春になり、どうやら、アーニー・ヘンリー(as)毒に侵されてしまったようだ。
特に、大人しいピアノアルバムなど聴いた日には、直ぐに発症してしまう。
兎に角、ヘンリーのアルトが聴きたくて仕方がなく、それも出来る限り音量を上げ、艶やかなアルトが部屋に充満しないと満足出来ない。
何時になったら治癒するのか解らないが、涼しい今のうちだけだと思っている。
本盤はケニー・ドーハム(tp)名義のアルバムだが、ヘンリー聴きたさに手に取るアルバム。
線の細いドーハムに比べ、ヘンリーの型破れの豪快さが際立ち、更に音が大きく鳴りが良いので、ヘンリー好きに堪らない。
しかし、ドーハムが悪い訳ではなくてバラード曲B2<I'll be seeing you >でのドーハムのソロは秀逸。
A3<Soon>、A4<Is it true what they say about dixie?>、B2曲目、が特にお気に入り。
ヘンリーが自動車事故で亡くなるまで、リバーサイドに3枚のリーダーアルバムとサイドメンで参加した3枚があるが、本盤と以前紹介した2枚除けば、以下示す3枚。
どれをとっても文句ナシ。