インターナショナルなお客様たち

『日経ビジネス』３月３０日号で紹介された後、いろんなところから声が
掛かりました。

その中のひとつが、財団法人海外技術者研修協会（略称"AOTS"）です。

発展途上国の管理・監督者を対象とした『人と組織の問題解決研修コース』を
受講するために来日しているメンバーが、日経ビジネスの記事を読んで、
「ぜひ見学したい」と依頼があったのです。

このコースに参加しているみなさんは、

　・改革に向けて組織内コミュニケーションを活性化する技術や能力の向上
　・チームが期待される成果を上げるために、メンバーのとるべき行動を理解
　　させ、リーダーとしての的確な指示を与える技術や能力の向上
　・チームとして成果を上げるために、自分がどう行動すればよいかへの理解の
　　増進
　・チームメンバーとの対立を解消する技術や能力の向上
　・自分の行動を変えることにより、部下のモチベーションを高める技術
　　能力の向上

を目指し、日本的経営スタイルをお手本に勉強しようと、世界各国から来日
しているそうです。

でもこれって、今の日本の企業が悩んでいることとまったく同じですよね。
わが社でも日々戦っているテーマです。


さて今日のプログラムは、まず管理のＮ君の会社説明からスタートしました。

　　　　　　　　

驚いたことに、Ｎ君まで英語で説明し始めました。最も英語から遠いと思って
いたＮ君。今日のＭＶＰでした。

その後、工場、事務所見学へ。

　　　　　　　　

昨日写真を撮り忘れた技術のＮさんです。

　　　　　　　　

お客様から、

　「入社２年目でここまで責任を持ってやっているとはすばらしい」

とお褒めの言葉を頂いていました。

　　　　　　　　

わが社のリフレッシュ・ルームも紹介。これ「やらせ」です。というより本人
たちは喜んでやってます。一番奥には、マッサージチェアを使っているＨ君まで
います。「やらせ」もここまでやると、本当に見上げたものです。こういう
姿にこそ、ＩＳＯＷＡの社風がよ～く現れていると思います。

それぞれの部署で次第に質問が増えてきて、１時間の予定だった見学が１時間半
に延びました。

見学が終わって、再び会議室へ戻り、今度は社楽のＭ君の現場改善の
プレゼンです。



とても上手に英文のスライドを作りこんでいたので、これだけで終わらせるのは
もったいないと、近日中に英語版のＨＰに掲載します。

その後に、私がＩＳＯＷＡの風土改革について話す予定でしたが、すでに予定を
１時間オーバーしているので、

　「こんなに上手く社員が活性化しているのには、きっと何か秘密があるはず
　　です。ぜひ社長にその秘密を教えて頂きたいのです」

という質問が私にあったので、それに答える形で私の説明は、ほんのちょっ
ぴりで終了させました。ウ～ン、残念。

　　　　　　　　

最後に参加者を代表してスリランカのSajithさんがお礼の挨拶をしてくれました。その中で、

　「ＩＳＯＷＡの社員は家族のようなもの。
　　こういう関係を作り上げたのはすばらしい」

と "Family" という言葉で我々のことを何度も言ってくれたことがとっても
うれしかったです。

帰りのバスの中から、みんないつまでも手を振って、サヨナラのあいさつを
してくれました。それを手を振って見送る我々。まるで旅館の朝のお客様
お見送りシーンのようでした。


今回のインターナショナルなお客様たちをお迎えしたことで、社員のみんなも
大きくインターナショナルに成長したと感じられ、とてもいいチャンスを与えて
もらえたと、私が感謝したいくらいです。

ＡＯＴＳのみなさん、本当にありがとう。

この先も、しっかり日本で研修して、成果をたくさん持って、帰国して下さいね。