最近映画化が決まり、文庫化されたこの小説。
紀伊国屋を初めとする梅田界隈の本屋はもちろん、
阪神間では阪急沿線でないちょっとした本屋でも大量平積み状態です。
阪急といっても今津線というかなりマニアックな路線が舞台。
宝塚~西宮北口間で、繰り広げられる乗降客のオムニバスドラマです。
往復になっていて、復路は往路の数ヵ月後の設定になっています。
大体同じ人たちが出てきて、往路の「その後」が復路で描かれています。
今津線は宝塚駅から今津駅まで南北に走る路線ですが、
小説にもあるとおり、ターミナル駅の西宮北口で南北に分断されています。
小説の舞台となった北側は路面を走ることが多く、閑静な住宅地ですが、
南側は駅も線路も完全に高架になっていて、メインは商工業地です。
私は主に阪神線からの乗り換えで南側を使うことが多かったのですが、
宝塚行きの北側の路線にも乗る機会は多々ありました。
そんなわけで、直接沿線の人でなくとも私のような阪神間の出身なら
つい手に取ってしまうこの本。
図書館ではじまる恋や、学生の恋など恋愛の話が多いのですが、
一番秀逸と思ったのが婚約者を寝取られて
白いドレスで披露宴に乗り込んだOLの話でした。
なんでこんなに女の心理書くのがうまいんだ?
と思っていたら、
男性と思っていた著者の有川浩さんは女性でした。
この中に出てくる孫を連れたおばあさんがいい味を出しています。
往復ともに言動が筋が通っていて格好いいんですよ。
年取ったらあんなおばあさんになりたいなあと思いました。
話によっては結構ヘビーになりがちなところが、
いい感じで救いがあって
読後感がすっきりするところがとても良かったです。
西宮北口駅の南側の風景はここ数年の再開発でずいぶん変わりましたが、
宝塚行きの北側の方は、昔とそう変わらないように思います。
今でも良い意味でローカル色を失わないあの沿線に良く似合うお話だと思いました。
紀伊国屋を初めとする梅田界隈の本屋はもちろん、
阪神間では阪急沿線でないちょっとした本屋でも大量平積み状態です。
阪急といっても今津線というかなりマニアックな路線が舞台。
宝塚~西宮北口間で、繰り広げられる乗降客のオムニバスドラマです。
往復になっていて、復路は往路の数ヵ月後の設定になっています。
大体同じ人たちが出てきて、往路の「その後」が復路で描かれています。
今津線は宝塚駅から今津駅まで南北に走る路線ですが、
小説にもあるとおり、ターミナル駅の西宮北口で南北に分断されています。
小説の舞台となった北側は路面を走ることが多く、閑静な住宅地ですが、
南側は駅も線路も完全に高架になっていて、メインは商工業地です。
私は主に阪神線からの乗り換えで南側を使うことが多かったのですが、
宝塚行きの北側の路線にも乗る機会は多々ありました。
そんなわけで、直接沿線の人でなくとも私のような阪神間の出身なら
つい手に取ってしまうこの本。
図書館ではじまる恋や、学生の恋など恋愛の話が多いのですが、
一番秀逸と思ったのが婚約者を寝取られて
白いドレスで披露宴に乗り込んだOLの話でした。
なんでこんなに女の心理書くのがうまいんだ?
と思っていたら、
男性と思っていた著者の有川浩さんは女性でした。
この中に出てくる孫を連れたおばあさんがいい味を出しています。
往復ともに言動が筋が通っていて格好いいんですよ。
年取ったらあんなおばあさんになりたいなあと思いました。
話によっては結構ヘビーになりがちなところが、
いい感じで救いがあって
読後感がすっきりするところがとても良かったです。
西宮北口駅の南側の風景はここ数年の再開発でずいぶん変わりましたが、
宝塚行きの北側の方は、昔とそう変わらないように思います。
今でも良い意味でローカル色を失わないあの沿線に良く似合うお話だと思いました。