【ISOWA PRESS】

ISOWA発、お客様、業界関係者様にお送りさせていただくメールニュースです。
お仕事の合間にお気軽にお読み下さいませ。

第62号:ISO-BARの特徴及び導入メリット~段ボールセミナー’09にて紹介~

2009年07月20日 | Weblog

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       ISOWA Mail News  【ISOWA PRESS】

            2009/7/20 第62号
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  この【ISOWA PRESS】は、日頃からお世話になっている
  お客様、業界関係者様にお送りさせて頂くメールニュースです。
  弊社及び業界にまつわる様々な情報を掲載していきますので
  お仕事の合間にでもお気軽にお読み頂ければ幸いです。


 ■CONTENTS■
 ─┬─────────────────────────────────
 1├ ISO-BARの特徴及び導入メリット
  |            ~段ボールセミナー’09にて紹介~
 2├ 風土改革・カイゼン活動の歴史
  |               プロローグ Vol.1
 3├ 編集後記
  |                   ※等幅フォントでご覧ください
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  皆さまこんにちは☆
 暑さに負けず元気にお過ごしでしょうか??

 気が付けば7月も後半に突入しましたね~(≧血≦;)
 弊社の社員が育てている「朝顔」や「野菜の苗」も
 工場内で綺麗な花を咲かせて「夏」を感じさせてくれます♪♪

 私ごとですが、去年買った水着を1度も着ることなく
 (購入時期が遅かった事もあり、着るタイミングを逃しました↓↓涙)
 今年の夏が来てしまったので、今年はその水着で必ずプールか海に出掛るぞ!
 という目標を立て、実行に移そうと思っていますヽ(,,・∀・,,)/

 さて、今回の【ISOWA PRESS】62号では、
 <ISO-BARグルーマシン>についてお話させて頂きます☆

 また今回より会社を働きやすい環境にしたい!!という強く熱い想いを持ち、
 社内で何年も前から自主的に活動している取組みをご紹介します。

 お付き合いの程よろしくお願いします(*^ー^)/


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 1┃ ISO-BARの特徴及び導入メリット
  ┃            ~段ボールセミナー’09にて紹介~
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 先日7月10日に、愛知県豊橋市で段ボールセミナー’09が開催されました。
 ここで、ISOWAはISO-BARグルーマシンについて、技術発表を
 しました。
 当日発表を聞いて頂けた皆様、ご清聴誠にありがとうございました。


  ISO-BARグルーマシンの概要等詳細は下記をご参照ください。
  ┌---------------------------------------------------------┐
   http://www.isowa.co.jp/products/seidan/iso-bar/index.html 
  └---------------------------------------------------------┘


 今回の【ISOWA PRESS】は、7月30日、31日に行われる
 弊社のオープンハウスで、ついに実機日本初披露となる
 ISO-BARグルーマシン(以下IB01)について
 前々号の60号よりもう少し詳しくご紹介させて頂ます。


 【IB01機械特徴】

  これまでのグルーマシンは糊ロールとドクターロール間のスキマ制御による
  糊塗布量のコントロールを行っており、機構上ロールの振れやベアリングの
  ガタ等により安定した薄い膜厚を形成するには限界がありました。

  これを無理して隙間を絞り切ろうとすると、ロール同士が接触して
  ロール表面が損傷してしまうという最悪のケースもありました。

  IB01は表面がゴム製の糊ロールにメーターリングロッドを接触させる
  事で、均一な薄膜糊を形成し、コンタクトロールにて最適な圧力で
  片段段頂を糊ロールに触れさせるので安定した薄膜の糊塗布が実現出来ます。

  段頂の糊量は片段スピードに対する糊ロールの周速を変更することにより
  制御します。

  さらにウォーターデッキの使用により、どんな貼合速度でも、
  またどんな紙構成でも少ない糊量で、しかも低温で、紙を痛めることなく、
  品質のよい貼合が実現出来ます。


 【IB01の気になること】

 Q.北米で36台、欧州で30台、全世界で85台の実績を持つ
   IB01ですが、海外と日本では原紙、受注生産体系、工場内環境、
   品質面に違いがあります。日本では大丈夫ですか??

 A.導入実績のある北米、欧州に関しては、糊で20%前後、エネルギーで
   20%前後削減出来てます。欧州と日本国内を比較した場合、原紙の差異は
   ありますが、まず機械機能面で原紙坪量のパラメーター設定をして坪量に
   合わせた運転ができます。

   また、原紙に水を塗布するウォーターデッキを標準搭載し、
   更に低温運転が可能な様に蒸気システムの変更をすることによって、
   日本の原紙にあわせた温度、水分設定にて運転します。
   ですから、そのように心配される問題ではないと考えております。


 Q.IB01は輸入機械ですが、メンテナンス対応は大丈夫ですか??

 A.メンテナンスに関してはもちろん、ISOWAサービスマンが
   責任を持って対処します。
   またISOWAでコーラー社より推奨された予備品1式を
   保有しています。


 【IB01によるこれからのコルゲータ像】

 IB01により糊量、エネルギーそれぞれ20%削減をまず実証します。

 クールコルゲーティング化は長年の段ボール業界の夢であり、
 IB01導入でその課題が少しずつ実現して行きます。

 まずはダブルフェーサ側のクールコルゲーティング化。
 それからシングルフェーサ側を推し進め、最終的にはコルゲータ全体の
 クール化を完成させます。

 ・糊、エネルギーの削減はCO2削減に直結します。
 ・IB01は今の時代にマッチしたエコマシンです。


 ここで説明するより、百聞は一見にしかず。
 是非弊社オープンハウスにご来場頂き、実機をご覧下さい。

 同時に、ISOWA最新鋭の印刷機、シングルフェーサも展示します。
 社員一同皆様のご参加を心よりお待ちしております。


  ☆弊社オープンハウスのご案内と参加お申込フォーム
  (FAX、インターネットでお申込可能です)


・ご案内のホームページです。
 ┌-----------------------------------------------------┐
  http://www.isowa.co.jp/news/09073031open_h/open_h.pdf
 └-----------------------------------------------------┘
・お申込はこちらからお願いします。
 ┌------------------------------------------------------------------┐
  https://secure01.hs.kddi.ne.jp/isowa.co.jp/contact/open_index.html
 └------------------------------------------------------------------┘
  ※ 締め切り期限が過ぎていますので、参加をご希望される方はお早めに
      お申込み下さい。または担当営業・営業本部までご連絡願います。

 

 ━風土改革・カイゼン活動の歴史━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 現在、弊社では風土改革やカイゼン活動など様々な取組みが行われています。
 この取組みは社員には勿論、来社される皆様にも非常に高く評価されています。
 今回より11話に渡りその取組みの基礎を築いた自主的な活動について
 お伝えします。

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 2┃ プロローグ                      Vol.1  
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 今から8年ほど前、社長の磯輪が1人の中堅社員に声をかけたことから
 始まりました。この声かけにより不平不満をぶつけ合う場、文句を言う会が
 社員数名で定時後に開催されました。この定時後のミーティングを
 繰り返すうちに「定時後ミーティング」と呼ばれるようになり、ここでの
 不平不満が
 「どうすれば会社がよくなるのか、自分たちはどう動くべきか」から
 「どうすれば仕事に誇りが持てるようになるのか、給料があがるのか」と
 変わっていきました。
 
 いろいろな案に対し、仮説・検証を繰り返しながら新しい仕事の仕組みを
 構築していく取り組みが始まり、この会の名前も「リノベーション」と
 進化しました。この活動に参加・支援するメンバーも徐々に増え、ついに
 会社の正式な業務活動として「社楽」が誕生しました。

 次号より紆余曲折から始まったこの「文句を言う会」が発展し
 弊社カイゼン活動の基礎を築くことになった「社楽」の誕生の秘話を
 連載します。どうぞお楽しみに


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 3┃編集後記
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 【ISOWA PRESS】62号はいかがでしたか?!

 お客様から挙げられそうなIB01の疑問点をピックアップして
 ご紹介させて頂きました。少しでも、皆さまお役に立てれば幸いです☆

 7月30、31日に弊社で開催されるオープンハウスに足を運んで下さる
 お客様は道中お気を付けてお越しくださいm(_ _)m

 皆様のご来社を全社員、心よりお待ちしておりますので
 よろしくお願いいたします\(^▽^)/

 ジメジメ蒸し暑い日が続きますが、夏バテや寝冷え、冷房の設定温度を低くし
 過ぎて体調を壊さないように体調管理にお気を付け下さい(o^-^)b


         ◇        ◇        ◇


 【ISOWA PRESS】では随時お客様からの
 「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」という
 ご要望を記事にしていきたいと思います。

 ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。

 次号は8月5日(水)の予定となっております。
 どうぞお楽しみに!


 

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C) 2009 ISOWA Corporation■


第61号:「ISOWAの進化」~ 部署紹介 in English ~

2009年07月03日 | Weblog

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       ISOWA Mail News  【ISOWA PRESS】

            2009/7/3 第61号
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  この【ISOWA PRESS】は、日頃からお世話になっている
  お客様、業界関係者様にお送りさせて頂くメールニュースです。
  弊社及び業界にまつわる様々な情報を掲載していきますので
  お仕事の合間にでもお気軽にお読み頂ければ幸いです。


 ■CONTENTS■
 ─┬─────────────────────────────────
 1├ 「ISOWAの進化」~ 部署紹介 in English ~
 2├ もし社員が裁判員に選ばれたら?
  |   ->「迷惑だ!」・・・なんて思っていませんか?
 3├ 編集後記
  |                   ※等幅フォントでご覧ください
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 みなさまこんにちは(^0^) いかがお過ごしですか??

 蒸し暑い日が続き、事務所内では冷房がかかるようになりました!
 冷房の効いた事務所内はとても快適ですが、私の仕事は大半が
 デスクワークの為、体を冷やさないように真夏でも暖かい飲み物を
 飲むようにしています* ̄0 ̄)ノ

 私は昔から紅茶ばかり飲んでいたのですが、社内に“喫茶リフレール”が
 オープンしてからは、コーヒーもよく飲むようになりました☆

 喫茶リフレールと聞くと喫茶店?と思われる方が多いかと思いますが、
 弊社には“リフレッシュルーム”という休憩&談話室があり、そこで
 1杯10円でコーヒーが飲めるサービスが始まったんです(*^□^*)

 インスタントコーヒーではなく、愛知県の大須にある老舗
 “松屋コーヒー”さんとISOWA社員で構成された
 MANZOKU調査隊のコラボレーションで完成した
 ISOWAオリジナルブレンドコーヒーなんですよ( ̄▽ ̄)V

 最近ではコーヒーだけでなく紅茶のサービスも始まったので、
 今ではたくさんの社員の交流の場になっていますo(≧∇≦o)


◎--お知らせです

 ISOWAが東海ラジオ(AM1332kHz)で紹介されます。

  ○ 日 時:7月4日(土)
  ○ 番 組:『天野良春”リアル”』午前6:30~午前9:00
  ○ コーナー :「B・サイト」    午前7:30頃~
       http://tokairadio.co.jp/blog/haru/index.php?ID=9

   ※東海地区のみの放送となります。

 どのように紹介されるかISOWA社員も放送を楽しみにしています。
 土曜日の早朝になりますが、ご都合がよろしければぜひ視聴して下さい。
                     ----------------------------◎


 さて、今回の【ISOWA PRESS】61号では、英語での部署紹介に
 ついてのお話です☆ お付き合いの程よろしくお願いします(*^ー^)/


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 1┃ 「ISOWAの進化」~ 部署紹介 in English ~
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 昨年まで弊社ではお客様が来社された時、担当営業が先導役で社内を案内して
 いました。しかし今年からISOWAはこの分野でも進化したのです。

 自分の部署のことを自分の言葉でお客様へ紹介することにしました。
 説明する人は固定しません。順番で全員に回ってくるのです。

 もちろんお客様を案内するのは工場だけではなく、事務所も案内する
 場合もあります。人事や経理など普段お客様と顔を合わせる機会のない
 部署も対象です。

 持ち時間は2-3分。原稿を手にして読むのは厳禁です。
 そのため、原稿を作った後はリハーサルを繰り返し、時間を計り、
 時には原稿を練り直したりします。短い紹介時間ながら準備は大変です。

 初トライから半年が過ぎ、多い部署では20回を数えるまでになりました。
 回を重ねると、お客様に分かりやすく説明しようと色々なアイデアが
 でてきます。説明用に展示する資料も写真やイラストを多用して
 カラフルになったり、小道具も用意するようになりました。

 特に自作のミニチュア機械の説明を初めて見た時は、その精巧さに
 我々社員からも歓声が上がるほどでした。

 さらに今年3月に日経ビジネスで紹介されてからは、
 段ボール以外の業界からも見学の依頼が入るようになりました。


 ○日経ビジネスでの紹介ページ
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090401/190734/?bv


 そして、総勢約20名の“海外”の方の工場見学の依頼が届きました。
 そこで
   「部署紹介を全部英語でやるぞ!」  と弊社社長が言うのです。

 「えーっ、通訳の方が同行するのに何で?」というのが本音だったでしょう。
 しかしISOWA社員は強かった。
 「よっしゃぁチャレンジしたろうじゃないか」となったのです。

 でもさすがに原稿の段階から英語で作るのは難しいので、
 日本語の紹介文を作り貿易部門に、できるだけ口語に近い形で
 英語に訳してもらうことになりました。

 本番に備え、個別に秘密特訓もあったようです。今回救われたのは、
 英語の原稿を手にしてもOKとなったことです。


 リハーサルおよび本番当日の様子は下記URLをご覧下さい。

 ○リハーサルの様子
  http://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/bd6140cb8e56dcc45a71e02893793471

 ○本番当日の様子
  http://blog.goo.ne.jp/h_isowa/e/b2ee160df1e52bf90234f8c8db4accb7


 しかし、その中でも注目したいのは今回の唯一の女性となった
 技術グループのNさんです。女性が部署紹介をすることは今まででも
 ありましたが、初の英語での挑戦の時に、当番になった彼女はなんて
 幸運なのでしょう。その彼女の感想です。

 「今回のお客様の来社目的が技術的なことより社風について知りたい
  とのだったので、私が選ばれました。

  「部署紹介お願いね」と連絡がきたときは、まだ入社2年目の私が
  どんなことを話していいのかもよく分からない上に苦手な英語で
  話すなんて、自分にできるのかと不安になりました。

  でも上司のみなさんがサポートをしてくれたり、貿易部門の方が
  英訳や英語の発音がおかしくないかのチェックをしてくれたりと、
  いろいろサポートしてもらったので、とても心強かったです。

  また、たくさんの方に声をかけていただき、いろいろな方に支えられ、
  協力し合うISOWAの社風の良さを肌で感じることができました。
  とても良い経験になったと思っています。
  協力してくださった皆様、ありがとうございました。」

 今回の部署紹介でもISOWAの「協力する」が十分発揮されました。
 海外からのお客様への部署紹介はこれからも英語で行っていきます。
 ISOWAの部署紹介も英語力も少しずつかも知れませんが、
 着実に進化していきます。


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 2┃もし社員が裁判員に選ばれたら?
  ┃   ->「迷惑だ!」・・・なんて思っていませんか?
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 このコーナーは弊社の監査役である日本経営教育研究所の石原明氏が
 お届けします。
 石原氏のプロフィールについては下記URLをご参照下さい。
 〔http://www.nihonkeiei-lab.jp/company/profile.htm
 おすすめ本の紹介を始め、面白い企業や商品、世の中の現象やトレンドなどの
 コメントを、経営コンサルタントならではの独自の切り口でお届けします。

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 5月21日からついに裁判員制度がスタートし、6月18日は全国2例目の
 裁判員裁判の公判が開かれましたね。

 この話題については、以前から私の顧問先の社長さんからも聞かれたり
 しますので、今回は少しまじめにお答えしてみたいと思います (*^_^*)


 ● もし社員が裁判員に選ばれたら? ・・・経営者としてどう考えるか?


 今回の裁判員制度の是非については、どちらかというとネガティブな論調が
 目立つように感じますが、

 もし自社の社員が、自分の部下が、さらに自分自身が(!)
 裁判員に選ばれたらどうするか?

 またそのことについて、経営者として、管理職としてどう考えたらいいか?

 ・・・ということについて、私の考えをお伝えします。


 とにかく私が声を大にしていいたいのは、

  もし自社の社員が裁判員に選ばれたとしたら、
  それはものすごくラッキーなことだ!

 って思っていただきたいということです。
 (あんまりこういうことをいう経営コンサルタントも少ないと思いますが)


 それはどうしてかというと、

  これほどその社員の方が、一社会人として、また1人の人間として、
  大きく成長できるきっかけになるできごともめずらしい!

 と思うからです。

 これはヘタな研修に何度も行かせるより(笑)、
 よっぽどその人にとって意味のある経験になるはずです。


 ● 人が成長するために、絶対に必要なこと


 いつもお話していますが、
 企業があるレベルを超えて発展するかどうかは、

 その企業がどれだけ「組織化」できるか、

 つまり

  経営者が組織を思い通りに運営していくために、
  どれだけ部門を任せられる幹部が育ち、部下を育成していけるか?

 で決まります。


 企業の発展は人の成長次第、ということですが、
 幹部でも一般の社員でも、その人が自分の立っている場所で
 成長してくれるためには、絶対に必要なことがあるんです。


 それが「自分の立場を自覚し、責任感を持つ」ということなんです。


 なので、もし社員が裁判員に選ばれることがあって、
 「自分自身に関わる現実の問題」としてその立場や責任について深く考え、
 答えを出すという経験を持てたとすれば、

  その後も、その人自身が自覚と責任感を持って、
  何かに主体的に関わって行ける人間に成長するきっかけ

 として、とても意味が大きいと思います。


 ● 今回の裁判員制度は最後のチャンスかもしれない


 裁判員に選ばれることがどういうことかというと、

 日本に暮らす一国民として、
 国の三権の1つである「司法」に自分自身が直接、
 かなり大きな責任を負う形で参加する

 ということだと思います。


 選ばれて参加するからには、自分の立場や責任に対して
 しっかりとした考え方やスタンスを決めるべきだと思いますが、
 実は国際的に見ても、今の日本ほど国のあり方や社会のしくみ、
 またその運営などに対する国民の関心が薄い国も珍しいんです(ーー;)

 その原因として、例えば日本の民主主義は
 欧米のように「市民が戦って勝ち取った民主主義」ではなく、
 (少なくともスタートとしては)「敗戦後に与えられた民主主義」
 であることなども大きく影響していると思いますが、

 とにかく

 「より良い国や社会の運営に国民が主体的に関わる場」

 というものが、たまに選挙で投票すること以外に、
 現実的にほとんどなかったのが戦後の日本なんです。


 そういった意味で、私は今回の裁判員制度を
 とても肯定的に受け止めているんです。


 ● 裁判員に選ばれなくても話し合ってみてほしいこと


 もっと言えば、私は今回の裁判員制度の議論は、
 「どうしたらこの国を、社会をより良くしていけるか?」ということを、
 私たち1人1人が、自分自身に関わる問題として捉え直すための
 最後のチャンスかもしれない、とすら思っています。


 そう考えると、みなさんや身近な人が、裁判員に選ばれても選ばれなくても、
 ぜひ1度この問題について話し合う機会を持ってみていただけると、
 とっても良いと思います (*^_^*)

 社員の意外な側面が見えてお互いの理解が深まったり、
 責任感とか他人を思う気持ち(「仕事は親切」ですので)とかについて、
 みんなで考え直したりする、すごくいいきっかけになると思いますよ (*^^)v


 ● 背景を分かっておくことが議論する前提


 ただ、議論するにしてもその前提になる知識がないままでやってしまうと、
 主観的なやりとりだけで終わってしまいがちです。

 なので、最低限のベースをあわせる意味で、ある物事の背景やそれに至った
 流れなどについての知識を共有しておくといいですね。

 裁判員制度の話で言えば、日本の司法制度にまつわる歴史的な背景や、
 今回の司法制度改革が何を目指して行われ、どんな議論がされたのか、
 といったことについて分かっておく必要があると思います。

 (というより、ベースになる知識がなければ、裁判員制度を理解したり、
 そこに一社会人としてどう関わるか、といったことに対する答えを
 持つことがそもそもできないと思います)


 今回、こういった知識を1人でも多くの方に知っていただきたいと考えて、
 子会社のCKパブリッシングから『日本人の心得』というタイトルで
 本を出版しました。

 著者は弁護士の岩井重一先生で、日弁連の元副会長、日本司法支援センター
 (愛称『法テラス』)の設立などで中心的な役割を担った方です。

 今回の裁判員制度が施行されるに至った経緯や背景をとっても分かり易く
 噛み砕いて書いてくださっていて、一気に読み切れてしまう本ですので、
 この機会にぜひ読んでみてください。


  ▼▽ 『日本人の心得 裁判員になったら読む本』
  http://ur.ly/v5M

  -> なかなか報道されない意外な事実や背景も語られているので、
   読まれて驚く方も多いみたいですよ。


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 3┃編集後記
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 【ISOWA PRESS】61号はいかがでしたか?!
 英語での紹介により、歓迎の気持ちが更に伝わったのではないかと思います!

 私も部署紹介を経験したことがあるのですが、ガチガチに緊張している私を
 皆が温かく支えてくれ、本当に嬉しかったです☆
“協力する”大切なことですね♪♪


 梅雨に入り、雨が降ったり止んだりするようになりました(>.<)
 みなさま傘などの忘れ物に気をつけて下さいね☆


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 「ISOWAのホームページでは、新しいサービス情報や弊社の受賞情報、
  メディアに取り上げられた情報等、最新のトピックスを紹介しています。
  せっかくの情報ですので、今後は更新の都度、【ISOWA PRESS】
  の読者のみなさんにはメールにてその概要をご案内します。
  ぜひぜひISOWAのホームページもご覧下さい。」

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 【ISOWA PRESS】では随時お客様からの
 「業界のこんな事に興味がある、こんな事を知りたい」という
 ご要望を記事にしていきたいと思います。

 ご興味・ご関心のある事柄がございましたら是非お知らせ下さい。

 次号は7月20日(月)の予定となっております。
 どうぞお楽しみに!


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C) 2009 ISOWA Corporation■