『権現の瀧』へ向かう途中に
こんな標柱と石碑を見つけました。
場所は、同じく、山口市嘉川の西本郷地区になります。
『山上ヶ滝』という名前からすると、水が極端に少ないか、あるいは流れていないか・・・。
滝としては期待できないかもしれませし、そのために、どれだけ登るかわからない登山をするのも大変だ。
と、いうことで、行くかどうするか悩んだのですが、車から降りてチェックすると、石碑のほうに「これより380m」と彫ってあります。
「それぐらいなら・・・」と、行ってみることにしました。
登山道は、幅が2mぐらいあって、軽トラックぐらいなら上がって行けそう。(いや、実際上っているみたい)
歩いて行くのに危険はなさそうです。
この案内板が見えたら、残りあと150mぐらい。
この場所には、立派な鳥居もあります。
お堂が見えてきました。
どうやら、目的地に着いたようです。
石段を上がると、こんな風景。
石垣などが残っていて、昔は、立派な神社なりお寺なりがあったんでしょうね。
奥のほうに、巨大な岩壁と岩窟があります。
岩窟には、たくさんの石仏。
そして、上のほうを見上げると
いく筋もの水が滴り落ちている滝がありました。
広角で撮っているので寸詰まりに見えますが、高さは8mぐらいかな?
滝の前までは、急な石段があります。
ただし、石が崩れかけていますので、気をつけて。
正面から撮ってみました。
水量は少ないですが、完全に枯れることはなさそう。
垂直に落ちていますし、雨上がりに見ると、それなりの姿になるんじゃないでしょうか。
後で調べると、この場所、麓のほうにある『浄福寺』というお寺の「奥の院」という扱いなんだそうな。
『大瀧山』というのは、山の名前というより、この霊場を表す名前みたい。
毎年9月に、法要も行われているそうです。
滝だけでなく、周囲の岩窟や石仏、石垣などを含めて、「これぞ、パワースポット」というような場所でした。
でも、お寺なのに、なぜ鳥居が?
役行者さまから密教伝授された方の子孫が今も浄福寺にいますし