男女は格位において差があるが、愛においては両者は平等であると教える。しかし実際の家庭生活において、権利は男だけに与えられており、女には従順と義務だけが要求されていることが多かった。
愛が冷え、夫婦関係が破綻しても、子供のために家庭の枠組みだけは守るという儒教型家庭は、欧米の夫婦中心の家庭(夫婦の愛が冷めると、子供におかまいなくさっさと離婚する)に比べると利点をもっていた。何故なら夫婦の仲が悪くても離婚しないほうが子供にとってはよいからである。儒教型の子供中心の家庭生活を守ってきたのはもっぱら女性だった。儒教型の伝統的家庭では、女性は妻として夫に、母として子供に仕えてきた。しかしその女性達が一方的な忍耐と奉仕を拒絶するようになり、儒教の結婚と家庭の伝統は崩れつつある。
すべての人に思いやり、慈しみ“仁”儒教の教え
仲人岩本ホームページ