NOBODY KNOWS

本、漫画、映画を中心に日々読んだり観たりしたもので、ツボにはいったものの感想を書いていきたいと思います。

宮~love in palace

2010-06-30 20:46:47 | 韓流
「冬のソナタ」で笑い転げ、「宮廷女官チャングムの誓い」や「アイリス」などは楽しく視聴しつつも客観的な視線を失わなかった私。


しかし、遂に韓流に心を奪われる事態がやってきました。

きっかけはギャオの無料放送でした。
暇つぶしのつもりで見てたのですが、回を追うごとに面白くなってきて、
続きがどうしても見たくなりDVDを借りて全部見てしまいました。
返すまでに、自分の気に入ったシーンは繰り返し見たし、
今もYouTubeなんかで、名シーンを探しては見ています。
完全に中毒です。

「宮~love in palace」
もし韓国が、現在立憲君主制だったとしたら?
そこに若くてハンサムな王子様がいて、一般庶民の女の子が嫁ぐことになったら?
という、ものすごい架空のお話なんですが、原作は大人気の少女漫画です。

放映から4年たっていますが、
いまだに熱狂的ファンが多く、くぐるとファンサイト多数。
公式ガイドブックが遂に来月発売されるそうです。
(ていうか、今までなかったのにびっくり)

ごくごく普通の高校生チェギョンが、祖父同士の約束によって皇太子シン(たまたま同じ高校・接点なし)に嫁ぐことになり、
そこにシンを振った癖に未練たらたらのシンの元カノ・ヒョリンがからみ、
シンの従兄弟で王位継承権を持つユルがチェギョンに惚れて四角関係に。

最初はいかにも漫画チックでドタバタラブコメかなあという感じでしたが、
権力志向で息子に皇位を継がせたいユル母の陰謀、
また親世代の因縁などがからんでだんだんきな臭くなります。

「王子様とお姫様は結婚して幸せにくらしました」
ではなく
元々意に沿わない結婚をし、仲の良くなかった二人が愛を見つけ、また大人として成長していく話です。

シン皇太子はその生い立ちから極少数の人以外には心を閉ざしていて、
かなり性格もひねているのですが、天真爛漫なチェギョンに次第に惹かれていき、
もう中盤くらいからどっぷり惚れてます。
特に後半以降ユルがらみでは行動が完全に嫉妬の鬼(;-_-+
まあ、素直でないからなかなかうまくいかないのですが、
その過程をみているのもとても楽しくて(*^_^*(*^_^*

そしてチェギョンはかなり早いうちにシンへの気持ちを自覚するのですが、
タイに行ったシンが意地悪して連絡をよこさなかったり、
帰国後元カノ、ヒョリンとの写真がすっぱぬかれたりなどすると
心労がかさなり拒食になって倒れたりします。
明るくがんばっていた彼女もシンとすれ違いが続くことで、
だんだん皇太子妃という地位の重さにつぶされそうになります。

二人とも視聴者からみてればかなり早くに両思いなのに、
恋敵の存在にお互い疑心暗鬼になったり、
政略結婚という事実もお互い心にひっかかっていてなかなかうまくいきません。
そしてユル母の陰謀も着々と・・
最終の二話は号泣。
もう涙なしにはみられませんでした(T_T)/~


最後はジェットコースターのようにいくつか疑問を残したまま終わってしまい
一応ハッピーエンドですが続編を前提とした感じでした

しかし、続編は現実には作られず、全く別の設定の「宮S」が製作されています。
(これもGyao見たけどわりと普通)


それにしても、シン皇太子が格好良すぎでした\(^O^)/

演じるチュ・ジフン君はファッションモデル出身。

一歩間違えば服のみ浮いてしまうであろう王子ルック・フリル付ブラウスや、
へたな人が着れば即ホストと化してしまいそうな遊び人ルックなど、
かなり難易度の高いアイテムを187㎝の長身と抜群のスタイルで素敵に着こなしています

チュ・ジフンはこの役で大ブレイクを果たし、
着々と俳優としてのキャリアを築いていたのですが・・・・

昨年なんと薬物投与で在宅起訴され、
執行猶予付の実刑判決がでた後、数か月謹慎し、
今年二月から兵役に着き軍隊に行ってます(;_;)

続編をみたいけど今となってはかなり可能性は低いですね(T_T)/~

今、「宮」の次にジフン君が主演したドラマ「魔王」をみている最中です。

これで韓流おばちゃん街道まっしぐらですね・・・

この世でいちばん大事な「カネ」の話

2010-06-13 20:00:31 | エッセイ
私はそこそこ本好きなので、月々の本代は結構ばかになりません。

図書館も自宅の近くにありません。

で、よく利用するのが座って本を読める某大手書店です。
平日早めに仕事が終わった日などに
気になるけど、買うのはどうか?
という本はここで探してちょっと読んでみることにしています。

そこで読んでみてそれで済む本が圧倒的に多いので助かってます。

でも、実際に本屋さんに足を運ぶということで、
意外な掘り出し物を発見することもあります(もちろん買うこともあり)


・・・・前置きが長くなりました。


そんな感じでその某書店で2.3日前何気なく手にとって読んだ
「この世でいちばん大事な「カネ」の話」
身も蓋もないタイトルですが、
人気漫画家西原理恵子さんの(あまり絵のない)エッセイです。



中学生向けらしく、文章も平易なので1時間もかかりませんでしたが、
内容はかなり濃かった。
経済の本ではありません。
結構壮絶な彼女の人生にからんだお金にまつわるエピソード、
そこから得たお金に関する考え方が書かれてます。

私の場合はだいぶと大人になってからですが、
ごく身近にお金を失くした人またはお金を得た人が別人のようになっていく過程を
(いい例も、悪い例も含めて)いくつも見るはめになり
きつい思いをしたことがあったんで
結構共感できることがありました。



もともと、「肝のすわった姐さん」のイメージをもってましたが、
西原さんが人気があるのは、むちゃくちゃやってるようでも
根本の価値観はぶれてないからなんだなと改めて思いました。


でも、中学生のときにこれ読んでも「ふーん」だっただろうなあ・・・
どっちかといえば、大人の方が良くわかる本じゃないかな。

とりあえず、久々の掘り出し物でした。



鬼龍院花子の生涯

2010-06-06 23:56:56 | ドラマ
「鬼龍院花子の生涯」は

子供のころ、故夏目雅子さんの「なめたらいかんぜよ」という名ゼリフとともに
強烈なインパクトで心に残っている映画です。
(もちろん、見たのはテレビ放映)

原作は「篤姫」と同じ宮尾登美子さん。

実は1年くらい前に映画のDVDを借りて見ました。
記憶通り、かなりエロかったり、えぐい表現も多々あったのですが、
大人になって改めて見てみると
映画としてはかなり良く出来ているのがわかりました。
知らない人にはやくざ映画と思われがちですが、本筋はそこではありません。
とにかく仲代達矢がすごすぎる。

最近再放送を見ませんが、もうあれは現代のテレビコードには合わないのでしょうか?
CSでないとみれないんでしょうか?


さて、今回ドラマとなった「鬼龍院花子の生涯」
別に期待もしていなかったのですが、
昨今放送コードがきついのか、自主規制か
予想通り、スカな構成。
まず、民放がこの手のドラマをするときは、
必ずセットが安っぽいんですよ。
NHKほど製作費・スタッフに恵まれてないのは
しょうがないといえばしょうがないんでしょうけど・・・
時代考証がいい加減なのはなんとかならないかねえ・・

主演の観月ありさは顔が小さすぎ、スタイルよすぎて、
大正・昭和初期の人を演じるのはなかなかきつい。
それと、茶髪は黒にそめてほしかった。

岡田浩輝の伊達男ぶりはちょっとこそばい感じだし。
(この人とうに四十過ぎてるはずだけど、若く見えるのでびっくりした)

高橋秀樹は鬼政役にはクリーンすぎる気がしたし。

でも、個々の役者さんの演技事態はそんなに悪くなかったので
なんとか見れなくはないという感じでした。

久しぶりに見た多岐川由美(鬼政の嫁役)があんないい女優さんだとは思わなかった。


ストーリーなんかもだいぶと変えてるし、あまりうまい脚本とも言い難いですが
別のものとして観ればありなのかなと。


そうそう、鬼龍院花子とセットで私の心に残っているのは「陽暉楼」なのですが、
なかなかレンタルで見つけることができません。

3年前くらいはあったのに。
これも今のテレビでは放映難しいんですかね・・・




SEX&THE CITY 2

2010-06-04 23:07:43 | 映画
公開初日に見てしまいましたよ。
初日に映画観たのなんて20年ぶりです。

ここ数日落ち込むことが多く、スカッとしたかったので夕方飛び込みで行きました。

激込みでした。

しかも女子率約90%。

まあ確かに中途半端な彼氏とは行きにくい映画だわね。


内容は、前作でそれなりに落ち着くところに落ち着いた4人組の2年後。
ハッピーエンドから2年たてばそれなりにまた問題もあり、
みなさん(サマンサ以外)うつうつとしているところに
豪華アブダビ旅行ご招待のの話が!

で、旅先で色々あるわけで・・


相変わらず、会話も素敵、衣装も素敵、ネタも楽しく後味すっきりでした。

マイリー・サイラスやベネロペ・クルスがでてくるし、
往年の(今も現役?)ミュージカルスター、ライザ・ミネリの歌と踊りも堪能できます。



アラブ金持ちの旅、してみたいね、いつか。


いやそれにしても^^サマンサ姉さんすごいわ。いつもだけど。