NOBODY KNOWS

本、漫画、映画を中心に日々読んだり観たりしたもので、ツボにはいったものの感想を書いていきたいと思います。

俺たちフィギュアスケーター

2008-08-31 15:09:27 | 映画
 いかにもアメリカな、おバカな映画かと思いきや、意外と楽しめました。


 フィギュアスケートのペアを男同士で組むという設定です(なぜ組むかはネタばれになるので省略)
 

 基本はコメディなので、アメリカらしい毒々しいブラックギャグ満載ではありますが、

 ちゃんと、スポ根・友情ものの要素も入っているのできっちりまとまってます。


 トーニャ・ハーディングに襲撃されたナンシー・ケリガンや、スコット・ハミルトン、サーシャ・コーエンなど往年、現役の有名スケーターが本人としてでくるので、フィギュア好きな人はそのあたりで楽しめるかもしれません。
 

 
 
 


 

エンジェル07

2008-08-20 21:14:14 | 音楽
 ここ何年か「エンジェル07」という曲の行方を追っていました。

 サビしか覚えておらず、誰が歌っていたかも記憶になし。

 
 ある時ふと思いだして検索してみましたが、ヒットせず。

 

 80年代半ばにかなりPVが流れていたような気がするのですが、
 一発屋だったのか?


 昨日ふとまた思い出して検索したらヒット!!

 
 しかも、おバカなことに綴り”ENGEL”で打ったのに。


  ところが歌っていた人たち(Hubert kah)はドイツ人。

  ドイツ語の綴りは”Engel”で正しかったようです。

 で、Hubert kahをドイツ版Wikiでひっぱったら、ありました。

 ドイツ語、第二外国語でしたが、ほぼ読めません。

 それでもHubert Kahは現在でも活動中ということはなんとなしにわかりました。

(一発屋ではなさそうです。ごめんなさい)


 ディスコグラフィーのUS/日本版は「Angel07」だったので、こっちで検索してみてもありました。


 PVも”Angel07”で検索すれば一発で出てきます。


 ここ何年かの間に、誰かが挙げてくれたのですね。

 
 

 いかにも典型的な80sです。

 (リンクは面倒なので貼りません)

 
 
 ああほんと便利な世の中になったものだわ。
  



 
 

スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ

2008-08-06 23:05:24 | 映画
 何でこんな映画観てしまったのか・・

 源氏と平家?

 ジャパニーズ・ウェスタン?

 なぜセリフが全編英語?


 まあそういうものだと思えばそんなものかと。

 
 クェンティン・タランティーノとか、桃井かおりとか、佐藤浩市とかなんか出てる人は妙に豪華だし。

 不条理系漫画を読むつもりで見ればおもしろいです。

 ここまで、おばか丸出しの役な佐藤浩市(清盛)は珍しいし。

 


 木村佳乃は嫌いじゃないけど、この映画ではあんまり・・かな。

 体当たりだけど、なぜか色気がないので見ていてつらい。

 多分、この映画のようなお色気の出し方は彼女には向いていないのだと思います。

 
 弁慶役の石橋貴明が後半、往年のギャグを思い出させる(?)怪演で、そこは大爆笑でした。

 元々西部劇が好きな人が見るとさらに楽しめたようです。


 不条理系が嫌いな人には薦めません。
 
 

セブン・イヤーズ・イン・チベット

2008-08-03 16:28:37 | 映画
 北京オリンピックもうすぐですね。

 今回いろんな意味でいつもとは違った感のあるオリンピックですが、

 チベット問題が一気にメジャーになりましたね。

 (えらそうなこといってるけど、私もそんなに詳しかったわけではないです。)


 それで、今まであまり見る機会がなかったブラッド・ピット主演のこの映画を見てみようかなと思ったわけです。
実話にもとづいた話だそうです。


 1939年、オーストリアの登山家がエベレスト登頂を目指しますが、断念し、

 その帰途に紆余曲折あって、チベットに流れ着きます。

 そこで、まだ少年だったダライ・ラマ14世と出会い、彼の要望に応じて、西洋の知識を教える家庭教師的な存在になります。
 この二人の交流がメインです。

 彼は、ドイツが戦争に負けた後もチベットにとどまりますが、
 そうこうするうちにチベットに中国共産党がやってきて、

 ダライ・ラマも大人になり、

 最終的には登山家は帰国するのですが、彼とダライ・ラマの交流は生涯続いたといいます。

 

 10年前の映画ですが、ブラッド・ピットはこの時点でかなりの人気スターだったはずです。
 (しかも、アイドル的な)

 


 しかし、あなどるなかれ。

 ブラピPVではありません。かなりしっかりした映画です。

 映画なので、史実でない部分はあると思いますが、
 チベット問題がのきっかけというか問題の出発点はこの映画でよくわかると思います。

 当然中国では上映禁止で、
 この映画の監督とブラッド・ピット、またその友人役のデヴィッド・シューリス
 (ハリー・ポッターのルーピン先生!こんなところに!)
 は中華人民共和国に永久入国禁止になったそうです。

 ただ、映画はダライ・ラマと登山家の交流、登山家のまだ見ぬ子供への思いなど、あくまで人間関係がメインなので、
 政治的映画ではないと思います。


 シビアな背景を描いているにもかかわらず、
 見た後に穏やかな気持ちになる映画です。