東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

木の花にもヘンな花

2017-04-30 | 季節の花
  散った桜の花びらが水に流れる花筏、東京ではもう終わった、
  関東は終わったけど北日本ではこれから見られるよね。
  散った桜の花びらが水に流れる様は風情があっていいけど、
  ハナイカダという木もあって花がとても面白い。


  

     ハナイカダ(花筏)
     面白い花です、葉っぱの真ん中で咲いている。
     筏に乗っている船頭さんをイメージしたんでしょうね。




  
     
     雌雄異株、これは雌花かな。
     本来の花柄が葉脈と癒着してこうなったらしい。




  

     こちは船頭さんがいっぱい、
     練習中?見習い?かなと思ったらどうも雄花らしい。
     雌雄異株と言うけれどどうも違いが分からない、
     この雄花、雌花は信用しないで、本人もイマイチ分からない。^^;

     ミズキ科(ハナイカダ科とも)、北海道以南で見られるようです、
     若芽は山菜のように食べられるという。




  

     ツクバネウツギ(衝羽根空木)
     花の根元が羽根つきの羽みたいと言うことで。




  

     昼なお暗い林の木陰、白い花が目立ちます。
     これでも5弁花、垣根などに見られるアベリアの仲間です。




  

     木陰でスポットライトを浴びたツボミ、
     こんな場面に巡り合えるとうれしいですね。

     ウツギと名がつく花はいろいろあって科もいろいろ
     このツクバネウツギはスイカズラ科の花です、

     空木 鍾馗空木 姫空木 糊空木
     梅花空木 花園衝羽根空木
     もう咲いている花、これからの花、忙しいです。

                                              4月25日 向島百花園
          

  
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和を思わせる花3つ

2017-04-29 | 季節の花
  花にもやっぱり和風を思わせる花があって
  そんな花たちもあちこちで。
  桜の季節が過ぎて世の中落ち着いてくると
  そんな花たちにも脚光を浴びるチャンスが。


  

     ユキザサ(雪笹)
     クマガイソウの近くに咲いていた、右にクマガイソウの葉が見える。
     雪のように白い花、葉が笹に似ていることから。




  

     ユリ科の植物、北海道から九州まで見られる。
     山地の林の中に生え若芽のうちは食べられる、秋には真っ赤な実がきれい。




  

     近くにさらにチゴユリ(稚児百合)。
     ユリと名前がついているけどイヌサフラン科らしい、
     そして球根もない。




  

     これも全国で見られる、地域によっては花が上向きに咲くことも。
     花言葉は「恥ずかしがりや」「純潔」など。




  

     ミヤコワスレが咲いてきた、まだ少ないので花を選べないけど。




  

     キク科の植物、春に開花する数少ない野菊の一つ。




  

     まるで秋の花のようなきれいな紫色、
     都を思い出させる雅な色です。



     承久の乱に敗れて佐渡へ流された順徳帝は、
     草ぼうぼうの庭で紫色の野菊が咲いているのを見つけた。

     「京の都を思い出す美しい色の花だ。
     花よ、いつまでも私のそばで咲いていておくれ、
     都のことが忘れられるかもしれない。
     今日からお前を都忘れと呼ぶことにしよう」。

                                              4月25日 向島百花園    
          

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珍花奇花、サトイモ科の花

2017-04-28 | 季節の花
  満を持してサトイモ科の花が咲きだした、
  と言いたいところだけど「え、これって花なの?」。
  何がどうしてこんな花になってしまったのか、
  その珍なる姿をご覧ください。


  

     ムサシアブミ(武蔵鐙)
     アブミといのは馬に乗るとき足を乗せる馬具、
     武蔵の国(東京都)で作られたアブミに形が似ているからと。




          

          マムシグサ(蝮草)
          茎の縞模様が蝮の模様に似ていると。
          仏炎苞の中に棒状の花穂(肉穂花序)が見える。
          雌雄異株だけど栄養状態がよいと雌株に性転換するという変わった性質を持っている。




          

          ウラシマソウ(浦島草)
          花穂から伸びる細長いひょろひょろを浦島太郎の釣り糸に見立てた、
          このひょろひょろは何だろうね。




          

          ユキモチソウ(雪餅草)
          これはもうこの名前しかないですね。
          真ん中の白くふくれた部分が雪のように白く、
          お餅がふくらんだみたいなのでこの名になった。




          

          この前行ったときには影も形も無かった、
          数日後に突然出現したりして百花園って面白いね。




          

          カラー
          これはお馴染みですね。
          メガホン状のところがワイシャツのカラーに
          似ているので「カラー」となった。
          また、その形が、修道女の襟(カラー)を
          連想させるところからつけられたとも。




  

     アンスリウム
     これもお馴染み、花屋さんなどで見かけますね、
     ギリシャ語で「尾っぽのような花」の意味だそうです。
     熱帯アメリカ原産、トロピカルな雰囲気を醸し出す観葉植物、
     別名を「紅団扇(べにうちわ)」とか。

     サトイモ科の花いかがでしたか、
     まだまだいっぱいあるけど胸が悪くなるといけないので。
     私は好きで追いかけているんだけど、
     この頃は遠出しなくなったのでなかなか見られません。


          

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さあ珍花、奇花のシーズンですよ

2017-04-27 | 季節の花
  世の中変わった花、珍しい形の花はいっぱいあるけど
  ここへきてその姿が身近に見られるようになってきた。
  私の狭い行動範囲の中でもあちこちで見られる、
  へぇ~、ふ~ん、あららの花たちを。


  

     クマガイソウ(熊谷草)
     ラン科の花、ラン科の花は言っちゃ悪いけどまともな花はない
     みんな特異な形をしている。




  

     花だけではなく葉の形も変わっている、扇型の葉が2枚ざっくりと切られたよう。
     こんな姿・形が人気で盗掘が絶えず野生の花は絶滅状態。




  

     うす茶色の花の袋状のところを、熊谷直実(くまがいなおざね)が
     背負った「母衣(ほろ)」に見立てた。
     「母衣」とは大きな風船のようにふくらませた布でこれを背負って後ろからの弓矢を防いだ。

     似た花に「アツモリソウ」がある、
     源平合戦の熊谷直実(くまがい なおざね)と、平敦盛(たいら の あつもり)にあてたもの。




  

     セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
     これも珍花といってもいいだろうね、草むらで咲きだしていた。




  

     葉が芹に似て燕が飛ぶ姿を思わせる芹葉飛燕草。
     キンポウゲ科、原産は中国、日本へは明治ごろ来たらしい。




  

     春の野をツバメがスーイスイ、、、と言いたいところだけど
     これがとんでもない曲者。
     毒性があり繁殖力の強い植物で引き抜いて駆除するのが望ましいと、
     環境団体などが対策に乗り出している所もある。
     しかしそれも間に合わず次第に拡散しているのが現状らしい。


     軽~く珍花を見てきたけどまだまだこんなもんじゃない、
     究極の珍花はサトイモ科の花だと私は思っている。
     その花とは思えない花は明日にでも。

                                              4月20日 向島百花園
          

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ヒメリンゴとニワザクラ

2017-04-26 | 季節の花
  同じ公園でヒメリンゴとニワザクラが咲いていた、
  ニワザクラは知っていたけどヒメリンゴがあることは知らなかった。
  農業公園でヒメリンゴを撮り損なったのでラッキー、
  ここには数えきれないほど行ったけどまだ知らないことがあった。


  

     リンゴの花っていいですね、ピンクのツボミと白い花。




  

     昔はこの公園の近くの荒川公園に果樹コーナーがあって
     リンゴとかナシとかお馴染みの果樹がたくさん植えられていた。
     春になるといろいろな果樹の花が見られてよかったけど
     防災関連設備などが出来て今ではただの広場になってしまった。




  

     ニワザクラ。
     ちょっと見たところサクラとは縁が無いような形、
     でもしっかりとバラ科サクラ属の花です。




  

     花は紅白の二色、
     似た花のニワウメは一重、ニワザクラは八重の花ですね。




  

     細く直立した枝に大きな花がいっぱい。




  

     
     なかには枝垂れた花も、枝が細いからねえ。

     ニワウメの近縁種でニワウメの変種とも、
     ニワウメに実は生るけどニワザクラには生らない。
     第一シベはあるの?よ~く見るとシベはあるけど隠れてる、
     これでは受粉出来ないよね。

     原産は中国、日本では室町時代にはすでに栽培されていたという。
     小さな庭でも桜が楽しめますよと人気らしい。
     一重の花はニワウメ、八重だったらニワザクラと覚えておくといいね。

     花言葉は「秘密の恋」、「うつろいやすい愛」。

                                             4月19日 荒川自然公園
          

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