刑事弁護人 / 薬丸岳
新潮社(2022.3)
現役女刑事による残忍な殺人事件が発生。弁護士・持月凜子は同じ事務所の西と弁護にあたるが、加害者に虚偽の供述をされた挙げ句、弁護士解任を通告されてしまう。事件の背後に潜むのは、幼児への性的虐待、残忍な誘拐殺人事件、そして息子を亡くした母親の復讐心? 気鋭のミステリ作家が挑んだ現代版「罪と罰」。
薬丸作品は、やっぱり読ませますねー。
止まらなくなります。
私としては、人権派弁護士はイメージがよくないので望月凛子は好きではありません。
現実派の西の存在があってこそのお話でしたし、弁護人でありながら、弁護する被告に不利になろうとも真実を追求する姿がとても頼もしく見えました。
望月ではなく西でシリーズ化して欲しいくらいです。
事件そのものは、どう考えても、垂水涼香の、あちこちに気が回りすぎてまともな判断ができない性格が原因としか思えず、そもそも、見ず知らずのベビーシッターに預けたことすら理解できませんでした。
望月凛子、垂水涼香、どちらも好きになれなかったのが残念というか、お話的にもったいないなーと思いました。
新潮社(2022.3)
現役女刑事による残忍な殺人事件が発生。弁護士・持月凜子は同じ事務所の西と弁護にあたるが、加害者に虚偽の供述をされた挙げ句、弁護士解任を通告されてしまう。事件の背後に潜むのは、幼児への性的虐待、残忍な誘拐殺人事件、そして息子を亡くした母親の復讐心? 気鋭のミステリ作家が挑んだ現代版「罪と罰」。
薬丸作品は、やっぱり読ませますねー。
止まらなくなります。
私としては、人権派弁護士はイメージがよくないので望月凛子は好きではありません。
現実派の西の存在があってこそのお話でしたし、弁護人でありながら、弁護する被告に不利になろうとも真実を追求する姿がとても頼もしく見えました。
望月ではなく西でシリーズ化して欲しいくらいです。
事件そのものは、どう考えても、垂水涼香の、あちこちに気が回りすぎてまともな判断ができない性格が原因としか思えず、そもそも、見ず知らずのベビーシッターに預けたことすら理解できませんでした。
望月凛子、垂水涼香、どちらも好きになれなかったのが残念というか、お話的にもったいないなーと思いました。