新聞記者OBが書くニュース物語 中村仁のブログ

全国紙の元記者・中村仁がジャーナリストの経験を生かしたブログ
政治、経済、社会問題、メディア論などのニュースをえぐる

天下り斡旋は形を変えた贈収賄か

2017年01月20日 | 社会
  大學は見返りに交付金、助成金を期待 2017年1月20日  文部科学省が元高等教育局長を早大教授に天下りの斡旋をしていたことが発覚しました。他に30件前後の疑わしい事例があるとかで、文科省次官が辞任というか、退任させられました。人材は官界にも多く、天下りすべてがすべて悪ということではなくても、今回は次官以下の組織ぐるみの行為で、国家公務員法の再就職斡旋の規則に触れる集団就職のよ . . . 本文を読む
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ポピュリズム報道にみるメディアの誤用

2017年01月17日 | メディア論
  大衆迎合主義は誤解を生む訳語 2017年1月17日  日本のメディアに「ポピュリズム」が登場しない日はまずないでしょう。ポピュリズムは歴史的にも、地域的にも大きな広がりを持ち、政策目的も多岐にわたり、民主主義との関係もプラス面、マイナス面があり多面的です。にもかかわらず、日本では、メディアがひとくちで「大衆迎合主義」と訳して報道することが多いので、気がかりです。メディア論として . . . 本文を読む
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製造業の回帰では米国の赤字は減らない

2017年01月15日 | 経済
  トランプ新大統領の大いなる錯覚 2017年1月15日  製造業のメキシコへの移転阻止などで、トランプ次期大統領は米国の貿易赤字を減らし、国内の雇用を増やそうと叫んでいます。製造業が国内回帰するか海外移転を断念するかすれば、米国の貿易赤字が減るかというと、逆に赤字は増えるとの指摘がなされています。不動産王のトランプ氏は不動産業に詳しくても、経済全体のメカニズムには疎いようです。 . . . 本文を読む
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朴氏の早期退陣、新大統領に潘基文氏を期待

2017年01月12日 | 国際
  韓国の地政学的位置を重視する 2017年1月12日  トランプ氏の大統領就任が象徴するように、世界は不確定要素が増し、動乱の時代に入った気配です。中国、北朝鮮がアジア情勢に波乱をもたらすことも警戒しなければならない状況です。そんな時、韓国で政治空白が生じ、慰安婦問題が蒸し返され、日韓関係は再び緊張しています。恐らく中国、北朝鮮にとっては、喜ぶべき状況に違いありません。  結論を先に . . . 本文を読む
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老人ホームを優遇、保育園は冷遇する日本

2017年01月08日 | 社会
  老人ホームに保育所の付置義務を 2017年1月8日  ある日の新聞が日本の縮図を描いていました。一面トップと別面の特集で「子どもの声がうるさい。保育所の開設中止、延期が次々」(8日の読売新聞)という記事が載っていました。その前日、同じ新聞に「入居者募集中。高齢者とその家族のための安全、安心な施設」と、老人ホームの大々的な全面広告を2社が2ページ、掲載していました。  チェ . . . 本文を読む
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安倍首相はなぜ家庭料理を食べない

2017年01月05日 | 政治
  町中での会食相手も選り好み 2017年1月5日  多くの新聞が内政面に、「首相の動静」、「首相の一日」などタイトルで、前夜に会食した人の実名、レストラン、料理屋の名称などの記録まで載せています。目を通していると、見えてくるものがあります。  女性尊重の時代といいつつ、自宅で夫人の家庭料理を食べる回数がこれほど少ない首相は珍しいですね。不思議です。いかに多忙な首相とはいえ、 . . . 本文を読む
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稲田氏の靖国参拝で真珠湾の色はあせたか

2016年12月31日 | 政治
  首相の指示があったと想像 2016年12月31日  稲田防衛相が安倍首相に同行、真珠湾での追悼式に臨んで帰国した翌日、靖国神社を参拝しました。刺激的だし意図的、政治的ですね。「わざわざ真珠湾の翌日を選ばなくても」なのか「翌日だからこそ意味がある」なのか。前者は多くの国民の声、後者は首相や稲田氏の背後に存在する国粋主義的な人たちの声でしょう。せっかくの真珠湾の色があせました。 . . . 本文を読む
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首相の真珠湾演説はヒロシマ演説に酷似

2016年12月29日 | 国際
   慰霊の旅は謝罪の意味を含む 2016年12月29日  安倍首相とオバマ米大統領がそろって真珠湾で、75年前の犠牲者を追悼し、慰霊の式に臨みました。安倍首相の演説を聞くうちに、オバマ氏がヒロシマで行った演説(5月)にあまりにも酷似していることに気づきました。文章表現も、論理構成も、謝罪の扱いも似ているのです。オバマ演説を下敷きにして日本語版を書いたと、私は想像しました . . . 本文を読む
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日銀の金融政策は市場経済の否定を意味する

2016年12月27日 | 経済
  行財政改革への逆流 2016年12月27日  今年の日本株の最大の買い手は日銀で、4兆円という購入額は、これまでの最大手である信託銀行や事業法人をしのぎます(日経新聞25日)。日銀は日本国債もほとんど一人で買いまくり、保有額は400兆円を突破しています。日銀史上、こんなことはかつてなかったでしょう。デフレ経済のからの脱却という名目でやっているうちに、民間主導経済の否定、官製経済 . . . 本文を読む
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人は不老不死、財政は不治の病か国家予算

2016年12月23日 | 経済
  財政こそ終末医療を受けるべきだ 2016年12月23日  2017年度予算案が決まりました。長寿化とともに社会保障費(医療、年金、介護)は増え続け32兆円、歳出の33%を超え、最大の項目になっています。「財政赤字なのに防衛予算は過去最大の5兆円強」、「公共事業は災害対策などで減らず6兆円弱」などに批判が集中します。集中すべきなのは社会保障制度の改革であり、そこを避けて、他の分野 . . . 本文を読む
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オスプレイ事故で見たポピュリズム新聞

2016年12月18日 | メディア論
  読者に迎合するジャーナリズム 2016年12月18日  米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイが沖縄県の沖合で起こした不時着事故の新聞を読んで、どこまで正確な報道、的確な論評なのだろうかと、考え込みました。読者がいかにも怒りそうな書き方をする習性が気になってしょうがありません。何かにつけポピュリズム(大衆迎合)政治の批判をする新聞自ら、ポピュリズムの罠にはまっているのではないでしょう . . . 本文を読む
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北方領土の返還拒否と同然の露大統領

2016年12月16日 | 国際
  方向転換が始まった日ロ交渉 2016年12月16日  安倍首相の郷里山口県にプーチン露大統領を迎えて行った首脳会談は、予想通りの結果になりました。初日の会談内容の説明もあっさりしており、「北方4島は日本に返還しないよ」と言われたのに等しいとの印象を受けます。首相の当初の期待が甘かったのか、失敗しても大統領を招待したほうが政治的な得点になると考えたのか。その双方でしょう。 . . . 本文を読む
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反日政治では韓国を養えない

2016年12月10日 | 国際
  大統領の器ではなかった朴氏 2016年12月10日  韓国の朴大統領が弾劾訴追を受けることになりました。本来なら日米韓の結束をアジアにおける安定の軸にしなければなりません。混乱の長期化は両隣りの国を喜ばせるだけです。反日を軸に国家運営などしても、経済は発展しないし、アジア外交もうまくいかないということに目覚めてほしいですね。  どうして朴槿恵氏のような人物を大統領に選んで . . . 本文を読む
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皇位継承者を危険にさらす宮内庁の鈍感

2016年12月06日 | 社会
の   皇族の車に自動ブレーキを 2016年12月6日  天皇退位に関する有識者会議が官邸で何度も開かれていたころ、秋篠宮妃紀子さまと長男悠仁さまが乗った車が追突事故を起こしました。運転手は宮内庁の職員です。タイミングがタイミングだけに、官邸も宮内庁も有識者もピンときて、直ちに警備を見直すのかなと思っていましたら、どなたも、あきれるほど鈍いのですね。  今もしばしば自動車を . . . 本文を読む
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踊っても北方領土は戻らず棚上げ

2016年12月04日 | 国際
  いつまで続く政治的な玩具 2016年12月4日  北方領土交渉をテーマにした日ロ首脳会談(16日)が迫ってきました。「正念場を迎える」、「最大のヤマ場となる」とあおってきた新聞などは、「大きな一歩を進めるのは簡単ではない」(日経社説)と、論調を大きく転換させました。ロシアに安倍政権が踊らされ、いくつかの新聞は安倍官邸に踊らされてきました。  ロシアは北方4島を日本に返還す . . . 本文を読む
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