NOBODY KNOWS

本、漫画、映画を中心に日々読んだり観たりしたもので、ツボにはいったものの感想を書いていきたいと思います。

スリちゃん1歳

2007-04-25 00:38:02 | 海外ゴシップ
 TOMKATの娘スリちゃんが4月18日で、1歳になったそうです。

 もう一年もたったんですねえ・・

 で、同じ日に同じ病院で生まれた因縁のブルック・シールズの娘と合同誕生日パーティを開いたようです。


 トムとブルッキー色々あったけど、ほんとに仲直りしたのかな?

 

 だとしたら・・つまらん。

スタイシッシュ・キッズ

2007-04-22 02:25:13 | 小説
 作家の鷺沢萠さんが亡くなられて3年がたちます。

 私は彼女の作品がとても好きだったので、亡くなられた時はとてもショックを受けました。
 彼女の小説やエッセイを読んでいると、とても感受性の強い人だということ、またおそらくそのビジュアルや若さに似合わず壮絶な人生を歩んでいたのだろうということがうかがい知れます。ただそれを昇華し、作品にする才能に彼女は恵まれていました。

 そんな鷺沢さんの作品の中で一番好きなのは「スタイリッシュ・キッズ」その名の通り、経済的に恵まれたおしゃれな大学生カップル、久志と理恵の出会いから別れまでの二年間の話です。

 舞台は1987年から89年。ちょうど、鷺沢さんと同年代で、冒頭に贈り名があるので、おそらくモデルがいると思われます。

 私よりは少し上の世代なのですが、近い世代なのでその時代の空気感やファッション、風俗などは似ているかなという気がします。携帯も無く、相手の自宅に電話をかけていた時代・・・
 特に私は東京で大学生活を過ごしていたので余計に懐かしく思えるのかも知れません。(このカップルみたいにおしゃれなクリスマスデートとかはなかったし彼氏も外車には乗っていなかったけど。)

 そして、理恵の言う台詞「あたし、本当に年齢取りたくない・・」
これはまさに私が大学時代に心の底で思っていたことです。単に老けたくないというのではなく、完全な大人になるのが怖いというか・・まあそれはいつまでも無責任でいたいという甘えに過ぎないのですが・・当時、いつまでもぬくぬくしていたいと思っていたのは事実です。
 まあ就職活動で厳しい現実に直面して、そんな考えはいつのまにかいつどこかに行ってしまいましたが・・。ただ、このあたりで、自立したいという気持ちは自然に出てきた気がします。

 
 結局理恵は格好よかった自分たちの思い出を守るために「大人になり始めた」久志と別れることを決意するわけですが、このあたりはちょっとわかるような、でもやっぱりわからない・・・
 思い出は思い出で大事にするべきだけど、それに拘泥するのは年寄りになってからで充分。20代や30代でそんなことを言ってるとろくな生き方ができないと思うのですが。今の私はそう思います。

 でも、私が当時、久志みたいな子と付き合ってたら絶対別れなかったな。


 

 東京がらみで学生時代を思い出す小説といえばもう一つ「冷静と情熱のあいだ」。
 辻仁成と江国香織のダブル小説。映画にもなりましたね。竹之内豊主演で。

 この小説を読んで、30前の私は30才の誕生日に何か誰かと約束しておけばよかったと死ぬほど後悔しました・・30才の誕生日直前期って、年そのものははそんなに気にならなかったけど、その時分、あらゆることで非常に微妙な日々を過ごしていたもので。フィレンツェとまではいかなくても、そういうイベントがあればもっと何かを突き抜けたのにと・・・馬鹿ですね。

 

 

 

The Point of No Return

2007-04-14 01:19:38 | 音楽
劇団四季の「オペラ座の怪人」が、5月から大阪にやってきます。

4,5年前に京都でやっていたのですが、少し遠いのでなかなか見に行けないなあと思っているうちに終わってしまいました。

 でも、私、NYでブロードウェイ版は見てるんですよね(^^)

 その時感動のあまり、劇場でCDも買いました。サラ・ブライトマンが主演しているロンドン初演版です。
 それから10年、今でもヘビーローテーションの地位は揺らぎません。

 だだ、よく聞いていた曲は一番有名な「Phantom of The Opera」や 「Angel of music」だったのですが、去年映画版を見てからお気に入りが変わりました。

 後半の山場となる劇中劇で、舞台に立つ女優クリスティーヌと俳優と入れ替わった怪人が、掛け合いで歌う「The Point of No Return」舞台ではそれほど印象に残らなかったのですが、映画版はここがすごい見せ場となっています。

~pass the point of no return~もう引き返せない~と燃え盛る炎の中歌う怪人役のジェラルド・バトラーとクリスティーヌ役のエイミー・ロッサム。特にこのシーンのエイミーは当時十代とは思えない迫力。

 もちろん、他の場面では愛らしく、可憐なクリスティーヌをきっちり演じているのですが。こういう子がいる辺りはアメリカの層の厚さを感じさせます。

 もうDVDを見た翌日から頭の中はこの曲でいっぱい。当然翌日からヘビーローテーションです。

 Podにウォークマンを変えてからしばらく聞いていなかったのですが、フィギュアスケートで高橋大輔君が「オペラ座の怪人」で滑っているのを見てから、また復活しました。ここ2週間この曲ばかりです。

 御堂筋線で、朝からトランス状態のイヤホンをつけている変な女がいたらそれは私かもしれません。