横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

Macbook12インチの外部ディスプレイを4Kにアップグレード

2016年11月23日 16時10分45秒 | ビジネスetc
この7月にフルHDの23インチモニタを購入したばかりなのだが、この程21.5インチの4Kモニタにアップグレードした。

メインマシンとしているMacbook12インチ(2015年初代モデル)の魅力の一つがRetinaディスプレイ。これを使い出すと、今までのMacbook AirなどのHDディスプレイが何だったんだと思うほど、その表示のきめの細かさに惚れ、手放せない存在になる。だが、大きな画面が欲しい時、例えば講演スライドの展開を練る際などに、もっと大きなディスプレイが欲しかった。そして、前述の23インチモニタを購入したのだった。

ところが、画面は大きくなるものの、解像度がMacbook12インチと比べて劣るため、どうにも見づらく感じてしまう。慣れるかと思ったが、かえってその違いが使うたびに気になってしまう。そして、ここ2ヶ月ほどは使わなくなってしまっていた。

最近、Appleのオンラインストアで、4Kモニタが5万円台で購入できると知り、早速注文した。21.5インチと若干小さくなるが、それよりは解像度の方がものをいう。

 箱の中は巨大な空間
結構でかい箱で送られてきたが、中身はこんな感じで空間だらけ。モニタ台が箱の厚みを決めている。

 上が23インチ(Acer製)、下が今回の21.5インチ(LG製)
共に海外ブランドで製造地は中国である。LG製品を買うのは20年ぶりくらいか。前回は自作PC用にCD-ROMドライブを格安で買った記憶が残っている。その当時に比べるとLGの実力は素晴らしく高まった。

 机に配置。今までのモニタよりも簡単に高さ調節ができて使いやすい。

 画面いっぱいにスライドを並べる
解像度と発色はMacbook12インチとほぼ同じ。まったく違和感なく使える。しかも、USB-Cケーブル1本Macと繋ぐだけで、給電、画像出力、音声出力(びっくりするほどパワフルで良い音がする)さらにTimeMachine用の外付けHDDにも対応。画面調整の必要も無く、まさにプラグアンドプレイ。LG製だが、事実上Mac専用のモニタである。

これでようやく満足する仕事の環境ができた。
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

充実した内容だったFOSS4G 2016 Tokyo

2016年11月10日 15時47分47秒 | OSGeo/FOSS4G
オープンソースによる地理空間情報の祭典であるFOSS4G、先週の金曜日(ハンズオンセッション)、土曜日(コアデイ)に東京大学駒場リサーチキャンパスで開催された。

 金曜日はハンズオンデイ
FOSS4Gでのハンズオンは、実はそれほど宣伝できていないが、徐々に参加者が増大しつつある。定番のテーマだけで無く、ベクトルタイルやCesiumなどの、その年の旬なテーマのものも用意された。こういうことが素早く出来るのがOSGeoのコミュニティだ。

 ハンズオンの様子
ハンズオンセッションは、3時間で一コマ、午前、午後それぞれ開催された。参加者の多くは、午前と午後のそれぞれからお気に入りのテーマを選ぶ。

 土曜日はコアデイ
コアデイはセッション主体で、コンベンションホールでの開催。

 基調講演その1は国土地理院
「FOSS4Gと地理院地図」というタイトルで 、国土交通省 国土地理院 地理空間情報部の出口智恵様からの講演。前週の奈良と基本は同じだが、某「上司」が会場に来ているので、緊張しているとか・・・(全然そんな感じは無かったです)

 基調講演その2は海外ゲストのマウリシオさん
「From warping maps to spacetime: geospatial journey through NYPL (地図の位置合わせから時空まで:ニューヨーク公共図書館での地理空間旅行)」というタイトルで、The NewYork Public Library: ニューヨーク公共図書館のMauricio Giraldo氏からの講演。直後の質疑応答で予算に関する質問が出て、NYPLは研究予算が結構潤沢に用意されていることが判明して、各所からうらやむ声が・・・

 来場者は100名を超えた
土曜の午前中にもかかわらず、基調講演には予想を超える100人以上が集まり、関心の高さが示された。

 スペシャルセッション
OSGeo財団日本支部10周年を記念したスペシャルセッションとして「Archive×FOSS4G」を企画した。ゲストは首都大学東京の渡邉先生、国立情報学研究所北本氏、北海道森町役場の山形氏の豪華3名。3名とも写真と時間と空間で整理して次の世代に伝えていきたいという思いは共通していて、大変共感できた。

 パネルディスカッション
3者それぞれの気鋭の取り組みを説明していただいた後は、東大CSISの瀬戸さんがモデレータとなってパネルディスカッション。こうしたテーマでのディスカッションは初めてかも。

さて、FOSS4Gは昼間が充実しているだけではない。「みんなだいすき懇親会」は、コミュニティの交流の場であり、刺激に溢れたトークの機会でもある。
 乾杯!

 用意したピザに「GPS」の文字
さすが細かな演出が冴えている運営スタッフの皆さん!

 ライトニングトーク
5分間一本勝負のライトニングトークは、FOSS4Gの定番行事、しかも年々人気が高まっている。今年も、このためにネタを熟慮して参加した人が10名少々。伝統芸能化している某K山さんや、最近めきめきと評価を上げている即興芸人の某O橋さんとか、実にキャラが立っている。

 皆で記念撮影
これほど楽しく充実したジオ系のイベントが日本で他にあるのだろうかな、と思う。

ところで、今回は私がオークニーの経営者としてではなく、純粋に個人の立場で関われた点で、とても新鮮であった。昨年までは会社を背負って、その利害関係も少し意識しながらやらざるを得なかったのだが、そこから開放された今回、本当に楽しかった。以前の立場に問題があったと言っているのでは無く、「背負い込む」というのは結構ストレスなんだなということだ。ゲストのマウリシオさんとアメリカ大統領選挙などの旬な話題も含めて、いろいろ話ができた。懇親会の後、さらに2次会に参加して、ほろ酔い気分で帰宅するのも、また楽しいことだなと思った。施設を提供して下さっている東大CSIS、運営スタッフ、登壇者、そして参加された皆さんに感謝。
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

FOSSG 2016 NARA.KANSAIが開かれる

2016年11月03日 22時07分10秒 | OSGeo/FOSS4G
オープンソースの地理空間情報に関するカンファレンス「FOSS4G」が今年も始まった。今回、「FOSSG 2016 NARA.KANSAI」と銘打ち、10月30日に奈良女子大学で開催された(翌日の大阪市立大学梅田キャンパスでのハンズオンセッションと合わせて2日間のイベント)。

 会場となった奈良女子大学
今回、奈良女子大学の西村先生の多大なるご協力をいただいて、晴れて開催の運びとなった。
普通なら中に入ることが”憚られる”禁断のこの地に、守衛室の前を通って足を踏み入れるのは、結構緊張するものである。大学自体は奈良の中心部に位置しているが、閑静な環境の中、重要文化財に指定されている建物があるなど、歴史の重みを感じた。

 カンファレス会場
会場は我々の規模にサイズがちょうどピッタリ、清潔で快適、大変満足だ。
参加者の共通項は「FOSS4G」であるが、多種多様な領域で活躍しているメンバーで「業界色」はとても薄いのが特徴だ。

 ポスターセッション
今回は、会場内にFOSS4Gを活用した研究発表のポスターコーナーを設け、発表者(主に大学院生、研究者)と来場者との密な交流が実現した。

 今年はOSGeo財団日本支部10周年
今年は、OSGeo財団日本支部の設立10周年という記念すべき年にあたる。
司会を担当していただいた林さんから、冒頭に10周年を簡単に振り返っていただいた。

 今回の海外ゲスト
今年は、ニューヨーク公立図書館(NYPL)のMauricio(マウリシオ)さんを奈良女子大学と共同でお招きした。発表は、11月5日に東京大学駒場第二キャンパスで開催されるFOSS4G 2016 Tokyoでも行われるので、関心のある方はぜひご来場を。

 マピオンからの発表
マピオンは、自社サービスでFOSS4Gを最大限活用しており、OSGeo財団日本支部のスポンサー企業でもある。これだけ大規模なサービスでの利用事例は、私は世界中でもあまり目にしたことはない。

 国土地理院からの発表
国土地理院もFOSS4Gの採用に積極的で、最近では牽引役とも言えるほどの先進事例となっている。

なお、マピオンと国土地理院も、5日のFOSS4G 2016 Tokyoでも発表が行われる。

 昔話
私と大阪市大のラガワン先生、そして当時オートデスクの野田さんの3名で、OSGeo財団日本支部の設立前後の秘話を紹介する特別セッションも行った。

 そして楽しいのは懇親会
来場者の交流のための懇親会。旧交を温めることもできるし、毎年新しい出会いがあるし、大変楽しい。

 お待ちかねのライトニングトーク
懇親会の途中に開催される、恒例のライトニングトーク。ぶっちゃけトークや来場者との掛け合いもあったりなど、エンターテインメントである。嘉山さんは、例によって70枚以上のスライドを5分で終えるという伝統芸を披露。

FOSS4Gが奈良で開催されるのは初めて。この私自身も15年以上奈良を訪れたことが無かった。近鉄奈良駅周辺だけは賑わっているが、少し歩けばすぐに落ち着いた、ひなびた街並みが広がる。寺院が沢山あり、道のあちこちに石碑が建っていたりする。夜はシンとして大変静かだ。なかなかそういう環境は大都会では得られない。歴史の重みのある奈良の地で、10周年のイベントを開催できたことはとても良かったと思う。

カンファレンス翌朝、JR奈良駅から京都に向かう電車からののんびりとした車窓風景を見ながら、FOSS4Gの縁をいただき、OSGeo財団日本支部を10年間継続できたことに、改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。皆さんの支援が無ければとても続かなかった。本当にありがとう。
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

【必見】マピオンがベクトル地図をテスト配信

2016年10月28日 16時23分46秒 | 地理情報関連
株式会社マピオンの実験サービスを公開するサイトとして、マピオンテックラボ(Mapion Tech Labs)がリリースされた。
その中でも、待望のベクトル地図タイル配信によるサイトが試せるようになっている。

 公開されたサイトで3D地図を試す

controlキーを押しながらカーソルを動かすと3Dになる。ぐるぐる感がたまらないし、建物が半透過して奥行きを感じるし、色合いも上品だ。気に入った。

なお、操作方法や動きからするとは、基本的にMapBoxのベクトルタイルを採用し、3DにもMapBox GLを採用しているように思われるが、発表が待たれる。
(明後日から開催されるFOSS4G 2016 NARA.KANSAIにてマピオンの発表セッションがあるが、この話になるのかは不明)

ご存じない方も多いと思うが、マピオンはOSGeo財団日本支部の団体会員でもあり、もう何年にもわたって日本でのオープンソースによる地理情報サービスの普及に貢献してきている。

独自技術で全て作り込むよりも、オープンコミュニティのパワーを積極的に取り込んでいきながら、イノベーションを加速する(要するにオープンイノベーション)ことは、今必須とも言えるアプローチだと私は考えている.

地図サービスに関連する技術は、最近のトレンドとしてはユーザー体験を豊かにするための分野が注目を集めている。二次元に記号化された「地図」と、現地の空間認識にはどうしても距離がある。このギャップを少なくするものとして、実際に近い3D表現は、これからますます求められるはずだ。

海外勢が日本の地図サービスで影響力が大きくなってから久しいが、国内勢のマピオンのこうしたアプローチが加わることで、利用者の選択肢は広がっていくので、私は歓迎したい。

Comment
この記事をはてなブックマークに追加

Appleのマップアプリの乗換案内機能を体験する

2016年10月27日 14時38分53秒 | 地理情報関連
10月25日未明に、待ちに待ったAppleのマップアプリのアップデートが行われた。目玉は乗換案内である。この2日間、横浜と都内を移動しながら、新しいマップアプリを使ってみた。そのファーストインプレッションをまとめたい。

ひとことで言うと、2012年9月のAppleのマップアプリ登場以来、史上最大のアップデートである。そして、Appleの「本気度」がひしひしと伝わってくる出来映えだ。

乗換案内機能は、「現在地から目的地までへの移動を、公共交通機関を使って効率的に実現する」ための一連の仕組みである。そのためには、鉄道駅、バス停、路線ネットワーク、出入り口、タイムテーブル、歩行者ルート、運行情報、料金情報等々を用いて、様々な例外的なルールも加味してアプリケーションとして作り上げる必要がある。従って、単に優秀なエンジニアがいるだけでも実現せず、ノウハウを持った人による現地でのテストとフィックスが不可欠である。また、特に首都圏のような世界でも最高レベルの複雑さを持った公共交通ネットワークを、利用者にわかりやすく指南するためのユーザーインターフェイスの考案もハードルが高い。

そういう「大変さ」を見聞きしている1人として、今回の乗換案内機能は、とても良くできていると率直に評価したい。
もちろん「初物」故の問題もあって、既に各所で指摘もされているが、それらは順次解消されていくはずだ。

さて、実際の動きを順に説明していこう。

まず、マップ自体のアップデートについてだが、地図の表示モードの中で、鉄道網をハイライトする「交通機関」がようやく機能するようになり、鉄道路線は、それぞれのシンボルカラーで表示されている。

 「交通機関」表示モード シンボルカラーを用いてハイライトされている

鉄道(地下鉄や一部バスを含む)駅周辺の出入り口や歩行者通路が詳細に表示されるようになり、バス停も路線番号付きで表示される。バス停に関しては、駅ターミナルだけでなく、路線の各停留所も地図表示されており、利用者は近くのバス停をタップすることで、経路案内に進むことができる。

 駅出入り口やバス停が表示されている(有楽町駅)

惜しむらくは、これだけの情報が地図に表示されたのだから、他社のマップアプリでは全て採用されている、大縮尺による詳細な図面の提供が待たれる。それが無いと、現地のリアルな街路形状とフィットしなくなる。

さて、横浜市の自宅から駒場東大前までの移動を行った場合の動作を説明しよう。

「自宅から駒場東大前駅までの経路」とsiriに話しかけると、マップアプリが立ち上がり、経路全体を地図と移動ステップをまとめた画面が出てくる。行き方には複数ルートがあり、それぞれをタップすると、それ毎の経路が地図に表示される。そして、移動ステップも路線のシンボルカラーや鉄道会社のロゴ付きで表示される。不慣れな人にも、あるいは日本語に疎い人でもそれなりに使えそうだ。

 「自宅から駒場東大前駅までの経路」とsiriに話しかけるとこの画面になる

 移動ステップは路線のシンボルカラーや鉄道会社のロゴ付きで表示される

 根岸線で大船に向かう

駅に到着する直前になると、地図が駅中心の拡大図面に切り替わって、次に乗る電車が示される。

 大船駅で乗り換える

 湘南新宿ラインで渋谷へ向かう

 渋谷で京王に乗り換える

優れていると思ったのは、乗り継ぐ先の京王井の頭線の出発時刻が2本後(合計3候補)示されていることだ。乗換に時間がかかったり、電車が遅延したりした場合にどうなるかがわかる。

 京王井の頭線 2本後まで出発時刻が表示される

 駒場東大前駅に向かう

 駅の出口表示もある

 目的地までの徒歩ルートも表示してくれる(これは3次元表示にしてみた場合) 注:画像の場所は田町駅

ちなみに、移動中はApple Watchに案内が出てくるので、iPhoneは他のアプリを立ち上げてても困らない。

 Apple Watchでも経路案内が表示される

このように、今回の「乗換案内」対応は、従来型の乗換アプリと違い、移動全体を指南してくれるものだ。ユーザーインターフェイスは、マップアプリの自動車経路ナビと基本は一緒だが、細かいところに配慮がなされていて、首都圏の鉄道事情にある程度通じている人達が開発に関わっていることがうかがわれる。

最後に地図好きな私は、実際の地理的な距離や方角と合わせて自分の行動経路を理解できることの喜びを、今回のマップアプリで体験している。久々に使っていて楽しいと思う。
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

クルマにスマホナビ環境を構築

2016年10月17日 16時45分20秒 | スローライフ
家で乗っているクルマは5年半前に購入したもので、純正のカーナビが付いている(パイオニア製)。地図データのアップデートをしていないため、新東名を始め、その後の更新情報が反映されていない。それを補うため、スマホのマップアプリのナビ機能を使うこともあったが、今回「本気」でその環境を構築した。と書くと仰々しいが、要するにスマホホルダーとUSB電源を用意したのだ。

たったこの二つだけで、最新の地図情報付きのナビを存分に使えるようになった。

 スマホをダッシュボードに装着
縦にも横にもできるし、画面(iPhone6)は明るくて想像以上に見やすい。
SmartTap オートホールド式 車載ホルダー EasyOneTouch2 ( 伸縮アーム 粘着ゲル吸盤 ) HLCRIO121

 USB電源
シガーソケットに差し込むタイプのもの。私も家族もタバコを吸わないので、シガーソケットは単なる無駄だったが、これで電池食いのスマホナビも安心して使える。それどころか、Macbook12インチの電源としても使える電流量なので、ちょっとしたオフィスにもなりそう。
Anker PowerDrive 2 (24W/4.8A 2ポート USBカーチャージャー) iPhone&Android対応 (ブラック)

 Appleのマップアプリでナビ
Appleのマップアプリ、ナビ機能の実用性は大変高い。見やすさ、わかりやすさで、純正のカーナビに比べても上を行っていると思う。この3D表示がとてもなめらか。曲がり角に近づくと3D表示から2D表示に自動で切り替わる。Appleウォッチを使うと、トントンと叩いて知らせてくれるので、曲がり角を見落とすことが無い。
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

7回目のDreamforceに行ってきます

2016年10月02日 22時59分07秒 | クラウドサービス
 サンフランシスコで開催されるセールスフォース・ドットコム主催のカンファレンス「Dreamforce16」に参加するため、明日から1年ぶりの米国出張に出かける。

 Dreamforceは今回で7回目の参加。初回の2010年、あれは私の運命にいろいろと大きな影響を与えた、思い出深いカンファレンスだった。以来、毎年欠かさず出席し続け、セールスフォースのパートナーになり、2013年には経営していたオークニーはセールスフォース・ドットコムから出資も受け、SaaSベンダーとしての道を突き進んだ。当初は3万5千人程度の参加者数(それでも大変な数だが)で、日本からの参加者は、ユーザー、パートナー合計で100名少々、ホテルを予約するのにも全然苦労しなかった。ナパバレーツアーに参加したことがきっかけで、ワインを飲むようになったのも思い出深い。

 さて、今回は私はセールスクラウドの1ユーザーとして、何も背負うものが無い気楽な立場である。それまでずっと、セールスフォースのパートナーとして、さらに出資を受けた側として、いろいろなプレッシャーや立場を気にせざるを得なかったし、社員を引率する側としての責任感もあった。今回は、そうしたものが全くない。自分の興味のままに、好きなことをすれば良いのだ。気分としては実に爽快である。

 私の今回の興味は、ビジネスにおいて位置情報をどのように活用するか、その事例を学び、トレンドを感じ取ることである。北米ではセールスフォースのプラットフォーム上での人気アプリトップ10に、地図連携アプリが2つも入っている。その他、フィールドセールスやフィールドサービス向けのアプリでも地図連携は進んでいる。これは数年前からはっきりとそういうトレンドができていたのだが、今年はどうなのかを見たい。そして、今までは競合になりかねないと気後れしてブースなどでの質問をあまりしてこられなかったが、今は「1ユーザー」、とことん質問できる。

 時差ボケと旅の疲れの中で、朝から晩まで広くて寒いカンファレンス会場で、英語をずっと聴かされることは、結構拷問に近い感じもするが、それでも今まで、行ったことを後悔したDreamforceは無い。今年も、様々な情報および洞察を得て、お客様にフィードバックできればと思っている。

 
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

都内品川に拠点を確保

2016年09月05日 17時02分49秒 | ビジネスetc
2002年のオークニー設立からこれまで、自宅も会社もずっと横浜市内でやってきた。
しかしながら、先日から東京都内、品川に業務拠点を新設した。

今まで横浜にこだわってきたのは、自宅から近いというのが最たる理由であるが、北米のIT企業の所在地がニューヨークやサンフランシスコのような都会よりはむしろ、地方都市や郊外にあることも意識していたからだ。日本での「ザ・会社」業とは一歩距離を置いて、横浜というゆったりと時間が流れる地でIT企業を作りたいと夢見ていた。

横浜にオフィスを設置することは、地の利地の不利いずれの面もある。地の利は関内やみなとみらいという、横浜を代表する立地のオフィスが比較的安価で借りられる。駅に直結したオフィス、港が見えるオフィスなど、条件面で恵まれた物件が探しやすい。一方、顧客の多くが横浜以外になってしまうと、顧客訪問のコストが負担となってくる。オークニー時代、受託開発を中心にしていた頃は、訪問頻度もそれほど高くなかったので、この点は不利とまではならなかった。むしろ「横浜にある会社」というブランド認知もできた。クラウドサービスの提供に業態を変更した後は、営業訪問の頻度が高まり、このバランスが悪化した。

さて、現在のCUNEMOという会社、事業内容はコンサルティングサービスの提供だ。顧客のほぼ全てが都内にある。私の身体一つの会社なので、自宅と顧客を行き来するだけで良いはずだが、次第に都内の拠点が欲しくなってきた。長年「会社通い」をしていた身には、自宅にいると、どうしても集中力が続かない。ついつい昼寝をしたり、他事にうつつを抜かしたりしてしまう。そして都内に出かけて、顧客訪問の隙間時間をスターバックスなどで過ごすことも、時には場所取りに苦労したり、周りが騒々しかったりで、思い通りにならないことも多い。

そこで、リージャスに代表されるコワーキングオフィスを借りることにした。どこに借りるかだが、顧客の集中する東京駅付近も魅力的だが、自宅のある横浜から東京方面に向かう際の最初のターミナル駅である品川で探すことにした。品川は、京急がここから出発しているなど「神奈川都民のターミナル」でいわば「租界地」でもある。私のアイデンティティでもあった横浜っぽさがわずかながら?残せるかもしれない。実用面では、新幹線駅がある、羽田、成田いずれもアプローチが良好など、渋谷や新宿よりも遙かに交通至便だ。

ネットで検索して予約を取り、複数箇所見学をした中で、価格はやや高いものの、最も静かで落ち着ける物件に決めた。この物件は「ビジネスエアポート」というもので、東急不動産グループが運営している。航空会社のラウンジをイメージしているとあるが、なるほど中はゆったりしていて、落ち着いている。

利用を始めてちょうど一週間が経った。
期待以上の仕事環境だ。利用者のマナーはとても良く、スタートアップ支援系にある「ワイガヤ」とは一線を画していて、「子供」はいない。従っておじさん世代の疎外感は無い。お客様を呼んでもまったく恥ずかしくない。おかげで、毎日行きたくなって、まめに通っている。
(このビルがポケストップになっていることは内緒だ)


 品川港南口に並ぶビルの28階にある

 ビルロビーに社名を掲示してくれる

 執務スペース(いろいろなタイプのデスクがある)

 廊下はライブラリーになっている
 仕事に疲れたら一休みもできる(この他、シャワールームがある)
 絶景。ジオラマを見ているよう。
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

FOSS4G2016をふり返り

2016年08月30日 15時00分32秒 | OSGeo/FOSS4G
先週のFOSS4Gから戻ってきた。

漁師はいつも海に出て、潮の流れや波の高低を体感していないと、勘が鈍って成果を上げられなくなってしまう。
これと同じで、その最前線に実際に足を運び、「見る」「体感する」ことが本当に重要である。
毎年のように時間とお金を使い、繰り返し参加する意義はそこにある。今年も、やはりというか、この世界の進歩の早さを目の当たりにした。今回2年ぶりの参加となった私は、キャッチアップするのにやや苦労するくらい、この世界は進んでいた。

同時に8セッションが並行開催されるので、見逃した部分の方が多いと思うが、今年私の印象に残った分野は、ベクトルタイル、3D、インドアマッピング、ルーティング、ツールではOpenLayers3。開発チームではMapBox。予想外に存在感が無かったのがCARTO。安定のBoudless。今改めてそれぞれのセッションをふり返りながら頭の中を整理している。



 私の「本籍」であるMapServerコミュニティによる年1回のステータスレポート。
開発開始から20年が経ち、機能も豊富で安定している。ThomasもDanielもちょっと老けたかな?


 日本からの発表は嘉山さん
今回は日本人は嘉山さんがG空間プラットフォームの開発について発表。英語の発表もいつものライトニングトークと調子が変わらない(笑)


 世界54カ国から900名の参加者

欧州が多いのは当然として、それ以外の世界各地から参加者がいる。なお、昨年のFOSS4G開催地の韓国からは24名もの参加者。一方日本からは7名。


 Sol KatzアワードはJeff McKennaに

FOSS4G分野への貢献者に対して贈られるSol Katzアワード。今年はMapServerコミュニティ出身でOSGeo財団のプレジデントも務めたJeff McKennaに。


 今回の運営スタッフ
カンファレンスの運営は多数のボランティアによってまかなわれた。10年前のFOSS4G2006(ローザンヌで開催)のオーガナイザーを務めたCamp2CampのClaudeが壇上に呼ばれ、「一生に一回で十分です」というコメントをしたのが、その大変さを物語る。


 来年はボストンで開催
来年もぜひ行きたいと思う。ただお盆のピーク時に重なっているので旅費が高くなりそう・・
Comment
この記事をはてなブックマークに追加

FOSS4G 2016参加(1日目)

2016年08月24日 22時06分23秒 | OSGeo/FOSS4G
FOSS4Gは今日から3日間のメインカンファレンスだけではなく、前後合計5日間コードスプリント、ダブっているが前2日ワークショップがあり、全部を8日もの間開催される。特にディベロッパーにとっては天国のようなところだ。私はメインカンファレンスだけの参加であるが、もう少し滞在日程を増やしても良かったかな、と思う。とは言え、今回は台風のため、計画しても実現困難だった模様だが・・・

 会場(WCCB)全景

 ロケーションはライン川に面していて風光明媚

 基調講演会場は旧西ドイツの議会場、正面にワシがどーんと構えている

 ほぼ満席
とは言え、10万人規模が集うセールスフォースやオラクルなどのような巨大企業のカンファレンスと違い、FOSS4Gの参加者はディベロッパー主体に1000名弱。このくらいの会場はちょうどピッタリだ。

基調講演が終わってから、同時に8つのトラックで、個別のセッションが始まる。身体が一つしかないから、一度に一つしか出られない。
従って、誰もが最も関心のあるコマに参加する。参加して当てが外れると、容赦なく途中退席をしていく。内容が良いと、活発な質疑応答となる。結果として、どのくらいホットなのかの微分係数が読める。ちなみに私自身の今回の関心テーマは、ベクトルタイル、ルーティング、インドアマッピングあたり。

 街中の光景
夕方になると街中では人々が皆がビールを呑みながら談笑している。昨夜入ったお店では、英語のメニューが無かったので、地元民相手の模様。

1日を過ごしてみた感想だが、ボンは暮らしやすそうだ。街全体が清潔でゆったりと感じる。公共交通機関も充実していて、市街地は店舗も多く大変便利である。「首都」としての風格もある。ただし、ドイツ語ができないと標識などがわからなくて、ちょっと不便かも。
Comment
この記事をはてなブックマークに追加