない空、
     天気予報では「秋雨前線」なんて言葉も聞かれるようになり
     特に東京などでは夏はどうなっちゃったの?。

     もの思いに耽る秋なんてくるのかしらん。

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日本橋の近くをひと回り

2017-08-27 | 散歩
  雨季が開けた? トーキョーこの日は暑かった、
  遠くまで歩く気がしないので近くをひと回り。
  前に載せたところもあるけど
  改めてもう一回見てみましょう。


  

     日本橋の銀座側隣は「西川ふとん店」。

     西川は創業から440年を超す歴史の店、寝具・ベッド・インテリアの専門店。
     ベッド・タオル・リラックスウェア・クッション、そして驚くことに蚊帳なども扱っている.。




          

          ちょっと歩いて「COREDO日本橋」。
          衣・食・住・遊の生活シーン全般に渡っての個性豊かな店舗が揃っている。

          ここはかつて「白木屋百貨店」があった所、
          白木屋百貨店といえば世に言う「白木屋の大火」が有名。
          昭和7年12月16日、4階のクリスマスツリーから出火した火はあっという間に燃え広がり
          5階以上の客は屋上へ避難、軍の飛行機から救助ロープなどが投下されたという。

          下の階の客や店員たちは売り場の反物や女性店員の帯などを使ってで脱出を始めたが
          当時の女性はほとんどが和服、下着をつけていなかった。
          下には見守るたくさんの野次馬、炎と風で裾がめくれ上がる、
          片手で裾を押さえたりしたため自身を支えきれなくなるものが続出。
          500人以上が重軽傷を負い、14人が死亡するという大惨事となった。

          この大惨事以降女性の洋服化が急速に進み、当然下着着用となり、
          女性の服装を近代化させたエポックメーキング的な大事件であった。
          (これはセンセーショナルに報道されたが異論もたくさんある)




  

     COREDO日本橋の脇に「名水白木屋の井戸」の碑。

     家康の入府後埋め立てられたこの地は当然ながら飲み水には苦労した、
     海水混じりの水しか出てこない。
     白木屋創業者の二代目が私財を投げうって掘った井戸からは良水が湧き出て
     近隣の町人、武家の用水として長い間使われた。




  

     「名水 白木屋の井戸の碑」の隣に、「漱石、名作の舞台」の碑。

     青春小説「三四郎」、名作「こころ」には ここの路地の寄席や料理屋が描かれている。
     (石碑碑文より)




  

     日本橋へ戻って日本橋川沿いに外堀通りに向かいます。

     「榮太樓總本鋪」。
     榮太樓を代表する江戸甘味「あんみつ」を始め「金鍔」
     「梅ぼ志飴」「甘名納糖」「玉だれ」、そして季節の生菓子、、、
     二刀流の私には堪えられませんわ。^^;




          

          江戸城大手門から永代橋に伸びる永代通り、
          呉服橋交差点の近く新呉服橋ビルの前に「竹久夢二 港屋ゆかりの地」 記念碑。

          竹久夢二は人気絶頂だった1914(大正3)年、この辺りに湊屋絵草紙店を開店、
          自作の絵をあしらった絵葉書や手拭いなどを販売した 。
          記念碑には、夢二が作詞した「宵待草」の歌詞が刻まれている。




  

     ちょうどその真裏に当たる場所に「日本橋西河岸地蔵堂・延命地蔵」。

     当時まだ無名であった花柳章太郎が日本橋の花街を舞台とした日本芸者物語のお千代役を熱望、
     西河岸地蔵堂に祈願した結果起用され、出世作となった。
     また、谷崎潤一郎が幼少時代にばあやに連れてこられたとの話もあるようだ。
     谷崎は日本橋人形町で生まれている。




          

          外堀通りに出て「一石橋」。
          本など読んでいると「いっこくばし」とルビを振ったのも見られるが正しくは「いちこくはし」である。

          江戸城外堀から続く日本橋川に架けられた橋。
          この橋の両側に奇しくも後藤を名乗る屋敷が二つ、
          後藤(五斗)と後藤(五斗)、合わせて一石というわけで「一石橋」と。♪




          

          今は橋は無くなったが足元に「一石橋迷子しらせ石」。

          江戸も後半に入るとこの辺りは盛り場となり迷子も多くなった、
          当時は迷子が出ると町内が責任を持って保護する決まり。
          日本橋から一石橋辺りの町名主たちが奉行所に申請して造られた「迷子知らせ石」。
          正面に、「満(ま)よひ子の志(し)るべ」
          左側面に「たづぬる方」、右側面に「志(し)らす類(る)方」と彫られている。

          子どもが迷子になったら左側へ、迷子を見つけたら右側へその旨の紙片を貼り付けて知らせた。




  

     会社への途を歩いています、一石橋の隣 「常盤橋」。

     江戸時代に枡形の城門である常盤橋門があった。
     明治になってから、石造りアーチ橋の常盤橋が造営されたものの、手狭であることから
     後に現在の常盤橋が造営されて、旧橋は「常磐橋」と呼ばれるようになった。
     「常盤橋」と「常磐橋」、違いが分かりますか?。
     「盤」と「磐」とが違いますね。

     その「常磐橋」は修復工事中、これって何年かかるんだろ?ず~っとこんな感じ。
     左手奥が常盤橋門跡の石垣、私は工事前に何回か行ったけど
     そこそこ荒れていた、きれいさっぱりと甦った姿が早く見たいね。

     ここから会社までは5,6分、この向かいにある日銀も撮りたかったけど
     ここも工事中、とにかく東京は工事中がやたら多い。
     発展、修復、、、どこかを目指して行っても写真が撮れないことも多い、
     江戸から続く東京、古いものを残しながら
     今も発展を続けているのです。


                                              8月22日 日本橋散歩
          

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