英国のトランペッター ジミー・デューカーの1953年録音盤(10inch盤)。
最近、澤野工房さんでTempo盤<Pal Jimmy>が再発されたが、私がジミー・デューカーのアルバムの中で最もお気に入りなのが本盤。
デューカーのトランペットはこの楽器の持つ刺々しさが無く、ふくよかで優しい音なのが魅力的。太陽が沈みかけた夕暮れに流れてくれば、もう涙が落ちそうになる事必死です。
CDでも発売されていますが(Tempo 10inch盤との2 in 1)、是非レコードで再発して欲しいアルバムです。米盤以外は聴かんぞ、と言う人にもお薦めです。
A2<Stomry weather>、ドン・レンデル(ts)、ジミー・デューカー(tp)、ディル・ジョーンズ(p)、皆秀逸なソロをとり、本盤1番の出来。B1<Time Was>、B3<Someone to Watch over Me>、枯れた味わいのあるデューカーのトランペットに目を細めてしまいます。
なお、私の所有盤はノイズが多いので、再発盤が出た暁には間違いなく買い直します。
尚、本盤は10inch盤にしては音は良いほうです。