昨日の続きです。
謎の道に突入して行ったのは訳があって、キャンプ場の案内板に、「展望台」というのが書かれていたからなんです。
標識も何もないけど、「これ歩いていけば、たどり着けるんじゃない?」という安易な考え。
想像通り、道は次第に狭くなり、高台へと向かう山道へと変化。
案内板では、展望台がどういう位置にあるのか判らなかったので、簡単な気持ちで登りはじめたのです。
結果から言ってしまうと、展望台があるのは、島で最も高い山の山頂でした。
麓からの距離は5~600m、標高差は100mちょっと。
目的地の場所がわからんので、「あとちょっとだろう・・・」「もう着くだろう・・・」と、ズルズルと歩き続け、着いた頃にはヘロヘロです。
あと、ヤブ蚊が多くて体にまとわりつくので、立ち止まって息を整えることができないのも、辛かったな。
ようやく山頂が見えてきました。
これで、ショボい風景だったら、どうしてくれよう・・・・。
おーーーっ!!
絶景だ。
正面に見えるのは、光市の牛島。
その向こうは、祝島。
本土側の「梶取岬」方向。
こちらは、佐合島、長島方向。
下のほうに、登り口であるキャンプ場が見えます。
馬島と刎島の間の海峡をアップで。
上から見ると、干潮時に現れるという砂州が、うっすら白く見えますね。
展望台そのものは、こんな感じ。
一本だけ木を残して、周囲の景観を遮るような木は、すべて伐採されています。
本土側の、田布施町、平生町方面。
正面に見える「阿多田島」の裏側に、連絡船が出る、麻里府港があります。
沖を走る船を、ちょっと夕景風に撮ってみました。
ひととおり風景を楽しんだあとは、ベンチに座り込んで、ちょっと休憩。
登ってくるのはきつかったけど、結果的に、ここが島一番のスポットだったな。
日没近くまで待って、本物の夕景を見ることができたら、それはまた、綺麗なんでしょうね。
ただ、その時間までここにいたら、帰りの船がないのですよ。
最終の船に間に合うように、でも、膝が笑っているのでゆっくり・・・よろよろしながら下山。
港のほうへ戻ります。
この島は、離島にしては平地が多く、軽トラも何台か走っていました。
でも、フェリーはないし、どうやって島へ運んでくるんだろうな?
あと、ガソリンはどうしてるんだろ?
港の近くで、島の猫をパチリ。
大星山の風車をバックにしてみました。
帰りの船が、港に入ってきました。
港のあたりは島の東側にあたるので、この時間はもう山影に入ってしまって暗くなります。
帰りの船の中から。
水平線に落ちる寸前の夕陽が綺麗でした。
条件があえば、今の季節でも、だるま夕陽も狙えるのかな?